横浜DeNAベイスターズ
1位 松尾汐恩(まつお しおん) 捕手 大阪桐蔭高校 18歳 178㎝76㎏ 右投右打
【評】高校通算38発、野球センスの高さなどスケール感の大きさを評価される高校№1捕手。
元々はショートだった事もあり、フットワークの良さや送球の正確性は抜群。今年は春選抜優勝、夏甲子園ベスト8にチームを導いた。またU18W杯では大会ベストナインにも選出されるなど、捕手として高い素質を示した。
身体能力も高く、捕手でありながら5ツールプレイヤーを目指すことも十分考えられる可能性を秘めた逸材だ。
2位 吉野光樹(よしの てるき) 投手 トヨタ自動車 24歳 176㎝78㎏ 右投右打
【評】最速150キロのストレートとフォーク、スライダーを武器とする先発タイプの右腕。
高校、大学では怪我で苦しんだが、トヨタ自動車では入社1年目から公式戦に出場し、2年目から主戦を任された。都市対抗ではかずさマジック戦で足の痙攣で途中降板となったが、4回無安打無失点と好投した。
同チームアドバイザーの吉見一起氏からフォークなどの指導を受け、更にレベルが上がった即戦力候補だ。
3位 林琢真(はやし たくま) 内野手 駒澤大学 22歳 174㎝74㎏ 右投左打
【評】50m6.0秒の俊足と遠投110mの強肩を併せ持つ二塁手。
駒澤大学では1年春からスタメンを勝ち取り、3年秋にはリーグ最多タイの7盗塁をマーク。4年春は打率.292/1HR/6打点/5盗塁を記録。また大学日本代表にも選出され、7試合で打率.368/3盗塁と活躍を見せた。
走攻守が揃い、バランスが取れている印象で、チームに欠けている粘り強い打撃もプラスになりそうだ。
4位 森下瑠大(もりした りゅうだい) 投手 京都国際高校 18歳 179㎝76㎏ 左投左打
【評】最速145キロのストレートとスライダー、カーブ、フォークなどを操るサウスポー。
両サイドや奥行きなども活用し、クロスファイアーを武器に多彩な球種を操る器用さを誇る。2年春から甲子園で好投し、注目された。しかし3年ではコロナや体調不良などで万全な投球は出来なかったが、その中でもセンスの良さを評価された。
打者としても非凡な才能を有しており、投打ともに可能性を持った選手だ。
5位 橋本達弥(はしもと たつや) 投手 慶應義塾大学 22歳 181㎝86㎏ 右投右打
【評】最速152キロを計測するストレートと落差の大きなフォークを武器とする慶應大のクローザー。
3年春の大学選手権では3試合すべて抑えとして登板し、4.2回7奪三振で胴上げ投手に。4年春に規定回を投げて、防御率1.53で最優秀防御率を獲得し、大学日本代表にも選出され、国際大会やU23選抜戦でも好投した。
兵庫屈指の進学校長田高校出身初のプロ選手となり、1年目から中継ぎの一角を担う可能性を秘める右腕。
育成1位 上甲凌大(じょうこう りょうた) 捕手 愛媛マンダリンパイレーツ 22歳 184㎝90㎏ 右投左打
【評】強肩強打の捕手として入団1年目から主軸を任される大型キャッチャー。
高校卒業後、伯和ビクトリーズに入団。昨年はバセドー病で一時野球を離れたが、昨年11月の都市対抗で2打席連続本塁打を放ち、注目を集めた。より野球に専念できる環境を目指して、今年から愛媛に入団し、1年目から主軸を任されている。
愛媛MPからは11年ぶりのドラフト指名選手となり、勝負強い打撃で早期の支配下登録を目指す。
育成2位 鈴木蓮(すずき れん) 内野手 滋賀学園高校 18歳 183㎝83㎏ 右投右打
【評】身体能力が高く、力強いスイングで長打が期待できる大型ショート。
滋賀学園では1年秋から一塁のレギュラーを掴み、三塁手を経て、3年春からはショートに挑戦。高校通算29発を放ったパワーに加えて、早いカウントから積極的にスイングを仕掛けながら合わせる事ができる点を評価されている。
ポテンシャルの高さが大きな魅力で、将来の主軸候補に名を連ねる可能性も。
育成3位 今野瑠斗(こんの りゅうと) 投手 東京都市大学塩尻高校 18歳 184㎝85㎏ 右投右打
【評】力感のないフォームから最速143キロのストレートとスライダー、チェンジアップを操る本格派右腕。
東京都市大塩尻では1年秋からエース格として活躍し、3年夏の県大会ではチームを11年ぶりの県大会決勝に導いた。決勝では敗れたものの、4回2失点と力投した。
投球センスやピンチでも動じない振る舞いが評価されており、しっかりと育てていきたい素材型。
育成4位 渡辺明貴(わたなべ あき) 投手 茨城アストロプラネッツ 22歳 188㎝105㎏ 右投右打
【評】最速152キロを計測するストレートとフォーク、スライダーを操る長身右腕。
高校野球を経験せず、クラブチーム・BCリーグ・韓国独立リーグでもプレーした異色の経歴を持つ右腕。球威あるストレートは150キロを連発し、スライダーやフォークで仕留める投球スタイル。
制球に課題を残すが、ポテンシャルの高さが磨かれれば屈指のリリーバーになりそうだ。
育成5位 草野陽斗(くさの はると) 投手 東日本国際大学附属昌平高校 18歳 175㎝82㎏ 右投右打
【評】最速151キロを計測するストレートと縦のスライダーを操る速球派右腕。
1年秋公式戦からベンチ入りを果たし、走り込みなどのトレーニングを行った事で下半身が強化され、入学時130キロ台だった球速は最速151キロを計測するまでに成長。3年夏県大会4回戦では9回15奪三振を記録している。
総合力は高く、潜在能力は本指名を受ける投手と変わらないとも評価されるだけに、大きく成長したい。