地主からの伐採依頼
~疎外感や孤独を感じている人たちへ~
パソコン教室を営んでいる
和田基博と申します
一昨年の春の大祭後の氏子総会で、隣接する田畑の持ち主から気が覆い茂り
農作業が出来ないので伐採してくれと議案が出ていました。
あれから2年近く経ちましたが、何回か総代と一緒に伸びた大木の傍まで行って確かめてみましたが、
横に伸びた枝さえも太さ80センチくらいはあり、それが4~5カ所あって
素人が切るには無理なようで、専門の業者に頼むように
総代に頼んでいたのでした。
ようやく総代が重い腰を上げ、業者に見積もりを出して、各氏子役員に連絡して
了解を取り付けていたようでした。
月末も近いので翌月の榊、盛塩、お水を換えに村社に来て境内神社から取り換えていた時、
総代からスマホに連絡が入りました。
今から木を伐採するので時間があるなら来て欲しいということで、今村社に居ることを伝え、
境内神社のお供えのキリが付いたところで外側の道へ行ってみますと電話を切りました。
祇園社、甲子神社、天満社、猿田彦大神、大行事社と榊を供えたところで、豊前坊の豊国社、愛獄社の榊を
境内敷地に植えてあるマサカキを採取してリュックに詰め込み、伐採の様子を見に行った後で替えに行こうといこうと
村社を出て道へ行ってみました。
道には軽トラック3台と田んぼには重機が入っていて数人の業者が来ていました。
「お疲れ様です」と総代に挨拶し、下見の時に確認した木を重機のアームのハサミで支え、ロープで登った人が
ここら辺?と枝を確認しチェーンソーで次々と切っていくのを見ていました。
枝と云ってもその太さはメーターを超えているものもあり、とても素人では切れるものではありません。
枝葉が覆いかぶさっていた田んぼが明るくなり、総代が「これで良いかな?」と尋ねるので、
「大事なのは所有者で、持ち主に確認してもらった方が良いのでは?、○○さんは家にいるだろうけど、
△△さんは出かけているかもしれないが、連絡だけしておいた方が良いですよ」とアドバイスしました。
すると総代は△さんに連絡を入れ、「来れないから任せる」という了解を取り付けました。
〇〇さんはと言うと、既に100メートルほど離れた場所に来られていることに気づきました。
その方のところへ行って、「どうですか?」と尋ねると、境界には水を流す側溝が入っていて
その斜面に生えている雑草や竹藪を何とかしてほしいと話されましたが、今回は覆いかぶさっている大木を伐採する
専門業者なので、それはまたの機会にということを話してみました。
毎月、上の区と下の区の氏子で、月交代で村社の大掃除をやっているので、チェーンソーや刈払機を持っている人たち
数人に頼んでみることを話して、「これくらいの範囲であればそんなに時間もかからずに終わりますよ」と云うと、
安心されたようでした。
総代のところへ戻ってみると「神様はどう思うかな?」というのです。
「喜んでますよ!」と言うと、泣きそうな顔になり、「悲しい」と言うのです。
「何かありましたか?」と静かに尋ねると、「息子が…」、
「息子さんに何か…」と尋ねると、「親なら息子には幸せになってほしいと思うんだが…」で言葉が詰まってしまい、
それ以上聞くのもと思ったので、
「どんな状況でも親としてやってあげられることは限られていて、
幸せになる、するのは本人で、息子さんを信じて見守るしかないようです」と話してみました。
一昨年奥様を亡くされ、それから総代の役を引き受けられたのですが、
このように息子さんに何があったのかはわかりませんが
時々人に話せないことを、話してくれます。
「神様はどう思っているかな?」と再び問われ
神々が笑顔になられているのは間違いないようです
と笑って話しました。
尋ねられれば、感じた気持ちを伝えてみるのです。
お昼時になり業者もお昼に出かけたので村社へ戻り、豊前坊へ行って
榊と水、盛塩を供え、祝詞を奏上してお参りしました。
村社奥の宮森の豊前坊から村社、そして地域にという意識を広げ、
法螺貝を吹き鳴らしました。
少しでも、何か参考になったとか
興味があるとか気が落ち着いたと
思って下さると幸いです。
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