皆様こんにちは。沙貴 誉 (さき ほまれ) です。
未だ興奮冷めやらぬ、敬宮様の伊勢神宮・神武天皇陵ご参拝ですが、もう一週間以上経つのですね。
今回は伊勢神宮・神武天皇陵ご参拝で感じた「天気」について、私が感じた事を書いてみようと思います。
敬宮様の伊勢神宮ご参拝では、「エンペラーウエザー(天皇晴れ)」というワードが注目を集めました。
元々は、海外のメディアが昭和天皇を表現した言葉だそうですね。
私たちが「エンペラーウエザー」で最も身近だったのは、令和の即位の礼の時でした。
それまでは激しい雨が降っていましたが、雨がやみ、皇居の上空に虹までかかりました。
そして今回、敬宮様の伊勢神宮ご参拝では、まさに「エンペラーウエザー」が出現しました。
私がまず伊勢神宮の外宮に到着した時は、雨の状態は普通の(?)ザアザア降りでした。
そして時々小降りになったり、また雨が強くなったり、というような感じでした。
内宮に到着した時も、最初は外宮と同じような感じでした。
雨が強くなったり、少し小降りになったり。
しかし段々、雨脚が強くなってきました。
↓参考までに、内宮の内部で撮った写真です。
これでもまだマシな方でした。
ひどい時はもっと土砂降りでしたから。
敬宮様が到着される時は雨がやんでいて欲しいなと思いましたが、私は土砂降りの雨を見ながら、そして見た後に、思った事があります。
神道の概念では、神様には「和魂」と「荒魂」の両面があるとされています。
Wikipediaから引用&参考にして私なりにまとめてみますと、「和魂」とは神の優しく平和的な側面であり、仁愛、謙遜等の妙用とされているそうです。
「荒魂」は、神の荒々しい側面、荒ぶる魂です。勇猛果断、義侠強忍等に関する妙用とされますが、一方で崇神天皇の御代には大物主神の荒魂が災いを引き起こし、疫病によって多数の死者を出しているのだそうです。
また、荒魂はその荒々しさから新しい事象や物体を生み出すエネルギーを内包している魂とされ、同音異義語である新魂(あらたま、あらみたま)とも通じるとされている、という事です。
伊勢神宮にも、荒魂を祀るお宮があります。内宮では荒祭宮、外宮では多賀宮です。
つまり、日本の神様は、優しいだけではなく、同時に荒々しさもお持ちなのです。
内宮での土砂降りは、まるで天照大御神が我々国民に、
「この土砂降りのような試練があろうとも、敬宮(様)を支えて行く気持ちは、本物であるのか?」
と、問うておられるような気がしました。
「敬宮(様)が天皇として即位し、新しい天皇、新しい日本になる気持ちは本物か?」
と、我々の覚悟を問われているような気がしたのです。
もちろん、私が勝手にそう感じただけです。妄想です。実際に天照大御神がそう仰ったのを聞いたわけではありません。
そしてこの土砂降り(ほとんど豪雨)は、今の日本の穢れを払うために、激しい水でお清めになっているのではないか、とも感じました。
それだけ、敬宮様が天照大御神にご参拝されるのは、決して軽々しい事ではない。
重い意味があるのだと、私は感じました。
さて、土砂降りの雨が少し収まると、私たちは敬宮様をお待ちするために、宇治橋の外側に移動しました。
雨はだいぶマシになっていましたが、この頃はまだ傘が必要でした。
宇治橋の外では、もう既に敬宮様をお待ちしようとする皆様が結構いらっしゃいました。
私たちも皆様の列の中に入り、傘をさしながら並びました。
雨は、少しずつやんできて、そのうち傘がいらなくなりました。
そして段々、雲が晴れてきて、青空が見えてきたのです。
時系列で写真をお送りします。
最後の写真は、おそらく敬宮様が参拝されている最中くらいの時間の太陽かな?、と想像します。
あんなに豪雨のような土砂降りの雨だった時間もあったのに、その後は太陽が天を照らしました。
きっと天照大御神が、敬宮様のご到着を喜ばれたのでしょう。
そして、敬宮様のお姿を一目でも拝見したいという国民の願いと喜びが、天に通じたのかもしれないとも思いました。
私たちが敬宮様をお待ちするために列に並んでいた時間は、2時間以上でした。
でもそれは、正確に時間を計ってからなので、もしかしたら2時間半以上だったかもしれません。
足と腰をやられました(笑)。
しかし、この内宮に集まった国民の多くは、私と同じような思いをしているはずです。
こんなに大変な思いをしてまで敬宮様にお会いしたい国民は、大勢存在しているのです。
足と腰をやられたのは確かに大変でしたが(笑)、苦痛で嫌な気持ちは一切ありませんでした。
むしろ、楽しくて嬉しさでいっぱいでした。ポジティブな気持ちの方が勝っていました。
そんな感じに、次の日は、足と腰を無理矢理引きずって(笑)、奈良県の神武天皇陵前まで馳せ参じました。
この日は前日とは打って変わって、とても清々しい気持ちの良い晴天でした。
私はこの青空は、きっと神武天皇が敬宮様の参拝にお喜びだからではないかと思いました。
まるで、祖父が可愛い孫娘が自分に会いに来てくれたような気持ちで、嬉しくて嬉しくて、その喜びが清々しい晴天として現れたのではないか、なんて思いました。
そして神武天皇は、国民に対しても、「可愛い孫娘のために会いに来てくれてありがとう」と喜んで下さり、そのお気持ちが晴天となったのかもしれないと思いました。
以上は不敬な表現だったかもしれませんが、私はそう感じました。
あ、そうそう、伊勢神宮でも神武天皇陵前でも、警備をしている警察の方が、とっても親切で楽しくて笑いを誘う話術で、敬宮様にお会いするために集まった皆様を和ませて下さって、とても素晴らしいと思いました。
皇族、しかも皇女様の警備なので、もっとピリピリしているのかと思っていましたが(実際はピリピリしていたのかもしれませんが)、警察があまり威圧的だと国民からの印象が悪くなって、皇室の印象も悪くなってしまうので、明るくポジティブな方向性で警備をなさっているのでしょうね。
三重県と奈良県の警察の皆様、ありがとうございました。
それでは皆様、素敵な一日をお過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と平和と喜びが皆様と共にありますように
参考資料
Wikipedia