759 魔法使いルーフィ | たまふの書物語まりふ

759 魔法使いルーフィ

もちろん、旧来の蒸気機関車は
博物館レベルの保存、産業遺産になった。


しかし、人手を比較的必要とする

石炭産業が無くならなかったので



国鉄に人々が集まる事もなく


従って労使闘争も起こらなかったから

痛ましい事件も起こらなかった。



分割民営化も起こらず

国鉄は、国鉄のまま残ったから


安い運賃で、産業への貢献もできた。






基幹産業としての鉄道がローコストなのは
いい事である。



あらゆる物流コストが低くなり
従って、原油輸入量も少なくて済む。



外国にあまり依存する必要も無くなった。



国内の経済が、活発であれば
あまり輸出に頼る産業構造でなくても良くなったから


格別、外国資本の参入を迎える必然もなくなっった。




つまり、平穏なる日本の社会構造は
そのまま、で

明治より連綿と続く、協調的な日本人の
社会は壊れる事もなかった。