762 魔法使いルーフィ
アメリカの神様は、とりあえず安堵した。
自分の思い込みでなく、やはり
侵略は間違いなのだ、と言うこと。
日本人にとって、狭い国土に原発が林立したことや
渡来人の侵略が、日本を住みにくくしていた、と
言うこと。
それらは、つまり
動物としての人体の制御システムが
古臭い、生体防御用で
危険などないのに、過剰に防御を行って
しまうために
変に排他性が突出してしまう、と言うこと。
それらが実証できた。
会心の思いで、個室のラジオ、NHKーFMから
流れる音楽に心を遊ばせた。
豊かに、歌うようなギターの音色は
自由な夜を思わせた。
それは、ラリー・カールトンの
ルーム335、だった。
時計は、まもなく午前0時。
昨日と明日が出会う時。
自分の思い込みでなく、やはり
侵略は間違いなのだ、と言うこと。
日本人にとって、狭い国土に原発が林立したことや
渡来人の侵略が、日本を住みにくくしていた、と
言うこと。
それらは、つまり
動物としての人体の制御システムが
古臭い、生体防御用で
危険などないのに、過剰に防御を行って
しまうために
変に排他性が突出してしまう、と言うこと。
それらが実証できた。
会心の思いで、個室のラジオ、NHKーFMから
流れる音楽に心を遊ばせた。
豊かに、歌うようなギターの音色は
自由な夜を思わせた。
それは、ラリー・カールトンの
ルーム335、だった。
時計は、まもなく午前0時。
昨日と明日が出会う時。
761 魔法使いルーフィ
民主主義、と言うような平等性は
もともと日本人は持っていた。
樹木や石、山にさえ神様が宿ると言った
平等性である。
自然そのものを敬愛する謙虚な姿勢は
日本人の心優しい美徳である。
そういう人が、排他性などを表出する事もないし
アメリカの民主主義のように、共産主義を批判し敵対する事もない。
もっと、日本人は原始的な、平等性を持っていた。
島国だったから、と言う事もある。
つまり、大東亞共栄圏、などと言ってまで
争う気持ちは、もともと日本人になかった。
渡来人の感覚である。
そういうものを排除せずに、破綻するまで
放置するのも日本人らしい発想で
TPP、とか金融緩和とか言っても
暴動などは起こらないで、時が経つのを待つ。
なるようになる、そんな感覚で
だから、イジメが起こっても
正義感に燃えて争う事もない。
イジメを指揮する者は、密かに軽蔑されて
心の中で排除されるだけ、である。
つまり、先頭に出たがるのは渡来人であるのは
昔の軍部と同じで
殆ど多くの日本人は、何もせずに、の
その他大勢である。
例えばエスカレーターで、右を開けているのが
ふつうの日本人で
歩いて左側を行くのが渡来人の感覚である(笑)。
それで、優越感を覚えているのは
愚かさの見本のようなもので(笑)
から威張りをする役人のように、どっこい
皆から軽蔑されているのである(笑)。
もともと日本人は持っていた。
樹木や石、山にさえ神様が宿ると言った
平等性である。
自然そのものを敬愛する謙虚な姿勢は
日本人の心優しい美徳である。
そういう人が、排他性などを表出する事もないし
アメリカの民主主義のように、共産主義を批判し敵対する事もない。
もっと、日本人は原始的な、平等性を持っていた。
島国だったから、と言う事もある。
つまり、大東亞共栄圏、などと言ってまで
争う気持ちは、もともと日本人になかった。
渡来人の感覚である。
そういうものを排除せずに、破綻するまで
放置するのも日本人らしい発想で
TPP、とか金融緩和とか言っても
暴動などは起こらないで、時が経つのを待つ。
なるようになる、そんな感覚で
だから、イジメが起こっても
正義感に燃えて争う事もない。
イジメを指揮する者は、密かに軽蔑されて
心の中で排除されるだけ、である。
つまり、先頭に出たがるのは渡来人であるのは
昔の軍部と同じで
殆ど多くの日本人は、何もせずに、の
その他大勢である。
例えばエスカレーターで、右を開けているのが
ふつうの日本人で
歩いて左側を行くのが渡来人の感覚である(笑)。
それで、優越感を覚えているのは
愚かさの見本のようなもので(笑)
から威張りをする役人のように、どっこい
