おお、ステンカ・ラージン | baritontaroのブログ

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趣味の声楽などに関する勇み足風の
所感です。たまに本業の印章彫刻に
ついてもホンネを暴露します。

時に顰蹙を買うようなことを言います
が、何卒ご容赦のほどを。

喉の具合が悪いったらないの!

FはおろかEsすらかすれて出やしない。低音はアッポッジョが効かずに暖簾に腕押し状態だ。やっぱり声が崩壊してしまったらしい。あのとき、よく『菩提樹』が曲がりなりにも歌えたものだと感心する(笑)。はい、それは永田先生の強力な指導力のお蔭だということは分かっていますけれどね。

しかし、ここで下手に発声練習なんかするとますます悪くなる恐れがあるからひたすら沈黙を決め込み、次の声楽レッスン日まで歌わないことにした。

 

といっても、今日は昼からOM混声合唱団の練習日なので、やむなく喜々として(笑)出かけたのでありました。

 

 

 

指揮者のO君の発声指導は、軽く出すことを主眼にしているので私の主義(?)には反するが、模範発声をしながら懇切丁寧にやっているので、合唱団としてはこれ以上望めないくらいの良き指導者である。O君自身がプロ合唱団の団員だったせいであろうか、どうしても合唱に特化した発声法になるのだと思う。

 

今日はバスが1名入団した。これでテノール5名、バス5名になり、ソプラノ・アルト合わせて30名近い女性陣には及ばないが、どうにか形がついてきた。テノールの一人は大変声量がありよく響くのが心強い。

 

 

ちょっと困ったこともある。

 

今日は私の隣で練習したバスの方である。いい人だし、面倒見もいいのだが、ちょっと口臭がひどい。ブレスするとき、もろに「空中間接キス」などしようものなら歌う気分が削がれてしまう。何とかならないものかといっても、こういうことは大変言い出しにくい。自分では気がつかないのが口臭というものなのだ。自分もひょっとしたら迷惑をかけているかも知れないなどと思うと恐ろしくなる。

 

もう一つ困ったことは、これも私の隣で練習したバスの方。時々音程が狂う。ピッチならまだしも、半音狂って堂々と歌われると、いやあまいりますねえ(笑)。聴いているうちにこの原因が分かった。低い声が出ないので、クエークエーと押し付けるので、その直後に上がるとき音を見失うのだ。無理して出そうとしないで、次の上がった音を狙っていればいいものをと思うが、これも指摘しづらいものだ。

 

でもまあ、私も今日は無理せずに、声の拮抗だけに気をつけて歌ったから、最悪の事態は避けられたものと思う。

 

 

 

練習終了後、良かったらO君とお茶でもと思ったら、今日は我々のすぐ後にOM男声合唱団の指導をするのだという。「おっ、男声合唱団か。ちょっとだけ聴かせてくれないか」と申し出て許可を得た。

 

団員は20名ほどいる。まるごと混声のほうに引っぱってくれば(数だけは)すごい合唱団になるのになあと思う。

 

始めの発声練習を一緒にやっていたら、入団希望者と間違われて弁解するのに苦労した。

今はロシア民謡メドレーを練習しているとのことなので、楽譜を借りて何曲か一緒に歌った。ほとんど知っている曲ばかりだったし、『ヴォルガの舟唄』や『ステンカ・ラージン』など、バスが主役になる歌も多いので気分よく歌えた。男声合唱も捨てたもんじゃないねえ。

 

↑ロシア民謡のレコードとレーニンバッヂ。レーニンバッヂはソ連時代に小学生が胸につけていたものだそうで、骨董屋で手に入れた。確か200円。しかし、髪ふさふさのレーニンなんて、イメージちゃうよね。

 

 

 

私は高校・大学では男声合唱しかやらなかったので、歌っているうちに昔を思い出して心がときめいてきた。やはり、親しんだ男声の方が感覚的にしっくり来る。でも、改めて合唱をやるに際して、ほぼ未経験の混声を是非やりたかったものだから、男声は選択肢になかったのだ。

 

「どうです、入りませんか?」と声をかけられた。

心、う・ご・く~(笑)。

でも、そうすると4団に所属することになるから、さすがに日程的に困難だろう。お荷物になってしまったのでは本意ではない。

 

練習予定日の書かれた紙を渡された。ううん、まあ、今日みたいに混声が終わった後すぐに練習というのなら、ちょっとだけやってみてもいいかなあ・・・・などとは口に出さなかったが、ダメダメ、何にでもちょっかい出す悪い癖があるから、やけどしないうちに心を強くして今のままでやっていこうと思う。

 

 

ということで、長くなりましたが、記念に「赤軍合唱団」による『ステンカ・ラージン』などいかがでしょうか。独唱は往年の名バス歌手アレクセイ・セルゲ―エフです。ああ、ソ連時代はよかったなあ(笑)。