皆様こんにちは。沙貴 誉 (さき ほまれ) です。
占いはあくまでも占いです。
お気軽にお楽しみ下さい。
信じるか信じないかは、
あなた次第です。
今回は、ヘンリー王子夫妻とウィリアム王太子との関係性です。
ヘンリー王子夫妻とウィリアム王太子の関係性は?
①過去(上のカード):
棒(ワンド)の3〔逆〕
②現在(右下):
吊るされた男
③近未来(左下):
金貨(ペンタクル)のキング
④アドバイス(下):
金貨(ペンタクル)の5〔逆〕
⑤ウィリアム王太子の気持ち(左上):
塔〔逆〕
⑥ヘンリー王子夫妻の気持ち(右上):
剣(ソード)の7
⑦最終予想(中央):
正義〔逆〕
過去:棒(ワンド)の3〔逆〕
過去から見てみましょう。
ヘンリー王子夫妻とウィリアム王太子は、お互いに失望状態だったのでしょう。
ヘンリー王子が結婚する前は、ウィリアム王子(当時)夫妻とヘンリー王子は非常に仲の良い関係でした。
しかし、ヘンリー王子の結婚後は、そうはいかなくなってしまいます。
ウィリアム王太子にしてみたら、まさか弟夫婦が王室を離脱して王室批判を繰り返すとは思っていなかったでしょう。
弟夫婦にしてみたら、美味しいとこ取りのパートタイマー王族が出来ずに、王室離脱して渡米したのは良いものの、インタビューやドキュメンタリー番組、回顧録でお金は入ってくるけれど、人気はガタ落ち、パロディ化されて笑われたりと、プラス面だけではなくしっかりとマイナス面まで背負っています。
そもそも、ヘンリー王子は結婚前にウィリアム王子にメーガン氏の事を話した時、ウィリアム王子はもろ手を挙げて賛成という訳ではなかったので、期待通りの反応をしてくれない兄に弟はがっかりした事でしょう。
お互いがお互いに抱いていた期待通りにはならずに、失望状態だったのだと思われます。
現在:吊るされた男
現在はどうでしょうか。
お互い、我慢を強いられたような状況ですね。
本来の自分が出せずに、押し殺した状態です。
ウィリアム王太子は王室に所属しているので、どんなにヘンリー王子夫妻から攻撃を受けても、「黙して語らず」の原則を貫くでしょう。
ヘンリー王子夫妻は、これからチャールズ国王の戴冠式が控えているので、あまり積極的な行動に出るよりは、色々と英王室の状況を探っている最中なのではと思われます。
英王室は百戦錬磨の手ごわい相手なので、王太子であるウィリアムに対しても、ヘンリー王子夫妻は慎重になっている部分はあると思います。
ウィリアム王太子は王室と国、国民のために、ヘンリー王子夫妻は自分たちの理想の実現のために、自己犠牲を払いながら耐えている状態だと思われます。
近未来:金貨(ペンタクル)のキング
近未来を見てみましょう。
このカードの解釈は、少し難しいです。
私の主観的な解釈では、チャールズ国王がうまい具合にウィリアム王太子とヘンリー王子夫妻の間に入って両者の仲をコントロールしてくれるのかな?、と感じました。
チャールズ国王は忍耐強く寛容な心で、ウィリアム王太子とヘンリー王子夫妻をサポートしてくれるだろうと感じます。
また、この『金貨(ペンタクル)のキング』のカードは、「経済的にバックアップしてくれるスポンサー」という意味があるので、ウィリアム王太子やヘンリー王子夫妻にとってはまさにチャールズ国王そのもの。
チャールズ国王が、ウィリアム王太子とヘンリー王子夫妻の仲を手助けしてくれるのかもしれません。
ウィリアム王太子の気持ち:塔〔逆〕
ウィリアム王太子の、ヘンリー王子夫妻への気持ちです。
一触即発なのではないでしょうか。
ウィリアム王太子にとって、ヘンリー王子夫妻は理解に苦しむ相手です。
ウィリアム王太子は、ヘンリー王子夫妻が王室を批判し、しかも自分たち夫婦をターゲットにしているので、自分の王室での活動やプライベートな生活を妨害されているように感じています。
そしてウィリアム王太子は、もう自分とヘンリー王子夫妻の人間関係が崩壊していると思っています。
今の兄弟の間にある不穏な関係は、もう変えられないだろうと思っています。
