みなさんは「デジタル遺品」や「デジタル遺産」
という言葉を耳にしたことはありますか?
最近、テレビや新聞のニュースでも、
この「デジタル遺品」に関するトラブルがよく取り上げられるようになりました。
「私には、そんな大層な遺産なんてないわ」
「ネット銀行も使っていないし、関係ないかな」
そう思っている方にこそ、
知っていただきたいのです。
実は、私たちが毎日当たり前のように使っている「あのアプリ」も、
立派なデジタル遺品になります。
それは家族や友人との連絡に欠かせない
LINE(ライン)です。
今日は、最近のニュースを分かりやすく解説しながら、
万が一のときに家族が困らないための方法をお伝えしますね。
スマホのロックが解除できず、思い出が消える?
ある高齢の方が亡くなられた際、
ご遺族が「せめて故人の写真や、友人たちとのメッセージのやり取りを読み返したい」と希望したとします。
しかし亡くなった方のスマホには、
画面ロックがかかっていました。
パスワードが分からないため、
スマホを開くことすらできません。
最終的に大切な思い出が詰まったLINEのデータは、
誰の目にも触れられないまま、
スマホと一緒に眠ることになってしまいました。
これは決して珍しい話ではありません。
今、こうした「スマホが開けないために、大切な連絡先や写真が分からなくなる」
というトラブルが多いというのです。
特にLINEはメッセージだけではなく、
写真アルバムとして使っていることも多いですよね。
だからこそ私たちが元気なうちに、
少しだけ準備をしておくことが大切になります。
知っておきたい!LINEの「アカウント」の仕組み
まず、大前提として知っておきたいルールがあります。
LINEのアカウントは現在、
規約上「本人のみ」が使えるものと定められています。
そのため名義を子供や配偶者に
「相続」することはできません。
本人が亡くなった場合、
基本的にはそのアカウントは「削除(解約)」することになります。
「じゃあ、私が死んだら、家族が私のスマホからLINEを解約すればいいのね」
そう思われますよね。
でも、先ほどのニュースのように
「スマホのロック」がかかっていると、
家族はLINEのアプリを開くことすらできません。
そこで今日の本題です!
万が一のとき、家族に負担をかけず、
大切な思い出を守るための「LINEの整理・設定ハウツー」を、
一緒にやってみましょう。
今すぐできる!LINEの安心設定&整理術
ノートとペンを用意して、
スマホ画面を見ながら、ひとつずつ進めてみてくださいね。
◻︎ まずは「引き継ぎ情報」の確認とメモ、共有
LINEを家族に閉じてもらったり、
中身を確認してもらったりするためには、
「ログイン情報」が必要です。
以下の3つの情報を、
必ずエンディングノートなどに残し、家族に伝えておきましょう。
-
登録している電話番号
-
登録しているメールアドレス
-
LINEのパスワード
※特に「パスワード」は、普段自動でログインできているため、
忘れている方が非常に多いようです。
もし忘れてしまっている場合は、
LINEの「設定(歯車マーク)」>「アカウント」>「パスワード」から再設定しておきましょう。
◻︎ 「写真」はアルバム機能へ移動しておく
万が一スマホが壊れたり、アカウントが消えたりしても、
家族に写真だけは残したいですよね。
トーク画面に直接貼り付けた写真は、
一定期間が経つと見られなくなってしまいます。
大切な思い出の写真は、トーク内ではなく、
必ず「アルバム」機能に保存し直しておきましょう。
アルバムに保存された写真は、スマホ本体がなくても、
一定の手順を踏めば家族が確認できる可能性が高くなります。
デジタル終活は伝えることから
いかがでしたでしょうか?
今回は、デジタル遺品のニュースから、
もっとも身近なLINEのことをお伝えしました。
デジタルの整理と聞くと、
なんだかパソコンやスマホの中で難しいイメージがあるかもしれません。
でも一番確実で残された家族が助かるのは、
「IDやパスワードを家族が知っていること」です。
銀行の通帳や印鑑の場所を家族に伝えておくのと同じように、
これからは「スマホのパスワード」や「LINEのログイン情報」も、
大切な財産(デジタル遺産)として覚えておいてください。
ほんの5分の準備が、
将来の家族を大きな安心で包むことになります。
ぜひ、今日のうちにパスワードの確認だけでもやってみてくださいね。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。












