「今年はスッキリ暮らしたい」
そう思う方も多いのではないでしょうか。
終活や生前整理を意識して、
物を減らすことを一生懸命頑張ってきた方ほど、
そんな気持ちになるかもしれません。
押し入れを整理して、クローゼットも片付けて、
書類もだいぶ減らした。
「もう十分やった」
そう思えるところまで来ている方も多いと思います。
でも、
ふとこんな気持ちが
顔を出すことはありませんか。
「これ以上、物は増やしたくない」
「でも、趣味の物はやっぱり欲しい」
実はこの悩み、
終活を真剣に考えている方ほどよく感じるものです。
終活というとどうしても
・捨てる
・減らす
・整理する
そんなイメージが先に立ってしまいます。
ただ、
減らすことばかりを意識しすぎると、
終活が苦しくなることもあります。
「これも我慢しなきゃダメ?」
「楽しむことまで
控えないといけないの?」
そこで新年という節目に、
少しだけ視点を変えてみませんか?
終活は、
人生を縮めるためのものではありません。
これからの人生を安心して、
心地よく生きるための準備です。
だからこそ、増やしていいものもあります。
例えば、「思い出」。
旅行に行ったときの写真。
家族と食事をしたときの一枚。
何気ない日常の風景。
写真は、
アルバムやスマホの中に残しておけます。
場所を取りません。
捨てる必要もありません。
でも、
あとから見返したとき、
心をあたためてくれる大切な財産です。
また、思い出は写真だけではありません。
「今日は久しぶりにあの人と話せて嬉しかった」
そんな一言を、
メモ帳やスマホに残しておくだけでもいいのです。
長い文章でなくて構いません。
一行で十分です。
記録を増やすというよりも、
「気持ちを残す」という感覚に近いかもしれません。
他にも増やしていいものがあります。
それは、人との時間です。
誰かとお茶を飲む。
電話で近況を話す。
一緒に散歩をする。
物は増えなくても、
関係性や記憶は自然と積み重なっていきます。
そしてもう一つ。
増やしておきたいのが、「安心につながる情報」です。
連絡先の整理。
大事なことを書いたメモ。
伝えておきたい想い。
物ではありませんが、残しておくことで
自分も家族も楽になります。
終活をしていると、「増やす=悪いこと」
そんな思い込みを持ってしまいがちです。
でも、増やすこと自体が問題なのではありません。
「何を増やすのか」
「誰のために増やすのか」
そこが大切なのです。
物は増やしたくない。
でも、思い出は増やしたい。
その気持ちは、
とても自然で、
とても前向きな終活の形です。
新年は、
「今年は何を捨てよう」ではなく、
「今年は、どんな時間を増やそうか」
そんな問いから
始めてみませんか。
終活は、
我慢のためのものではありません。
これからを、
より自分らしく生きるための準備です。
今年の終活は、
少しやさしく少しあたたかい視点で。
そんなスタートも、
きっといいのではないかと思います。








