- グロテスク 上
- \590
- 株式会社 ビーケーワン
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- \629
- 株式会社 ビーケーワン
たまたま本屋で小説を見つけた。
題名が興味をそそった。
もともと本を読むのは好きな方。
上・下だったので、まずは上だけを購入し、
読んでみた。
久しぶりに痺れる内容だった。
決して、明るい感動ものではなかった。
そこはかとなく暗くて、恐ろしいほどに純粋な女の話だった。
やりきれない内容だった。
昼はエリートOLで夜は渋谷で娼婦をしている女性の話。
そこまでに至るまでの話が描かれていた。
最語には、何もそこまでと思うほど壊れていった。
だけど、その壊れる程の気持ちが痛々しかった。
もともと、昔におきた殺人事件がモチーフとなっているらしい。
その主人公の気持ちが痛いほど、胸に突き刺さってくる瞬間があった。
改めて思う。
人が健全に生きていくためには、包み込むような情愛が必要なんだ。
それは家族であったり、友人であったり・・・。
誰かに認められるという事は、自分のアイデンティティが確立される事でもある。
普通に生活を続けられている事。
それは、とても恵まれている事なのだ。
彼女はそれを求めていた様に思う。
等身大の彼女を受け入れてくれる場所。
そういう場所があれば、大抵の事は乗り越えていける。
そんな気がしてならない。