皆から軽蔑されているのである(笑)。
760 魔法使いルーフィ
つまり、占領下から解放されたように
見えて
実際の日本経済は、アメリカに従っていた
だけだった、と言う事になる。
それが悪いとも言わない。
民主主義、のような[思想]は
結局、[ひとつの見解]なのだから。
何かを主張する時、結局は
教育された時の、テキストを書いたひとが
礎にした、大元の発想。
それが[科学的]な、証明可能なものでない限りは
[ひとつの見解]にすぎないので
こだわる事自体が、自己防衛と言う名の
攻撃なのである。
排他的、つまり
自分を守る力を、外に与えるので
環境から見ると攻撃的なのだ。
それを、ほんのすこし弱めると
主義はなくなってしまう。
日本人は、昔々
そんな感じだった。
だから、外来のものは
みんな排除しなかった。
和風、と言うけれど
そのせいで、渡来人たちが
日本の主導権を持とうとして
融通の効く、この国を
硬直化してしまった
。
へんてこりんな、ローカルルールで
窮屈にしてしまうのは
日本人の発想では、なく
明らかに渡来人のものだ。
音楽を聞くとよく分かるけれど
昔々の日本の民族音楽は、様々なのに
明治くらいになると、なぜか韓国ふうの
淋しい音楽が多くなったりする。
でも、南の端や北端は
根強く昔ふう、なのだけど。
見えて
実際の日本経済は、アメリカに従っていた
だけだった、と言う事になる。
それが悪いとも言わない。
民主主義、のような[思想]は
結局、[ひとつの見解]なのだから。
何かを主張する時、結局は
教育された時の、テキストを書いたひとが
礎にした、大元の発想。
それが[科学的]な、証明可能なものでない限りは
[ひとつの見解]にすぎないので
こだわる事自体が、自己防衛と言う名の
攻撃なのである。
排他的、つまり
自分を守る力を、外に与えるので
環境から見ると攻撃的なのだ。
それを、ほんのすこし弱めると
主義はなくなってしまう。
日本人は、昔々
そんな感じだった。
だから、外来のものは
みんな排除しなかった。
和風、と言うけれど
そのせいで、渡来人たちが
日本の主導権を持とうとして
融通の効く、この国を
硬直化してしまった
。
へんてこりんな、ローカルルールで
窮屈にしてしまうのは
日本人の発想では、なく
明らかに渡来人のものだ。
音楽を聞くとよく分かるけれど
昔々の日本の民族音楽は、様々なのに
明治くらいになると、なぜか韓国ふうの
淋しい音楽が多くなったりする。
でも、南の端や北端は
根強く昔ふう、なのだけど。
759 魔法使いルーフィ
もちろん、旧来の蒸気機関車は
博物館レベルの保存、産業遺産になった。
しかし、人手を比較的必要とする
石炭産業が無くならなかったので
国鉄に人々が集まる事もなく
従って労使闘争も起こらなかったから
痛ましい事件も起こらなかった。
分割民営化も起こらず
国鉄は、国鉄のまま残ったから
安い運賃で、産業への貢献もできた。
基幹産業としての鉄道がローコストなのは
いい事である。
あらゆる物流コストが低くなり
従って、原油輸入量も少なくて済む。
外国にあまり依存する必要も無くなった。
国内の経済が、活発であれば
あまり輸出に頼る産業構造でなくても良くなったから
格別、外国資本の参入を迎える必然もなくなっった。
つまり、平穏なる日本の社会構造は
そのまま、で
明治より連綿と続く、協調的な日本人の
社会は壊れる事もなかった。
博物館レベルの保存、産業遺産になった。
しかし、人手を比較的必要とする
石炭産業が無くならなかったので
国鉄に人々が集まる事もなく
従って労使闘争も起こらなかったから
痛ましい事件も起こらなかった。
分割民営化も起こらず
国鉄は、国鉄のまま残ったから
安い運賃で、産業への貢献もできた。
基幹産業としての鉄道がローコストなのは
いい事である。
あらゆる物流コストが低くなり
従って、原油輸入量も少なくて済む。
外国にあまり依存する必要も無くなった。
国内の経済が、活発であれば
あまり輸出に頼る産業構造でなくても良くなったから
格別、外国資本の参入を迎える必然もなくなっった。
つまり、平穏なる日本の社会構造は
