先日、会社の研修に合わせて休みを取得してライブに行きました。
お目当てはアカシックとTAMTAM。
今回はアカシックに関して。
なんと言ってもボーカル理姫さんの存在感！
曲毎に表情をくるくると変えて世界観を表現している。
かと思えば、MCではとても素の性格を露にする彼女はとても魅力的だ。
楽曲もかなり練りに練られて作られたのが容易に察する事の出来る造り。
展開としてはとても複雑なのに、上手くポップに昇華出来ている。
一聴しただけで耳に残るキャッチーさと、飽きの来ない造りが同化している。
それでいてマニアック過ぎない。難しくないのだ。
これはとても難解な事で、この微妙なラインを狙って作っているのだから、
もう天才としか言えない。
「ツイニーヨコハマ」という曲がある。
この曲が本当に素晴らしい。
イントロからギターのリフにピアノを主旋律としてバンドサウンドが合わさる。
映像喚起力の高いエモーショナルな音。
そして歌詞は女性視点で繊細な心の動きを歌う。
君にかわる
心変わる
感情コマ切れに離れる
君に惚れる
忘れていく
頭が働かなくなる
散文で、でも的確に、徐々に変わりゆく乙女心を表現。
そして、
あたしは好き本当は好ききっと好き
と、相手を好きな気持ちを自問自答する。間違ってないんだ、と。
ここでのギターのカッテイングが楽曲にダイナミズムを生んでいる。
あなたも好き恐らく好き多分好き
二人は好き本当は好きずっと好き
この短い歌詞だけで見事に不安定な感情を描ききっている。
断言しながら、あまり自信の無い感じが伝わる。
流れ星 スラリと見えた気がした
綺麗だね
すごいね
寒いね わたしたち
帰らない 眠らない
でも言えない
綺麗だね
すごいね
寒いね
わたしたち これから どうしましょうか
この件を聴いていて、椎名林檎の「茜さす、帰路照らされど…」を思い出した。
”確かなもの”の無い２人をツイニーヨコハマに見立てているのだろう。
君に変わる
覚えていく
幸せは怖くないよね？
世知辛いね
世も末だね
でも まあ どーでもいいよね
相手に踏み入るのを躊躇う心と、世を憂いながらもどーでもいいと言ってしまう
そのどこか冷めた感じ。実に面白い表現。
実際問題、恋愛してたら世の中の大きな出来事とかどうでもいいものです。
この間、楽曲は終盤に向かいながら徐々に盛り上がる。
低音パートはよりエモーショナルに。そしてエフェクトで歪みまくったギターソロ。
ツイニーヨコハマ
あたしは好き本当は好ききっと好き
あなたも好き恐らく好き多分好き
二人は好き本当は好きずっと好き
ツイニーヨコハマ
流れ星スラリと空を流れた
最後のパートでは上手く隙間を使う。
各パートが差し引きしながらドラマチックに奏でる。
そうする事で各パートが際立つし何回聴いても飽きない楽曲になる。
綺麗だね
すごいね
寒いね わたしたち
帰らない 眠らない
でも言えない
綺麗だね
すごいね
寒いね
わたしたち これから どうしましょうか……
本当に見事な楽曲だと思う。
拙い文章では表現出来ないし、百聞は一見にしかず！
youtubeへGO！
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本当にただの一ファンとしてこれからも超期待です！
東京にもライヴ観に行こう！！