動きの中心=脊柱 | 姿勢やトレーニングに悩んだ方へ。【矯正王】姿勢と背骨のプロが語ります

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軸をつくるボディワークスタジオBASE Conditioning Labo、せぼねや京都のオーナーが日々の事や、思ったことを綴っています。2022の医療オリンピック近畿ブロック「矯正王」です。2023は準優勝

動きの中心となるべき背骨ですが、解剖学的には“脊柱”と言います。
「脊」という漢字は、あまり見かけない漢字ですが“背”と同じと考えて下さい。

要するに脊柱とは背中の柱のことです。


頭蓋骨の真下から始まり、骨盤の中の仙骨の上まであり、
細かく見ていくと

・頚椎が7個
・胸椎(肋骨が付着する椎体)が12個
・腰椎が5つ
で全部で24個の椎体と呼ばれる小さな骨が、椎間板(衝撃吸収材)を間に挟みながら連なって
出来ているのが脊柱となります。
(仙骨も5つの仙椎が融合したものという事で背骨に入るのですが、椎間板が無い事と
融合してしまっているので椎間関節が無いなど異なる点が多いので今は置いておいて下さい。)



この脊柱の基本的な動きは
屈曲伸展(前後に曲げたり伸ばしたりする動き)
左右側屈(左右に曲げる動き)
左右回旋(左右に捻る動き)
という3種類の動きが基本となっています。

この3方向の動きが微妙に協調しあって
しなやかで美しい動きのもととなる訳です。

この動きの中で左右差があったり、
動かしにくい動きがあったりすると、
その他の関節が必要以上に頑張らなければいけないので(代償運動と言います)
動きがいびつになったり,小さくなったりします。

例えば体幹の回旋力に左右差があると
ダンサーにとって大事な首の表現力が変わってきますし

側屈力に左右差があると、股関節に負担がかかってきます。

脚を高く挙げたいと思って頑張ってストレッチや
トレーニングをされていると思いますが、
思うような結果が出ない!とか
股関節に痛みが出てしまう場合は背骨のコンディショニングをしてみて下さい。

ただ伸ばしたり、動かしたりするのではなく
背骨がどういった動き方をしているのか、
重心の移動はしっかり行えているか、
筋肉で無理矢理動かしてないかなど感じなければならない事は
結構ありますが一番重要な事は、前回も書いた通り

この基本の3つの動きは全て
しっかりと地面を押すという動きにつがっているかということです。



悪い例の代表が猫背です。
猫背は、脊柱を前に曲げる“屈曲”という動きによるものですが
地面を押すと言うエネルギーが全く出ていません。

同じ屈曲でも、しっかりとコントロールされた脊柱による正しい屈曲であれば、
その形でしか出ないエネルギーや手足の動きというものがあるので
悪いものではありません。

しっかりと覚えておいて下さい
「屈伸、側屈、回旋」
脊柱は、「地面を押すために動かす」