そのまま、で
明治より連綿と続く、協調的な日本人の
社会は壊れる事もなかった。
758 魔法使いルーフィ
そこで、アメリカの神様は
こっそり、自国民に神の力を使った。
めぐの国の神様のように、1950年代に時間を巻き戻して。
アイゼンハワーの時代、日本に
原発を売り込もうとする大統領ほか、国民の
攻撃性を少し弱めた。
すると。
アメリカ国内にも原発は出来ず、当然
日本への原発誘致もなかった。
日本へ、原発を取り込もうと言う動きも無かったから
石炭産業は、火力発電需要の為に残る事になる。
九州や北海道の炭坑が閉鎖される事もなく
従って、国内産業はそのまま構造変化が起こらなかった。
火力発電所の効率化が早く進み
熱効率は60%に至ろうとする。
夜間は止めて置けるので、誠に都合の良い設備である。
電気料金も、原発を建設しないので
かえって安くなる。
副産物で、蒸気タービン機関車の発明があった。
石炭が豊富にあるので、当然そうなる。
熱効率が60%ともなれば、電気を購入して
電気機関車を走らせるよりはコスト安である。
もちろん、タービン式電気機関車ではある。
それで、客車列車が主体になった。
こっそり、自国民に神の力を使った。
めぐの国の神様のように、1950年代に時間を巻き戻して。
アイゼンハワーの時代、日本に
原発を売り込もうとする大統領ほか、国民の
攻撃性を少し弱めた。
すると。
アメリカ国内にも原発は出来ず、当然
日本への原発誘致もなかった。
日本へ、原発を取り込もうと言う動きも無かったから
石炭産業は、火力発電需要の為に残る事になる。
九州や北海道の炭坑が閉鎖される事もなく
従って、国内産業はそのまま構造変化が起こらなかった。
火力発電所の効率化が早く進み
熱効率は60%に至ろうとする。
夜間は止めて置けるので、誠に都合の良い設備である。
電気料金も、原発を建設しないので
かえって安くなる。
副産物で、蒸気タービン機関車の発明があった。
石炭が豊富にあるので、当然そうなる。
熱効率が60%ともなれば、電気を購入して
電気機関車を走らせるよりはコスト安である。
もちろん、タービン式電気機関車ではある。
それで、客車列車が主体になった。
757 魔法使いルーフィ
日本でも、1980年代辺りまでは
協調的共産主義と、外国人の経済評論家に
表現されるほど、国内は仲良しだった。
ライバルメーカーとの、販売競争の
ようなものも、比較的平和で
それは、銀行が融資を断らないからだし
その銀行の経営を、日本国が保障していたからで
つまり、共に発展しましょうと言う
気持ちで、仲良し同士だった。
小学生の子供達の母親同士でも、お互いに
仲良くね、と
協調性を重んじていたし
それなので、母親同士も
仲良くするのが普通であった。
しかし、それがみな崩壊した。
外国人の圧力に負けて、日本の
国内の穏健を手放してしまったので
国内にも敵味方が出来てしまう。
親たちのフィールドに、敵味方が出来てしまえば
子供達にも、波及する。
奇妙な敵味方ができてしまって
少数派を迫害するような、奇妙な
風習が出来てしまうが
それは、渡来人が持ち込んだものだった。
元々の日本人は、そういうものから距離を
置いていたのだけれども。
それなので、子供達も無邪気ではいられなくなったりして。
その子供達が、大人になって
今の日本がある。
民主主義、と言うより
どちらかと言うと無軌道な混沌がある。
協調的共産主義と、外国人の経済評論家に
表現されるほど、国内は仲良しだった。
ライバルメーカーとの、販売競争の
ようなものも、比較的平和で
それは、銀行が融資を断らないからだし
その銀行の経営を、日本国が保障していたからで
つまり、共に発展しましょうと言う
気持ちで、仲良し同士だった。
小学生の子供達の母親同士でも、お互いに
仲良くね、と
協調性を重んじていたし
それなので、母親同士も
仲良くするのが普通であった。
しかし、それがみな崩壊した。
外国人の圧力に負けて、日本の
国内の穏健を手放してしまったので
国内にも敵味方が出来てしまう。
親たちのフィールドに、敵味方が出来てしまえば
子供達にも、波及する。
