何か音の乗らない感じがする
~疎外感や孤独を感じている人たちへ~
パソコン教室を営んでいる
和田基博と申します
年末に神床、三宝荒神、玄関、太鼓のしめ縄を外して、外したしめ縄は古札と一緒に
村社のお炊き上げに持っていきましたが、まだ喪中なので新年用に綯っていた注連縄を
神床、三宝荒神の神棚のみ取り付けていました。
朝晩のお参りでは、その時、その都度で太鼓を叩いたり、叩かなかったりしていますが、
叩いている時でも何か物足りなさを感じる時があるのを感じていました。
朝のお参りを終え、太鼓に注連縄をつけてみようと、ふと思いつき、
まず半紙を取り出してきて紙垂をつくりました。
下の倉庫から、余った最後の藁と縄綯いの道具を教室部屋に持っていき、
ビニールシートを敷いて靴下を脱いで座り込み、注連縄を綯い始めました。
もう随分と慣れたもので、藁8本分くらいの太さで良いかと、麻ひもなどは使わずに
藁で綯い始めを止め、片手4本ずつ綯っていきました。
少し長めに綯って、これくらいかなと、綯い終わりも藁で止め、ハサミを使わずに
継ぎ足しではみ出た分を手でちぎって、床に押し付けて転がして馴染ませました。
余った藁を束ねて縄をしごいて、最後にはみ出た藁をちぎって整えました。
藁を綯う時、ビニール紐や針金、銅線などの人口のものは使わず、
自然のものとして帰せるようにと考え方が付いたように思います。
ハサミもはみ出た藁を切りそろえるには必要なものと思いがちですが、
使う藁を選別し、袴や折れた穂先などキレイに取り去って揃えることで
はみ出るところが少ないことに気づいたのです。
藁を綯うことのコツとポイントはどのような藁材を使うかで、いかに手間がかかろうとも
一本一本選り分ける作業から始まり、仕上がりが整うかに、かかわってきます。
何度も何度も繰り返し綯って注連縄を作っていくと分かったことです。
自分でも縄が綯えるようになるとは思っていませんでしたが、村社でのしめ縄作りで、
縄を綯える人が2人しかいないので、覚えて欲しいと言われてから、1日1綯いで
半年間ずっと練習していきました。
最初の頃は藁を手で転がせず、手で片方ずつ捻って縄をなっていき、そのうち
自分でも気づかないうちに両手で綯えるようになっていきました。
基本は掌で転がして捻り、組み合わせて撚るのが基本です。
しかしそれ以前に使う藁を叩いて柔らかくする工程、そして1本ずつ選別し、
袴や枝穂など余分なものを取り去って整えて、必要な本数分揃えておくということが、
面倒でも大切なことに気づきます。
これもやりつづけることで、やり方やコツなどがたくさんあるのが分かるのです。
神事用に時計回りに左で綯うことばかりしていたので、逆に藁紐をつくる右綯いが
とてもやりづらく感じましたが、「綯い初めと綯い終わりが逆だと、そうなるんじゃない?」
と縄綯いに慣れた氏子の長老から言われたことで、「あ」、と目から鱗が落ちたと
思ったことがありました。
面白く集中して綯ったことですぐ出来上がり、太鼓に取り付けてみました。
サイドの太鼓を持ち運ぶ輪っかに注連縄を通して結び、紙垂を取り付け、
バチを持って、打ち初めは強く、ドンッ、ドンッ、ドン、ドン、ドン、…
ドン、ドン、ドン、ドンと音を小さくして叩いてみました。
最後にドォーンと打ち鳴らして、しっくりきた、これで良いと感じたのです。
購入前は、神床に和太鼓もあった方が良いなと思ってはいましたが、ホントに必要かで
随分購入まで考えた時期がありましたが、小遣いで買うといっても小さな太鼓でも
5万円はするものです。
買った太鼓は小型で音も高めですが、1年間叩いてきて愛着も湧き、我が家に
来てくれて感謝なのです。
太鼓は太鼓でも注連縄を飾り付けるのは神具としてで、神棚でのお参りも太鼓は太鼓、
祝詞は奏上だけの時もあり、時には太鼓に合わせて祝詞を奏上することもありますが、
その時々、その都度、こうした方が良いと思い浮かぶままに直感で太鼓を叩くのです。
物理的には太鼓の音としめ縄には、全く相関性がないのですが
ただそう感じるから、やっているのです。
昨年の大晦日、年越しを執り行う代理神主が他の神社を回ってやってくるのが
年越し後の1時過ぎになるとのことで、総代からカウントダウンに太鼓を叩いてくれ
とお願いされました。
「では、総代として太鼓を叩いてみませんか?」と提案したところ、
「叩いたことがない」と尻込みする総代に、「叩くだけなので簡単です!
打つタイミングを教えますから大丈夫です、深夜零時になって私が交代して
拍子をつけながら打ちます」と半ば強引に11時45分ごろ
拝殿内に連れていきました。
遠くでお寺の除夜の鐘が遠くから聞こえていましたが、11時50分になり
年越しまであと10分ですが、「さあ、叩こう」という総代に
「10分間叩き続けるのは長いので、5分くらいで良いと思います」と
そのまま5分間待ちました。
拝殿前には大勢の年越しの参拝者が並んでいます。
総代を太鼓の前に座らせ、スマホの時計をひざ元において、
小声で、一発目は力強く、と太鼓を叩いてもらいました。
2発目以降は「1,2,3,4,5,6,7,8、ハイ、ドン!」で
打ってもらいました。
それを繰り返して行くと途中で「5分間でも結構、長いな~」と言われ、
「でしょう、最後に一発思い切り強く叩いてください」と伝え
深夜零時ちょうどでドーン!、で年越しです。
拝殿前には多くの参拝者が、「ワ~、おめでとうございます」とあちこちで
歓声が上がっていました。
総代と入れ替わり、普段叩いているように拍子をつけて打ち鳴らしましたが、
これも総代という役目として叩いてもらったことに誇りのようなものを感じられたのか、
「初めて太鼓を叩いた」とニンマリされていました。
それから30分後、かけ持っている他の神社の神事が早めに終わったからと
代理神主がやってきて太鼓を叩いて年越しの神事を始められました。
少しでも、何か参考になったとか
興味があるとか気が落ち着いたと
思って下さると幸いです。
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