「ヘーゼルバーン 12年(限定ボトル)」
-Triple Distilled HAZELBURN 12years old-

原産国 スコットランド
度数 43%
シングルモルト・ウイスキー(キャンベルタウン)
お薦め度★★★★☆
■マッサンが修行した蒸留所
ホワイトホース 12年のブログ記事でも書いたように、ニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝氏はスコットランドでの修行(実習)先が決まらず苦労したそうです。
1919年グラスゴー大学、ロイヤル工科大学(現ストラスクライド大学)夏期講習聴講
※この時にカーカンテロフに住む、リタ(役名:エリー)の家に下宿
1919年ロングモーン蒸留所(モルトウイスキー)ボーネス蒸留所(グレーンウイスキー)で各1週間短期実習(「エルギン日記」)
1920年竹鶴政孝とリタ結婚
1920年1月ピーター・マッキー氏が修行先が決まらず困っていた竹鶴氏にキャンベルタウンにある自社傘下のヘーゼルバーン蒸留所での実習許可を出し向かい入れる
※関連ブログ記事
1920年11月竹鶴政孝氏リタを連れて帰国
初めてスコッチウイスキーに関わり、竹鶴氏が衝撃を受けたのはロングモーン蒸留所(スペイサイド)なので、NHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「マッサン」で登場するスコットランドでの修行先のウイスキー「ハイランド・ケルト 12年」(鴨居英一郎の英国土産)はロングモーンかも知れません。
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※ロングモーンはシーバスリーガルのキーモルト(使用原酒)として有名です
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しかし(ドラマでは描かれていませんが)リタ夫人と駆け落ち同様にキャンベルタウンに移り住み、必死にウイスキーと向き合ったヘーゼルバーン蒸留所での濃密な数ヶ月。
リタ夫人が晩年に「最も平穏で安定した、心安らぐ日々だった」と回想していた日々。
劇中で登場する「ハイランド・ケルト 12年」は違うとしても、マッサンが修行先から持ち帰った「ラベルのないウイスキー」の元ネタはヘーゼルバーンだと個人的にはしておきます
(監修をしたスコッチ文化研究所の土屋 守氏にお聞きしたい)
■世界のウイスキーの首都
キャンベルタウンは最盛期に34もの蒸留所が存在し「世界のウイスキーの首都」と呼ばれる存在でした。

大西洋に向かう船舶の寄港地として栄え、物資の海上輸送を前提とした場合、北米からの航路の拠点であるキャンベルタウンは、ウイスキーの生産地として好都合の立地でした。
「ローランド・ハイランド・アイラ島」に並ぶ四大スコッチウイスキー名産地の一つとして栄えましたが、品質より量を重視した生産による失敗により、キャンベルタウンのウイスキーは粗悪品と見なされ衰退していきます。
1885年から86年にかけてイギリス中の200近い蒸留所をつぶさにレポートに書いたアルフレッド・バーナード氏の「The Distillers of United Kingdom」には1885年に21の蒸留所が稼働していたと記されています。
竹鶴政孝氏が35年後の1920年にキャンベルタウンを訪れた時には「数年前まで20の蒸留所だったが、現在は14の蒸留所になった」と竹鶴ノートに記載されています。
すでにウイスキー不況の波が訪れていました。
品質を軽視したキャンベルタウンモルトの衰退を肌で感じたからこそ、竹鶴政孝氏が頑なに品質に重きを置いたことは想像できます。
2014年現在は3つの蒸留所が稼働しているだけです。
■最大にして究極の蒸留所
キャンベルタウンの失われた蒸溜所の中で、へーゼルバーンは、究極、最大にしてかつ最重要な蒸溜所だったそうです。
(その蒸留所を傘下におさめていたピーター・マッキー氏がいかに凄腕か)
17世紀には設立されていたとアルフレッド・バーナード氏は記述していますが、正確には不明です。

1920年にピーター・マッキー氏が買収するも、1925年には操業が停止されてしまいます。
「もしも最良のウイスキーが手に入らないのならば、そのことにカネを費やすのは馬鹿げている」
■現在のヘーゼルバーン
ヘーゼルバーンの広い倉庫は1983年まで多くのDCLの蒸溜所が生産するウイスキーの熟成用に有効利用され続けました。
そして、元の蒸溜所の建物もまた研究用の施設として役立てられています。
※DCLとはディスティラーズ社(Distillers Co.Ltd.)のことで、有力業者6社が結成した組織
現在は、ヘーゼルバーンの複合施設のうち、元の事務所と古い麦芽用納屋がある比較的小規模の施設とヘーゼルバーン・ビジネスパークの一部分のみが残っているそうです。
ブランドとしてはスプリングバンク蒸留所の第三ブランドとして製造されています。
目的はかつては「ウイスキーの首都」とまで言われた、キャンベルタウンモルトの復興です。
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※スプリングバンクはバランタインのキーモルト(使用原酒)として有名です。
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少し残念なのは、ヘーゼルバーン蒸留所の復刻の際に資料の「3基で蒸留」という記述を「3回蒸留」と読み違えてしまい??3回蒸留しています。
竹鶴ノートには「2回蒸留」(初留1基、再留2基の3基)と記載されていますが、スコッチ文化研究所の見解では竹鶴ノートが正しいはずとしています。
■ヘーゼルバーン 12年の香りと味わい
当時の2回蒸留ではなく、3回蒸留で製造されているため、竹鶴政孝氏が修行していた当時とは香りも味わいも、おそらく全く違うと思います。
当時の未開封ボトルが発見されたら、歴史的な大発見だそうです。そのくらい資料がないようです。
せめてスプリングバンクが間違っている(かもしれない)ことに気づいてくれたら・・・
ともあれノンピート麦芽を使用し、3回蒸留でヘーゼルバーン 12年(限定ボトル)はシェリー樽仕込み100%使用という贅沢品です。
1997年から年1回しか生産せず、全世界限定少量販売です。

(ここでは2014年リリース版のテイスティング)
●色味
薄い琥珀色で黄金に輝いています
●香り
青リンゴのような爽やかな香り、苺ジャムのような酸味のある甘い香り、金柑もしくはオレンジマーマレードのような苦味と酸味のある甘い香り、チョコレートのようなビターな甘い香り、ナッツや木の香ばしい香り。
●味わい
バター&イチゴジャムのような酸味と甘味と塩気。
若干ねっとりとした味わいのあとで、チョコレートとナッツのような苦味と香ばしさ。
最後に潮の香りが抜けていきます。
ローランドの華やかさと、キャンベルタウン特有の潮風を感じさせる芳香。
3回蒸溜のクリアな酒質にシェリーのフレーバーが見事にマッチしたリッチな味わいは、マッサンが修行していた当時とは違う味わいだとしても、かつての「ウイスキーの首都」と言われたキャンベルタウン復興への熱意を感じる素晴らしいウイスキーです。
ご注文お待ちしております。

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●くいものBar
The Twisted Wheel
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