リヴァプールに現存する戦争孤児院 "Strawberry Field" を、題材に作られた曲です。
John が幼少期に育てて貰ったミミ伯母さんの家の直ぐ裏手にあり、よく John も其処でよく遊んだとの事です。
僕も、初めての英国旅行の時には、ロンドンとリヴァプールでビートルズ縁の地を回り、"Strawberry Field" の看板も写真に撮りました。
その看板は、お世辞にも上手だとは言い難い手書きの文字で、赤い板切れに白いペイントだったと記憶してます。
錆びかかった鉄格子の門の奥には庭がありましたけど、ただ普通の雑草が覆い茂って居ただけでした...
『これが...あのイチゴ畑...』 勝手に想い描いていた夢が... 一言もありませんでした。 (^_^;)


なんとも不思議な内容の歌詞ですね。
ビートルズがサイケデリックに傾倒していた頃の作品ですが、はっきり言って、歌詞の内容は意味不明です。

歌詞の中で『目を閉じてさえいれば、生きる事は簡単。』の部分や『あなたはすべてを誤解して見ている。』等は、好きな言葉ですが、西洋哲学的な言葉でもあり、理解はできます。

しかしその後の歌詞は...??
すでに人生を悟ってしまったかの様な、開き直りともいえる言い回しや、禅問答にも似た歌詞は、インド哲学の影響なのでしょうか?
それとも、Yokoの影響によるワビサビの世界なのでしょうか? 実際はよく判りません。

ただ言えるのは、この時期の John は、ドラッグや酒に溺れていて、自分を見失っていたと言う事です。
『なんとかなるよ。僕にはあまり関係無いけどね。』とか、投げ遣りな言葉からの想像ですが。

でも、この曲を聴くと、ほっとした安心感を覚えるのはなぜでしょう?


Strawberry Fields Forever by John Lennon & Paul McCartney

Let me take you down, 'cause I'm going to Strawberry Fields.
Strawberry Fieldsに行くけど、君を案内させて欲しい。
Nothing is real and nothing to get hung about.
なにも現実的では無く、煩わしさとも無縁。
Strawberry Fields forever.
Strawberry Fieldsよ、いつまでも


Living is easy with eyes closed, misunderstanding all you see.
目を閉じてさえいれば、生きる事は簡単。あなたはすべてを誤解して見ている。
It's getting hard to be someone but it all works out, it doesn't matter much to me.
立派な人に成る事が難しくたって、なんとかなるよ。僕にはあまり関係無いけどね。

Let me take you down, 'cause I'm going to Strawberry Fields.
Nothing is real and nothing to get hung about.
Strawberry Fields forever.

No one I think is in my tree, I mean it must be high or low.
僕が木の中に居ると考えていると思う人は誰も居ない。どうせ高いか低いかを比べているだけ。
That is you can't you know tune in but it's all right, that is I think it's not too bad.
調和する事を知っていて、出来ない事は問題じゃない。それほど悪くは無いと思うよ。

Let me take you down, 'cause I'm going to Strawberry Fields.
Nothing is real and nothing to get hung about.
Strawberry Fields forever.

Always, no sometimes, think it's me, but you know I know when it's a dream.
いつも、いや時々、それが僕だと考え、でも君は、僕が夢だと知るのを判っている。
I think I know I mean a 'Yes' but it's all wrong, that is I think I disagree.
僕は、『はい』を、知っていると思うけど、すべては間違っています。僕は意義を唱えるでしょう。

Let me take you down, 'cause I'm going to Strawberry Fields.
Nothing is real and nothing to get hung about.
Strawberry Fields forever. Strawberry Fields forever.


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世界で最も多くカバーされた楽曲として、ギネスブックに認定されています。
説明が要らないほど有名な曲ですが、ポールは、この曲のエピソードとして、「就寝中に夢の中でメロディが浮かび、あわててコードを探してスタジオで完成させた。」と紹介しています。

歌詞の内容を見ると、「去って行った恋人を想う歌」と思いますが、「14歳のとき、乳癌で死別した母への想いを歌詞にした。」とポール自信で述べています。
こんな名曲を寝ながら作っちゃうなんて...凄いのひと言

ただ、「Yesterday」という部分は、初期デモ段階で「Scrambled Eggs」(煎り卵)と、なっていて、タイトルも同じ「Scrambled Eggs」でした。
どうも、美談として、後からこじつけた感じがしますね?