ヘンリー王子夫妻の気持ち:剣(ソード)の7
うーん。
タロットって、時々唸るほどの的確なカードを出してくるので、やはりすべての魂は集合的無意識で繋がっていて、そこにアクセスする事によってカードが導き出されているのではないかと、そう思わずにはいられません。
(以下、あくまでカードの解釈です)
狡猾に、悪知恵を使って、ヘンリー王子夫妻はウィリアム王太子に罪をなすりつけようという気持ちがあります。
ヘンリー王子夫妻はウィリアム王太子を見下しており、不誠実でもあります。
インタビューや回顧録という名の暴露本などを使って、ヘンリー王子夫妻はウィリアム王太子の秘密を世界に晒し、それらの情報を使って世間の人々や英王室を操ろうとしています。
そして、これらの情報戦で、ウィリアム王太子の失言を狙っている可能性があります。
そしてあくまで私が感じた事ですが、多分ヘンリー王子夫妻はウィリアム王太子の失脚を狙っており、自分たちがその地位を獲得しようとの陰謀があるのではないか、とも感じました。
最終予想:正義〔逆〕
それでは、最終予想です。
残念ですが、今の段階だと、ヘンリー王子夫妻とウィリアム王太子の間には、和解はないようです。
対立したまま、両者は歩み寄る事はないでしょう。
最悪の場合、何かしらの訴訟問題に発展するかもしれません。
そして両者は、社会のルールでは割り切れないわだかまりを抱いているかもしれません。
今まで出て来たカードを含めて考えてみると、ヘンリー王子夫妻側がウィリアム王太子に対して、偏見を持ち執念深く虚偽の非難をしている可能性があります。
(↑↑※あくまでカードの解釈です※)
ともあれ、不穏で厳しい関係性であるとは言えると思います。
アドバイス:金貨(ペンタクル)の5〔逆〕
それでは、アドバイスです。
ヘンリー王子夫妻とウィリアム王太子、ここまで確執が深まり傷も深くなってしまうと、本人同士だけでの解決は難しいのではと思われます。
現実的な対処として、公的な機関を利用するというのも一つの手です。
(あれ?、だから【最終予想】で裁判を象徴する絵柄の『正義』のカードが出て来たのかな?)
第三者の立場の力を借りないと、もつれた糸を解く事が出来ないのではと思われます。
そしてもう一つの面として、公的な機関の力を借りると同時に、信仰心やスピリチュアルな部分からの救いを求めるのも良いかもしれません。
とは言え、詐欺的なスピリチュアルや、悪徳宗教の力を借りるのではなく、心の救いという意味で国教会の聖職者に相談したり、心を整理したり精神的な学びのために心理学などのカウンセラーや専門家の力を借りたりするのも、選択肢の一つかもしれません。
そしてただひたすら内観するのも良いでしょう。
助けを求めれば、救いの手はあるのだと言う事を、このカードは示しています。
占いは以上となりますが、如何でしたでしょうか。
いや~、占いといえども、なかなか難しい感じですね。
特に家族の中での確執は家族にしか分からない部分もありますし、しかも彼らは王族ですからね。
一般国民には分からない苦労もあるのでしょう。
とは言え、ヘンリー王子、王室についての暴露を強行して、その後に何が残るのでしょうか。
ソーセージ1本で妬まれ執着されるウィリアム王太子が、私は気の毒だと思います。
(回顧録『スペア』によると、子供時代の朝食で、ウィリアム王子はソーセージ3本、ヘンリー王子は2本で、ヘンリー王子はそれが許せなかったそうです。)
気付いた時にはもう何もかも手遅れだった、とはならないように(今でも随分と手遅れのような気がしますが)、落ち着いて自分自身の事を考えて欲しいです。
次回も英王室についてです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と平和と喜びが皆様と共にありますように
参考資料
『78枚のカードで占う、
いちばんていねいなタロット』
LUA 著
『タロット基本のリーディング大全』
アンソニー・ルイス 著
島津公美 訳
『占いの世界』
hachette