毎年この時期になるとFNS歌謡祭の話題で盛り上がります。今年は誰と誰がコラボをするのかという予想です。特にAKBとレジェンドアイドルのコラボは毎年楽しみです。昨年は指原莉乃さんと南野陽子さんのデュエットによる「はいからさんが通る」がずば抜けていました。二人とも芸術家タイプではない職人タイプです。努力だけで頂点を極めた人です。怖いぐらいスイングしていました。
一昨年ビックリさせてくれたのが柏木由紀さんです。石川ひとみさんとのデュエットで「まちぶせ」を聴かせてくれました。石川ひとみさんといえば、もはやレジェンドの域を越えてジュラシックレジェンドというべき人です。「まちぶせ」は完全に評価が固定した古典中の古典と言って良いでしょう。
これが上手かったんです。ゆきりん。本人と並んで堂々と。しかもひとみさんより上手かったんです。この掟破りの勝負度胸、思わず息を呑みました。なかなかこれが出来る人いないんですよ。言ってみれば、タッグマッチで試合権利のない長州力のパートナーが長州と並んでサソリ固めを競演して、しかも長州より上手かったみたいな話ですから。
柏木由紀さんは、一見ふにゃふにゃして見えますけど、実は意外と気が強いんですよ。日本のアイドルってけっこう外国の大物と並ぶと一歩引いてしまったりするんですが、ゆきりんはアリアナ・グランデさんと並んでも全く引く部分がなかったです。堂々としていました。
そんな柏木由紀さんのソロ曲「BirthdayWedding」。これはもう傑作中の傑作です。まず楽曲として完璧です。世に多数存在するバッハ風の楽曲の中でもかなり上位に位置するのではないでしょうか。ウエディングソングとしては「バタフライ」と双璧でしょう。そしてゆきりんの圧倒的な歌唱力。圧巻です。たぶんこの人は稽古量半端じゃないですよ。おくびにも出さないですけどね。さらに「本番以外の」ウエディングドレスがこれほどしっくり来る人も珍しいです。彼女は永遠の花嫁なのかもしれません。「誕生日に結婚しよう」というキーワードは震災後の日本を間違いなくヒーリングしています。
ベテランですから名場面をいちいち数え上げていたらキリがないですが、あと一つだけ,「ギンガムチェック」のプロモをお勧めします。複数のストーリーが交錯するこの複雑な映像の中でゆきりんが担当しているのは「ウルトラマンティガ」の名怪獣ゴルザと戦う少女。怪獣そっちのけのラブシーンがたまりません。あの超人気怪獣ゴルザが完全に食われちゃってますから。ゆきりんでなくては出せない味わいです。
今年の総選挙、渡辺麻友さん、指原莉乃さん、松井珠理奈さん,山本彩さんによる戦国時代CMで散々煽っておいて、気がつけば柏木由紀さんが3位に入っていました。これこそゆきりんマジックです。そしてスピーチは、握手会をなくさないで。この時点ではまだ永遠に中止の可能性さえあり、この話題はタブーとされていたのです。
いいですか皆さん、このゆきりんのような存在こそが、戦争だらけの男性原理に対する堂々のアンチテーゼなのです。日本文化の真髄なのです。くれぐれもアイドルを軽く見てはいけません。アイドル文化こそが、平和への近道なのです。
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太宰院マキ バサラエルボー代表 一児の母。長年エステ業界で修業し、心の底まで浄化するヒーリング技術を身に付ける。自分では底力に気づいていない。
芥川ケン バサラエルボー委託講師。セミナーの達人。心を奮い立たせるカウンセラー。真面目すぎるのが弱点。
夏目魔弓 バサラエルボー幹事。さすらいの歯科医。イギリスをこよなく愛し、美の造形に精魂を傾ける。悪に強いが善には弱い。