皆様こんにちは。沙貴 誉 (さき ほまれ) です。
ヘンリー王子の回顧録、エリザベス女王の崩御により出版が延期されていましたが、出版日が決定いたしました。
来年、2023年1月10日です。
この日付、英王室ファンの皆様ならば、「またかよ」とため息をつくと思います。
実はその前日の1月9日は、キャサリン王太子妃の誕生日なのです。
そして思い起こすと、ヘンリー王子夫妻が王室を離脱するという発表をした日は、2020年1月8日でした。
キャサリン妃の誕生日前日でした。
王室離脱のタイミングも回顧録発売日も、キャサリン王太子妃を狙い撃ちです。
これはもう、故意ですね。
ヘンリー王子夫妻は、キャサリン王太子妃のお祝いに水を差そうとしていると想像出来ます。
これを、「キャサリン王太子妃を気に入らないメーガン夫人が主体的にやっているのでは?」との想像も可能ですが、もしそうだとしても黙って従うヘンリー王子も同罪だと思います。
そして、回顧録のタイトルは、『SPARE』です。
SPARE。スペア。
日本語で、“予備”ですね。
つまり、ヘンリー王子は、
「自分は兄ウィリアム王太子のスペア扱いされた」
と主張したい内容の回顧録になる、との予想が出来ます。
まだ出版されてないので、あくまで予想の範囲ですが。
自分はスペアとして扱われて、不遇で不幸な王室時代だった、とでも言いたいのでしょうか。
暗にウィリアム王太子への攻撃を含めたタイトルにもなっていますよね。
ヘンリー王子は余程、自分の立場に不平不満を抱いていたのでしょうね。
この、『SPARE』というタイトルを知った時、私は心の中で叫んでしまいました。
「甘ったれンじゃねぇヨ~~~~ッッッッ!!!」
と(失礼いたしました)。
どれだけ自虐的で被害者意識が強くて甘ったれているのか。
おそらく幼い頃から、将来国王になるウィリアム王太子と予備に過ぎない自分とで待遇の違いからくる不満等があって、このようなタイトルにしたのではないかと想像出来ます。
本当に、甘ったれるのもいい加減にしろよと、ため息をついてしまいます。
ウィリアム王太子が、将来国王になる者として、どれだけの重圧と責任と義務を背負っているのか、この弟には全く理解出来ていないのでしょうね。
スペアだからこそ自由に出来たし、ヤンチャやっても大目に見てもらえたり許してもらえていたという事を、この弟は全く分かっていないのです。
もしもウィリアム王太子が、酒や薬に溺れたり、ナチスのコスプレしたり、外国人を差別発言したり、ゲーム感覚で戦争したり、全裸写真を撮影されたりしたら、許されていると思いますか?。
ウィリアム王太子がその様な行為をしていたら、スムーズに王太子になれたかどうかは分かりません。
国民からの相当な批判と猛烈な抗議が出ていた可能性は否定できませんよ?。
スペアのヘンリー王子だからこそ、“ヤンチャ”ですんでいたのではないですか?。
そりゃあ、ヘンリー王子にはヘンリー王子にしか分からない苦悩はあると思います。
でもそれを言ったら、ウィリアム王太子にはウィリアム王太子にしか分からない苦悩はありますし、ヘンリー王子にはウィリアム王太子の苦悩は決して理解出来ないでしょう。
もしもヘンリー王子がスペアではなく、将来国王になる立場の者だったら、どのように生きていたでしょうね。
ウィリアム王太子のように国王になる者としての自覚を持って、責任と義務を果たし、重圧を背負い、自己研鑽を積んで、英国と英連邦のために尽くしていたでしょうか?。
とてもそうとは思えないのですよね。
ヘンリー王子の場合、王太子や国王の立場なんて自由がない、制限ばかりだ、窮屈だ、籠の鳥だ、羊になりたい、等々と不平不満を垂れ流すのではないですかね。
まあ、あくまで想像ですが。
しかし次男という立場でさえ「スペア」だと不満タラタラな内容が想像出来るタイトルなのだから、そのような人物が王太子や国王になったからといって、急に真面目になったり誠実に勤勉になるとは思えないのですよね。
つくづく思うのですが、不平不満や愚痴ばかりな人生は、決して人を幸せにはしないのではないでしょうか。
王族には王族にしか分からない苦悩はあると思いますし、ヘンリー王子にはお母様の悲劇がありましたし、自分の身の上を呪ってしまう恨みつらみがあるのは理解出来ます。
しかし、だとしたら、それこそ王室を離脱した時に、王室とキッパリ縁を切るべきだったのでは?。
全てを捨てて、ヘンリー王子ではなく一人の人間ヘンリーとして生きるべきなのではないのですか?。
称号も爵位も保持したまま、(チャールズ国王からの何億にも及ぶお小遣いも貰ったままなのかな?。よく分かりませんが)、「スペア」がどうだとか、かつてはオプラ・ウィンフリーのインタビュー番組で王室批判したりとか、恥ずかしいとは思わないのでしょうか。
ま、思わないからこそ、こんな恥ずかしい行為も平気で出来るのでしょうが。
ヘンリー王子だけではなく、ウィリアム王太子も含めて、人間は全員、自分の生まれた国や生まれ持った両親や兄弟姉妹などは、変えたくても変えられないのです。
