ひやけんさんに水汲みに
~疎外感や孤独を感じている人たちへ~
パソコン教室を営んでいる
和田基博と申します
神棚封じ、神社へは忌中の四十九日までいかないという決まりがあるのですが、
仏教においてはそうした縛りはないのですが、何故か
あのお寺行きたいとか、虚空蔵菩薩堂や千手観音堂に行きたいという思いも
浮かびませんでした。
とにかく今は喪に服すことと休むこと、自分を優先に大切にすることに専念しろ
というメッセージを受け取っていたのです。
寺院というか母の納骨に納骨堂へは行きましたが、明星寺の虚空蔵菩薩堂がある
明星池、通称「ひやけんさん」に水汲みもいかず、近くの地蔵堂、文殊菩薩堂、
十一面観音堂などのお堂や他の仏閣にも行っていませんでした。
朝晩、母の遺影にお参りし、供物を供え供養することだけを
この50日間やってきていました。朝、コーヒー―メーカーで生徒さんにお出しする
コーヒーを淹れようとした時、水道水ではなくひやけんさんの神の水
と思考に出てきて、法螺貝とポリタンクを車に積んで出かけてみました。
明星寺の村落に入って、集会所前の猿田彦大神の神体が目に留まり、
車を寄せて止めました。
天津祝詞を奏上し、天狗のマントラを唱えると頭上の木々が揺れ、強い風が吹いて
烏が泣き始め、行ってこい!と言われたような気がしたのでした。
これより山に入って虚空蔵菩薩堂と「ひやけんさん」へ参りますと述べてお参りしました。
車に乗り込み竜王林道へと入って虚空蔵菩薩堂があるひやけんさんへとやってきました。
まだ9時前で水を汲みに来た人は誰もいませんでしたが、ゆっくりと
お参りできるなと思い、念珠を車のダッシュボードから取り出して、
お参りしました。
お賽銭、略式の三礼、般若心経を唱え、虚空蔵菩薩のマントラを21編唱えました。
その隣の慈母観音、入り口の鎮西上人の御姿の像にもお参りして、ひやけんさんの前で
弁財天のマントラと龍神のマントラを唱え、ポリタンクに長柄杓を借りて
神の水を汲んでいきました。
手水舎の水も少なかったので水を継ぎ足し、久々に法螺貝に水を飲ませました。
するとたまった垢が出るわ出るわ、汚れが出なくなったところで、
最後に中の水を抜くために歌口に口を当てプーっと勢いよく吹き出しました。
そうこうしてポリタンクを車に積み込んでいると、軽自動車で年配の夫婦がやってこられ、
元気よく「こんにちは!」と挨拶すると、ご主人が私の腕に抱えている法螺貝を見て、
「もう吹き終わりましたか?」と聞かれました。
「これからですよ、良かったら聞いてください」と笑顔で返し、
虚空蔵菩薩本堂に向きなおり法螺作法を唱えて、右足を一歩引いて
歌口に唇を当てて構えました。
意識は上にある虚空蔵菩薩本堂から竜王山登山道の龍王神社の山の神、
それから天空に向けて吹きならすと法螺の音は谺とともに山に響き渡り、
何だか私が吹いているのではないような感覚になって
感謝の気持ちが湧いてきたのです。
やっぱり山の中で吹き鳴らす法螺は気持ちの良いもので、
聞かれていた年配のご夫婦も何か心が落ち着いて、良い時に来てよかった
と話されていました。
今度いつ来るか聞かれましたが、炊飯とコーヒーやお茶、飲み水、
神棚へのお供えなどに使っているので、無くなるのが1週間経たない頻度で
汲みに来ていることを話し、「では、失礼しますと」挨拶して、
ひやけんさんを後にしました。
この、ひやけんさんも幾度となく訪れ、慣れた場所ですが
今という時は今しかないのです。
続きは次回以降アップしていきたいと
思いますので
少しでも、何か参考になったとか
興味があるとか気が落ち着いたと
思って下さると幸いです。
おススメ記事









