皆様こんにちは。沙貴 誉 (さき ほまれ) です。
留守から戻って参りました。
実は旅に出ていました。
奈良県の吉野山へ行ってきました。
以前より、桜の時期に吉野山へ行ってみたかったので、今回思い切って訪れてみました。
桜も見たかったのですが、もう一つ理由があります。
それは第96代の天皇である後醍醐天皇が、この吉野の地で朝廷を樹立し南朝の初代天皇として、京都で北朝の天皇を擁立していた足利尊氏の室町幕府と相対したからです。
後醍醐天皇は非常に魅力がある、野心的でバイタリティのある天皇だと思います。
時系列で簡単に説明しますと、まず後醍醐天皇は足利尊氏などと協力して鎌倉幕府を倒し、「建武の新政」を開始します。
しかし後醍醐天皇は天皇が自ら政治を行う親政に拘り過ぎて、失政が続いた事で公家と武士両方から不満が起こる事態となりました。
また協力関係であった足利尊氏と敵対するなど波乱も招いて、後醍醐天皇は足利尊氏との戦いに負けて吉野の地へ逃れる事になります。
後醍醐天皇は吉野で南朝を樹立しますが、吉野の地で崩御されます。
京の都へは戻れなかった後醍醐天皇は無念もおありだったでしょうが、自分のやりたい事をやり尽くして精一杯人生を全うしたという点では、私は後醍醐天皇のバイタリティを尊敬します。
後醍醐天皇については、近いうちにタロットで占ってみようかなと考えています。
占いの前に、後醍醐天皇について少しYouTube動画で説明しようかなと思っていますので、吉野山の桜の映像と共に、歴史のロマンに浸って頂ければ幸いです。
YouTube動画はこれから編集するので数日ほど時間が掛かりますが、少しだけここで写真を紹介します。
まずは、吉野山の桜です。
当たり前ですが、観光客の数が凄かったです。
もしも、皆様の中でいつか吉野山に行って観光してみようかな、と考えている方がいらっしゃいましたら。
吉野山は、山です!。
当たり前ですが(;^_^A、山でした!!。
道路は舗装されていますが、ほぼ坂道しかありません。
観光される場合は、歩きやすい格好の方が楽だと思います。
あと、トイレが少ないです。
トイレが心配な方は、観光案内所などで地図をもらって、計画的にトイレに行った方が良いかもしれません。
飲食店や神社などに入ればトイレをお借りする事は出来ましたが、もしかしたら全ての飲食店や神社などにトイレがあるとは限らないですし、営業時間外はお店や神社に入れませんので、トイレのチェックは必須です。
↓後醍醐天皇の南朝皇居・吉水神社。観光客の数が多かったので、本殿の撮影は遠慮しました。
世界遺産なんですね。
もう一枚。
実は吉野という地は、後醍醐天皇以外にも歴史的に有名な人物が何名か関わっています。
病床の天智天皇に後継を辞退した大海人皇子(天武天皇)が出家して隠棲したのは吉野です。
源頼朝に追われた源義経が弁慶や静御前らと身を隠したのも吉野(吉水神社)。ここで義経は静御前と別れて、静御前を京に向かわせます。
また、豊臣秀吉が花見をした時に本陣としたのもこの吉水神社です。
歴史的に有名な人物が隠棲したり、身を隠したりしたのが吉野だったのは何故なのか、実際に行ってみて私にはよく理解出来ました。
山、なんですよ。
山深いんです。
ここまで山深くなければ、隠棲や身を隠す事は難しいでしょう。
現在は鉄道や道路が整備されていますので、吉野山へ行く事自体はそれほど大変ではありません。
しかしこれが全部徒歩や馬(天皇ならば御輿に乗られた?)だった時代は、いくら当時も山に続く道があったとしても、かなり苦労をしたのではないでしょうか。
山深いとは言え、現代では移動手段がありますので、それほど大変ではありません。
そして現代の吉野観光は、楽しみが沢山あります。
吉野と言えば吉野葛が有名ですし、お食事処では川魚(季節によるかも?)をメニューにしているお店もありました。また奈良県は柿の葉寿司も有名ですね。
桜以外でも秋は紅葉が綺麗でしょうし、夏は熱中症に気を付る必要はありますが、冬は冬でまた違った魅力もありそうです。
一日で吉野山をくまなく巡るのは無理でした。ほんの一部しか観光できなかったので、もっと時間が欲しかったのが正直な気持ちです。
なので、またいつか吉野山へ行きたいなと思っています。
YouTube動画はあと数日かかると思いますが、完成したら是非ご覧下さい。
それでは皆様、素敵な一日をお過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と平和と喜びが皆様と共にありますように