（http://ameblo.jp/barttw/day-20111001.html）
当店で使っている
「氷」のお話
いかにおいしいドリンクを
お客様にご提供するか？
質の良いお酒
質の良い割り材
（ジュース・炭酸類）
きちんとした技術の習得
他にもありますが
本日はその中でも
味の大きな決め手になる
「氷」をご紹介します
「Bar にとって氷は命」
「氷は寿司屋のシャリと同じ」
とよく聞きますし
その通りだと私も考えます
本来ならば「純氷」と
（純氷についてはまた今度）
言われる氷屋さんが作った
氷を使いやすい大きさに
アイスピックやナイフで
加工し、さらに‐20℃以下で
寝かせたものを使用します
こういったこだわりの素材を
熟練の技術で加工して
手間をかけると
カクテルの値段が
高くなってしまいます
お店を始めるときに考えていた
「安くて気取らず
きちんとしたものを提供する」
というコンセプトと矛盾してしまいます
（コンセプト自体矛盾してますが）
純氷の購入はその他の理由からも
すぐに諦めがつきましたが
それ以外の部分は工夫すれば
何とかなると思い挑戦しました
まずは材料の「水」
これは当店のある都留市の
水道水は富士山由来の源泉で
大変きれいで美味しいので
問題ありませんでした
店主の自宅は近所の湧水が
水道から出てきます
湧水の近くにはワサビ畑があります
次に「透明な大きな氷」
をつくることでした
今のようにインターネットもない時代
でしたが、調べ尽くして
専用の製氷機を
手に入れることができました
技術に関しては
当店のスタッフに技術指導し
来る日も来る日も
氷を作ってもらっています
専用製氷機でレンガくらいの
透明な氷が作られます
しかし、このままでは柔らかすぎ
表面も濡れているので
一度-20℃以下で氷をしめます
乾いた状態の氷を
アイスピックで丁寧に素早く
使用する大きさに成形します
握りこぶしの半分くらいでしょうか？
その氷をまた‐20℃以下で保存し
カチカチに硬くします
なぜこのような氷を使用するのか？
おいしいドリンクを提供するには
「美味しい不純物の少ない水」で
「ゆっくり凍らせた」
「硬くて」「カドと表面積の少ない」
氷を使用することが必要です
キューブ状の一般的な大きさの
製氷機で作られた氷（柔らかい）
をそのまま使用すると
グラスに入れる氷の数が多い
↓
かどの数が多い
総表面積が大きい
↓
溶けやすい
元々の氷自体も
温度が高いので
さらに溶けやすく
ドリンクが水っぽくなります
なので究極的には
ロックでご提供しているときに
使用している
この形になります
当店ではこのやり方で
成形していませんが
これぞ熟練の技術！！
「丸い氷の作り方」
（YOUTUBE動画）
また、硬い氷は
シェイクする時にも
重要になります
当店では2段振りの
ハードシェイクで作るので
なおさらです
柔らかいキューブ状の
小さい氷ではシェイカーの中で
氷が粉砕してしまい
水っぽくビシャビシャな
カクテルになってしまいます
そうならないためにも
硬い氷は必需品です
他にもミストスタイルなど
カクテルの種類によっては
クラッシュドアイスも使用します
こうやってできる範囲で
できる限りのことを
手間を惜しまず作った氷は
飲み放題にも当然のように
使用しています
…と、ここまで
偉そうに書きましたが
どれが「正解」というのは
実はありません
ロックだって「かち割り氷で」
というお客さまもいらっしゃいます
シェイク方法も様々です
皆様のお好きなスタイルで
お好きなものを楽しむことが
一番重要だと思います
安く気取らずきちんとしたもの
ご注文お待ちしております
●くいものBar
The Twisted Wheel
(ツイステッドホイール)
●店主：ノザワタケシ
〒402-0054
山梨県都留市田原3-2-26
Tel 0554-45-4060
barttw@hotmail.co.jp
http://twitter.com/nzwttw
【あいさつと紹介】
●当店をより深く知って頂く
ためにお酒・グルメ・音楽・
映画など紹介していきます
●店主は映画・音楽
・ファッションや旨いもの
お酒が大好きです
●7インチドーナツ盤専門
ＤＪでもあります
●50's-60's/mod/Skaなど
オーセンティックで
クレイジーな音楽を
でっかい音で聴ける
「RADMUSIC」という
パーティーもやっています
●mixiコミュニティー検索
「twisted」