この頃の Paul は、まだ John に歌詞を手伝って貰うことが多く、John の、作風に似た、自身の身近な事柄を歌詞したような傾向が出ています。
Paul の、客観的な視点から物語を組み立てる作風は、Revolver 辺りからなのです。

とても美しいメロディーと、明解な歌詞は優等生的に100点満点。
バンドでは Johon のパートをやってますが、ここだけの話、こっそり歌ったりします。 バンドのメンバーには内緒ですよ。 (^_^;)



Yesterday, all my troubles seemed so far away.
Now it looks as though they're here to stay.
Oh, I believe in yesterday.
昨日まで どんな悩みも 遥か彼方の事だと思えた
今は まるで悩みのすべてが ここに住み着いてしまったみたいだ
昨日までの 自分を信じよう

Suddenly, I'm not half to man I used to be, there's a shadow hanging over me.
Oh, yesterday came suddenly.
突然 影が覆い被さり 普段の半分にも満たない男に 成り下がってしまった
それは昨日 突然やって来た

Why she had to go I don't know, she wouldn’t say.
I said something wrong, now I long for yesterday.
なぜ 彼女が去らねば成らなかったのか 彼女は言いたがらず わからない
たぶん僕が間違った事をいったのだろう 今は 昨日の自分を願うばかりだ

Yesterday, love was such an easy game to play.
Now I need a place to hide away.
Oh, I believe in yesterday.
昨日まで 恋愛は気軽に楽しめるゲームだと思っていた
でも今は 何処かへ隠れてしまいたい
昨日までの 自分を信じよう


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Norwegian wood ~ 邦題は、ノルウェーの森

直訳するとノルウェーの木ですが、一番の歌詞に「彼女は私に部屋を見せてくれた。」とあり、
「isn't it good, Norwegian wood?」となってますよね。
そう、部屋を見せてもらって返す言葉は? 家具を褒める言葉ですよね!
僕もそうでしたが、案外、ノルウェーの森にあるコテージをイメージしている人が多いんですよね。

そして、2番の歌詞の「どこにも椅子が無い...」が、John 一流のブラックユーモアです。
ノルウェーの家具と言えば、ロッキングチェアの様な、『椅子』が有名なんです。
なのに、椅子が無い...
「折角、ノルウェーの家具で揃えてるのに、椅子が無いなんて、センスが無いね。」
要するに、悪趣味な部屋だと言いたかったのです。


実はこの女性、シンシアの事なんです。
部屋に呼び込んで、お酒を飲ませてベッドに誘う...
かなり強引な話しですが、かなり事実に近かったと、John の回想でも触れられています。
事実、出来ちゃった結婚だった訳だし、John がジュリアンに冷たかったのも、こうした経緯があったからかも知れませんね。

そして破局、ノルウェーの家具を燃やして、全てを無にしたかったんでしょうね...


この曲が入っているアルバム Rubber Soul には、他にも、Girl と、言う曲が入ってますが、
何やら関連がありそうですね...



I once had a girl, or should I say, she once had me.
She showed me her room, isn't it good, Norwegian wood?
僕には彼女がいた事がある。 と、言うより、彼女に僕がいた事があった。
彼女は私に部屋を見せてくれた。 「悪くないね、ノルウェーの家具かい?」

She asked me to stay and she told me to sit anywhere,
So I looked around and I noticed there wasn't a chair.
彼女は、泊まって欲しいと頼み、そして、「どこにでも座って」と、言った。
周りを見回してみたが、どこにも椅子が無いのに気が付いた。

I sat on a rug, biding my time, drinking her wine.
We talked until two and then she said, "It's time for bed".
僕は敷物の上に座り、退屈に、彼女のワインを飲んだ。
2時まで僕たちが話し合った時、彼女が、「ベッドへの時間です。」と、言った。

She told me she worked in the morning and started to laugh.
I told her I didn't and crawled off to sleep in the bath.
「朝、働いていたから」と、彼女は言い、笑い始めた。
僕は、「いや僕は働いてなかった」と、言って、這う様に風呂場に逃げ出して寝た。

And when I awoke I was alone, this bird had flown.
So I lit a fire, isn't it good, Norwegian wood.
目覚めたとき、僕は独りで、この鳥は飛び去っていた。
それで、私は火を燃やした。 「悪くないね、ノルウェーの家具かい?」

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