ルポルタージュ
「じいさん、頼むよ…」
祈るような思いでマキコさんの方に目をやる。
蛍光灯を取り替えていたマキコさんは脚立から落ちそうになり、誰かに抱えられていた。
「危ないなぁ、気を付けたまえ」
そういいながら、抱えたマキコさんを腕からおろした背広に棒タイの人物は、期待通りのじいさんだった。
めちゃくちゃ得意気である。
「助けて頂いてありがとうございます!!」
「いいんですよ、それよりもお怪我がなくて良かった。
こんな綺麗な方が傷でもついたら大変ですからね。」
「本当に助かりました…」
周りのみんなもじいさんの活躍を見て拍手している。
あれ??
みんなに見えてるの~!?
さっきまでとちが~う!!
つづく
ルポルタージュ
おいおいおいおい…
ここに来 ていきなりの恋心芽生えるってか?
「ラブ・ラブ・ラブドッキュン♪」
赤鬼もとい爺さんは
どこで覚えてきたのか
唄いだした。
しかも振り付きで…
「婆さんにいいつけるぞ」
オレは小声で爺さんにそっとつぶやく
そんなのお構いなしって顔で
マキコに近づく爺さん
「まぁ幽霊だから何もできないか…」
放っておいて
仕事に戻ろうとすると、
「キャ―――――ッ」
マキコの声だ
つづく
MIWO
ルポルタージュ
…鬼がいた。
いや、よく見ると真っ赤なじいさんである。
「誰かと思ったよ、どうしたのじいさん」
「あ、あの方はどなたかいな」
真っ赤なじいさんは俺の同僚で庶務二課のマキコさんを指差した。
マーサ