皆さん、お疲れ様です♪
カプチーノ専門店をしているとどうしても避けられないお仕事と言えば・・・・「再生作業」♪皆さんが良く使う言葉で言い換えると、レストアになるんでしょうね♪
そして、良く聞かれる事としては・・・「防錆には何使ってます？」「この固体だとどうしたらいいですか？」「溶接はしたほうがいいですか？」など再生に関するご質問ですね．要はオーナー様ご自身で「DIYでやりたい！」と言うことです。
しかし、私共の答えと言いますと・・・出来たら個人でやって頂くことは控えていただきたいんです。何故かと言えば個々の固体は千差万別！やることも一つ一つ違うし、使う物も(溶剤を含め)その素材にあったものを選ぶ必要があるから。。
しかし、基本はございます！
①綺麗にしてから(当たり前です)
②なるべく溶接は使わない(鉄を焼くということは更に酸化(錆)を進めることです)
③錆は確実に抑える(取り除いてから)
④外せるものはすべて外す(隅々まで)
という事で、今回ご紹介するのに良い案件がございました♪
これです！
実は以前からストック車として当店にあったもので、平成５年式 距離は実走１４０００キロ台！の良質車でご覧の通りのクオリティでございます。しかし・・・・・
下回りと言いますと・・・・
はい。。。当店でも良く見かける「真っ黒くろすけ」状態ですね♪
まあとりあえずですが、腐食の類も無く、悪くない。しかし、いつも言っている通り「錆びてるのか？錆びてない？のかが解らない」という事。
まずは塗装の除去と行きたいところなんだけど、取り外しの聞かないボディパーツなんで剥離剤等の薬剤は用途によっては更なる腐食を呼ぶ場合があるし、いきなり削っては状態の把握が出来ない。よって、この固体の場合は手間でも時間を掛けて少しずつ手作業にて剥離する。(すべてお預かりしている大切な固体なんでね)
すると・・・
ねっ、ポツポツ錆びが現れてきているでしょ♪真っ黒のままなら解らないんです。
そして、このポツポツ錆びも色んなパターンがありまして・・・
①中まで侵食しているもの
②カビのように本体と塗装の間にあるもの
③表面のみ
と大まかに３つぐらいに分かれます。
でっ、調べるには。
やっぱり手作業でして・・・・
その固体の状態に沿った番手のペーパーで少しずつ表面を削っていくと・・・ねっ、この子は②番のカビのように塗装と本体の間に入り込んでいる物という事がわかると思います♪このケースだと出来る限り不具合の無い箇所のオリジナルの塗装は残して行き、悪い箇所だけ除去して防錆したほうが後々のことを考えるとベターかな♪
そして、全部把握した後に使う物の選定と「再生」の順番を決めて着手と言った感じです。
という事で、これをお客様ご自身(DIY)ですることはちょっと難しいかと思うんで、最初の返答となってしまうんですよね。
でっ、それを経ていくと・・・・
こういった状態になるわけで・・・・ちなみにこちらは京都府K様のカプチーノの再生作業結果でございますね♪
昨年末にさせて頂いた作業の成果でございます♪
そして、K様のカプチーノのこの状態になったからかは解りませんが、追加作業で続きましてボディの再生に取り掛かっており、昨日全塗装も完了♪
まっ、見違えるほどに艶々でございます♪
でっ現在は各種パーツの装着に・・・
ドンドン元通りになっていきます♪
そして現在は最終作業に入っておりますから、もうすぐ納車でございますよっ♪(お待たせいたしました♪)楽しみに待っていてくださいね♪
と言った感じで毎回色んな作業を個別に考えて「再生作業」は進めております。よっておのずと「時間は掛かる・・・」という事でご勘弁を～いつも遅くてすみません。。。(その分は丁寧にしていると言うことでっ！違うかっ(笑))
あっそうそう、、、ご契約もあったんだった！？
実はS様以前よりアルトワークスをお探しになっており当ブログを見てすぐに現車の確認に～そして現車確認して頂き「本当に綺麗で嬉しい」と即決して頂いた次第です。
そして早速納車準備に取り掛かっており・・・・
油脂類の交換はもちろんの事・・・・
ブレーキ関係の改善もしっかり進めております♪
こちらも月曜日には納車の運びとなりますので楽しみにしていてくださいませ♪
さっ、カプチーノの再生作業も続いておりますから、ドンドンこなして行かないと大変なことになりますなっ♪仕事が遅いもんで～(汗)
頑張ります！
カプチーノ専門店 (有)馬力
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