奇妙な敵味方ができてしまって
少数派を迫害するような、奇妙な
風習が出来てしまうが
それは、渡来人が持ち込んだものだった。
元々の日本人は、そういうものから距離を
置いていたのだけれども。
それなので、子供達も無邪気ではいられなくなったりして。
その子供達が、大人になって
今の日本がある。
民主主義、と言うより
どちらかと言うと無軌道な混沌がある。
756 魔法使いルーフィ
出雲神は、ずっと日本を見てきたから
よく分かる。
日本がダメになった理由は
経済のせいなのだ、と。
そして、ダメになっている人々は
本当の日本人ではなく
日本人になりすました外来人なのだ、と言う事も。
でも、その人々が
遠いヨーロッパを侵略しようとするなら
やっぱり、神の力を使っても阻止すべきなのだろう。
そんなふうに、静かな個室寝台、ビジネスクラスのシングルルームで
そう思う。
この日本も、昭和の頃は
互いに支え合って生きてきた。
不公平があれば「それはダメ」と
みんなが支えあって不正を減らしてきた。
その根底は
日本の銀行を、政府が経営保障し
国内企業には、ほぼ無制限に金を貸してきた。
そのせいで、国内の日本人は
55歳で定年になるまで、収入を保障されていたので
安泰に、贅沢ができた。
貯蓄などせずとも暮らしに不安は無かった。
それが、昭和の終りまで、である。
ところが、その資金を使って
外国へ進出しようとした。
アメリカの映画会社を買収したりして
派手な事をした。
それは、他ならぬ
SONYをダメにした文科系の社長である(笑)。
それだけでなく、他の日本企業でも
例えば、ホンダを追い出されたかつての
経営者も似たような事をした。
そういう事をしたので、アメリカも怒って
日本の経済の閉鎖性を糾弾した。
結果、
日本国内へ、外国人が介入するようになり
日本の平和は崩れた。
以降、いくらお金を持っていても
不安は拭えないから
人々は、お金を使わない。
そうすれば、経済は停滞する。
金融緩和、などと言っても
将来が不安なら、いくら持っても使わない(笑)。
当然の図式である。
そういう停滞状況で、不安感から
苛立つ人々もいる。
でもそれは、本当の日本人ではなく
日本人の顔をしている渡来人である。
元々の日本人は、慎ましく生き
道を極め、魂を磨き
自然を慈しむ人々である。
よく分かる。
日本がダメになった理由は
経済のせいなのだ、と。
そして、ダメになっている人々は
本当の日本人ではなく
日本人になりすました外来人なのだ、と言う事も。
でも、その人々が
遠いヨーロッパを侵略しようとするなら
やっぱり、神の力を使っても阻止すべきなのだろう。
そんなふうに、静かな個室寝台、ビジネスクラスのシングルルームで
そう思う。
この日本も、昭和の頃は
互いに支え合って生きてきた。
不公平があれば「それはダメ」と
みんなが支えあって不正を減らしてきた。
その根底は
日本の銀行を、政府が経営保障し
国内企業には、ほぼ無制限に金を貸してきた。
そのせいで、国内の日本人は
55歳で定年になるまで、収入を保障されていたので
安泰に、贅沢ができた。
貯蓄などせずとも暮らしに不安は無かった。
それが、昭和の終りまで、である。
ところが、その資金を使って
外国へ進出しようとした。
アメリカの映画会社を買収したりして
派手な事をした。
それは、他ならぬ
SONYをダメにした文科系の社長である(笑)。
それだけでなく、他の日本企業でも
例えば、ホンダを追い出されたかつての
経営者も似たような事をした。
そういう事をしたので、アメリカも怒って
日本の経済の閉鎖性を糾弾した。
結果、
日本国内へ、外国人が介入するようになり
日本の平和は崩れた。
以降、いくらお金を持っていても
不安は拭えないから
人々は、お金を使わない。
そうすれば、経済は停滞する。
金融緩和、などと言っても
将来が不安なら、いくら持っても使わない(笑)。
当然の図式である。
そういう停滞状況で、不安感から
苛立つ人々もいる。
でもそれは、本当の日本人ではなく
日本人の顔をしている渡来人である。
元々の日本人は、慎ましく生き
道を極め、魂を磨き
自然を慈しむ人々である。