自分の努力では変えられない物を、「宿命」と言います。
「宿命」に対して不平不満を言うのは、極めて不毛です。
誰もがこの「宿命」を持っています。
ヘンリー王子が英王室の次男として生まれたのは、「宿命」です。
その根底の部分を受け入れられないのは、自分自身への否定に繋がり、自己破壊へと導いてしまうのではないかと思います。
そんなにスペアが嫌ならば、やはり本気で英王室との関係を絶縁して、民間人の一人として暮らせばいいのに、と思ってしまいます。
称号も爵位も欲しい、義務は果たしたくないが自由は欲しい、でもスペアは嫌だ気に入らない不遇で不幸だ、なんて、一体どこまで我儘なんだと思います。
…ん?。
あれ?。
スペアは嫌?。
と言う事は…。
まさか?。
まさかヘンリー王子、自分が国王になりたいとか???。
まさかそんな野心を持っていたの!?。
…という邪推や勘違いをされても仕方が無いタイトルを、つけてしまったという事に、この王子は気付いてないでしょうね。
まあ、ヘンリー王子の本心はどうなのか、ご本人と神のみぞ知る、としか言えませんが。
で、回顧録『SPARE』ですが。
これ、ヘンリー王子の口述をゴーストライターが執筆したものらしいです。
そして、実はヘンリー王子の口述ではなく、黒幕はメーガン夫人で、メーガン夫人の口述であると主張する人も出て来ました。
たとえ口述がメーガン夫人によるヘンリー王子の回顧録だったとしても、この夫婦らしいなと思うだけで私は特に驚きもしませんが、そこまで妻の言いなりでヘンリー王子は大丈夫なのか?、と心配にはなってきます。
妻の暴走を諫められないヘンリー王子。
妻のやりたい放題。
将来のいつか、妻を野放しにした事を後悔しないと良いのですけれど。
と言うか、個人的には、後悔する日が来た方が本人のためになるのかも…、と思ったりもしますが。
ネット記事のコメント欄を読むと、そのコメントが正しいとすれば、ヘンリー王子の回顧録、まだ発売前なのにもう半額セールで予約されているみたいです。英国での話かな?。
で、調べてみたら…。
東スポWeb 2022年10月28日
来年1月10日に発売されるヘンリー王子の自伝本「スペア」が、早くも発売3か月前から半額の「叩き売り」状態となっている。27日に英紙デイリー・メールが報じた。
「スペア」はオリジナル言語の英語を含め、16か国語で米出版社ペンギン・ランダムハウスから発売される。定価は28ポンド(約4739円)だが、英国の人気書店の「W.H.スミス」などを筆頭に各小売店が発売の3か月前にもかかわらず、わずか半額の14ポンド(約2368円)で予約注文を受け付けているという。
引用は以上です。
本当の事だったのですね。
しかしまあ、それだけ人気が無いという証でしょう。
英国民にとっては、オプラのインタビュー番組で嘘を吐いてまで英王室を批判し貶めたヘンリー王子を、歓迎している人は少ないのでしょう。
しかもヘンリー王子、回顧録のPRツアーで、来年の初めに英国に帰国するらしいです。
ヘンリー王子のメンタルも、妻と同様に“タングステン”???。
(“タングステン”とは、最も強い金属元素の一つで、チャールズ国王が王太子時代にメーガン妃につけたあだ名です。)
自分が英国から歓迎され、回顧録『SPARE』が受け入れられると思っているのでしょうか?。
それとも、半額セールの件を知って、売上を伸ばすためにPRに行くのでしょうか?。
そこまでは分かりませんが、いずれにしても、ある意味“タングステン”です。
余計なお世話ですが後になって、理想と現実のギャップにショックを受けないと良いのですが…。
エリザベス女王が崩御されて、まだ2か月です。
英王室の心休まる日は一体いつになるのだろうと思ってしまいます。
と言うか、ピンチはチャンスという言葉もあるように、ヘンリー王子夫妻の騒動は、王室や英国民にとっては何かしらのチャンスになる可能性はあります。
個人的には、ヘンリー王子はそんなに王室を批判するくらい大嫌いならば、称号も爵位も全てを捨てて、米国で妻と子供たちと共に一人の夫・父親として幸せに暮らせばいいのに、と、繰り返し同じような事を何度も書いてますが、そう思ってしまいます。
でもきっと、ヘンリー王子は王室批判を止めないでしょうね。
称号も爵位も自分からは辞退する気はないでしょうし、王室批判が一番の稼ぎになりそうですし。
自分のルーツを批判して食い扶持を得るなんて、本当に悲しい事です。
そこに早く気付いて欲しいなと、思いますが。
行きつくところまで行かないと、なかなか気付きを得ないのかもしれませんね。
今後も英王室とヘンリー王子夫妻に注目していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と平和と喜びが皆様と共にありますように
参考資料
COSMOPOLITAN
2022年11月02日
東スポWeb
2022年10月28日、11月02日
ELLE
2022年11月01日
Esquire
2022年10月08日
ウィキペディア