～疎外感や孤独を感じている人たちへ～
パソコン教室を営んでいる
和田基博と申します。
朝、お堂で先祖供養をして般若心経、諸尊のマントラを数編唱え、百字の偈で締めくくり、
根本までのあらゆる先祖さまに、見守り、お助けくださいと述べた後、
大きなロウソクが燃え尽きました。
何時変えたっけとロウソクを入れ替えた後、念珠をかけてお堂の扉を開けると、
そこにはテナントに入っているシングルマザーの子供さんが立っていました。
男の子にどうしたの？と声をかけ、今お堂でご先祖様の供養をしていたよ
と言ったとき、お堂の横からうちの猫が飛び出してきて、
遊んでくれていたのと云うと、うんと頷いたのでした。
寒いから暖かい飲み物を買ってあげると販売機のところへ行き、
何がいいのと尋ねると、ジュースや甘いものでは無く、お茶が良い！
そうで買ってあげると、暖かいと両手を温めていました。
ママはお店の開店準備をしていて、預けたいのかなと思い、
ママに先生のパソコンの部屋に行っていいか、聞いといで！と云うと
走って許可をもらってきました。
家に入ると、猫は何時もどこにいるのと聞かれ、居間を空けて
テレビとテーブルが置いてあってと案内し、
いつもこのイスか、ソファーにいるよと云うと、
ここは？と別の部屋のことを聞いてきました。
こちらがキッチン、ここが寝るところ、ここが洗濯物を干す部屋など、
興味津々に見ていました。
午前中の受講予約もなかったので、教室部屋でお菓子を出して
少しお話をしたのです。
椅子に座って話していると、ママからいつも言われているのか、
お菓子やお茶には手をつけず、行儀良くしているのを見て、
冷めるとおいしくないからと、まだ暖かいお茶のペットボトルのキャップを
開けてあげると飲み始めました。
少し作業をしたかったので、パソコンを立ち上げてYouTubeを開くと、
お気に入りのキャラのサイトを楽しみだしました。
少しだけマウス操作を説明して、そのまま遊ばせている間に、
メールやネットの作業をしながら、時折楽しんでいるかを見てみました。
家にはテレビは無いそうでスマホでゲームをしていて、
ママの祖父母の実家には頻繁に行っていると話していましたが、
また私の仕事が忙しくないときは、何時でもおいで！と笑顔で答えました。
この子は目に見えない何かを感じる感覚もあると私は感じていて、
周りに気を使い、時には大人のような感覚を覚えるのです。
私も子供の頃には、休みになると父、母の実家や叔母の家に
ずっと泊まりに行くのが好きで、その家々で何かを感じていたものでした。
この子と違って私は物凄く泣き虫で、何もない部屋や天井に向かって、
恐い、とよく泣いていたそうで、訳も無く泣くので、変わった子だと
周りは思っていたようです。
大人になって、そういう子は多いのが分かりましたが、動物たちと同じく
何か目に見えない得体のしれないものを感じるのは
ピュアな魂が感じているものだと、人には話したり説明したりしても、
分かってもらえることも少なく、あまりしませんでしたが、
いつしかそう理解するようになりました。
今でも、誰もいないのに何かが居たとか、通ったと感じることは
日常茶飯事なので、意識も合わせず気にも留めなくなりましたが、
大抵の場合、そのまま気にしなければ、何も起こることは無い
と感じているのです。
禍や障りがあると感じたなら、マントラや経文を唱え祓うこともありますが、
内なる神性に問いかけ、守護天使や大天使たちや
アセンデッドマスターにお願いする、天之御中主にマントラを唱えるなど
何時でも、神や宇宙に守られていることを感じるのです。
それよりも波動を上げて楽しく過ごしていると、
龍王神や天狗の神を感じる、森の中や自然にスピリットたちを感じる、
思考に神社の祭神が現れるといったことが、
多くなったからかもしれません。
何れにしても、年齢を重ねるだけではなく、
神仏や天界と繋がることが多くなり
怖れや不安といったものが少なくなったことを感じるのです。
それが、年齢ではなく私が大人になるということの意味を知り、
固執していた考えや思い込みが、元々あったものを呼び起こし
意識のレベルが向上したのかなとも思うのです。
お昼前にママが迎えに来ると、まだネットを楽しみたいようでしたが、
「またお出で！」と親子を送り出しました。
続きは次回以降アップしていきたいと
思いますので
少しでも、何か参考になったとか
興味があるとか気が落ち着いたと
思って下さると幸いです。
