今回は地元からの食ブログ

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神戸市東灘区と灘区の境界になる石屋川沿いに建つ御影公会堂
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1933年(昭和8年)に建設されて今年で80年になります。


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内部の様子

御影公会堂は阪神大震災前には老朽化による取り壊しの噂もありましたが、大震災にもほぼ無傷で避難所にもなりました。

昔の洋風建築は丈夫なのですビックリマーク


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御影公会堂食堂は地下にあります。

流石に老朽化は隠せませんが[みんな:01]

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ここには値段が書いていません

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中の様子

洋風建築のレトロな雰囲気が楽しめますね。

地下にありますが、外の光も取り込んています。


御影公会堂食堂名物のオムライスセットを注文しました
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先ず出されたのがサラダとかぼちゃ仕立てのポタージュ

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お待ちかねのオムライス

此処のオムライスはケチャップではなく、トマトソースを敷いています。

非常にアッサリとしたとても美味しいソースです。

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オムライスを開くとこんな感じ

御影公会堂食堂のオムライスは洋食屋さんにあるオムライスと言うよりも、高級レストランの上品でアッサリとしたお味ですね。


本当の洋風レトロな雰囲気ですし、神戸観光の際に立ち寄って欲しいですね。


オムライスセットの料金は850円

オムライス単品ならば680円です




御影公会堂食堂のYouTubeがありましたので貼っておきます。




「アイちゃんが行く!」がとりあえずヒットして終了し次回作がこれ。


1973年(昭和48年)
大映テレビ フジテレビ
「GO!GOスカイヤー」
第一話「嵐を呼ぶヒコウキ野郎」


湯浅憲明監督




YouTubeは番組の主題歌「愛の翼」藤島新です


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あらすじ
両親の居ない天地隼人(沖雅也)は天才パイロットだが、無鉄砲な性格で何時も航空会社と対立し会社を転々としていた。

ある日東邦航空のパイロット酒巻史郎(佐々木剛)のセスナが操縦不能になったのを見事誘導して助ける。


ドラマはセスナやヘリを使って事件や災害を解決する当ブログでも紹介した小林旭主演「都会の空の用心棒」をドラマ化したような内容です。


第一話が登場人物の紹介のような内容だったので、ここでも人物紹介にします。

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主人公・天地隼人役の沖雅也

この頃の沖雅也はドラマ「さぼてんとマシュマロ」でアイドル的な人気を確立していました。

天地隼人のような役もピッタリと合っていたのですが。

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東邦航空社長の長女・中原幸子役の光川環世

彼女がこの作品のヒロインです。

幸子は酒巻史郎と良い関係になっていましたが、次第に天地隼人に惹かれていきます。

光川環世さんは台湾人で井上清子として時代劇等で活躍していました。

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酒巻史郎役の佐々木剛

天地隼人とパイロットと幸子と両方でライバル関係になりますが、親友にもなります。


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東邦航空社員・麻生芙佐子役の坂口良子[みんな:01]

「アイちゃんが行く!」のヒットでこの作品にも続けて出演しましたが、あくまでも脇役です。

ドラマでは天地隼人に憧れて最終回では東邦航空を去る天地についていきます。

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東邦航空社長・中原健一郎役の神山繁

若い頃は天地隼人と瓜二つの性格でした。

神山さんと大映テレビといえば「ザ・ガードマン」の榊隊員ですね。

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東邦航空社長の次女・中原薫役の坂本貴子

この作品のマスコット的存在ですが、超おませな女の子です(笑)


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東邦航空の整備士になる須賀英介役の玉川長太

天地隼人と何時も連れ立っていて東邦航空に入社後は坂口良子に接近しようとします。






準レギュラー
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西条刑事役の寺尾聡

ちょっとおっちょこちょいな刑事ですが、天地隼人と知り合いでした。

よく分かりませんが、寺尾聡の刑事役はこれが初めてだったかも知れませんね。

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最後に天地隼人の親代わりだった喜多見神父役の井上昭文

普段クールな天地隼人も彼の前では優しい素顔を見せます。









沖雅也と仮面ライダー2号十文字隼人(佐々木剛)の共演や坂口良子の続投等「アイちゃんが行く!」以上の話題作になりそうと思うのですが、視聴率は低迷して「大空の勇者」とサブタイトルを追加したりしましたが結局17話で打ち切りになりました。

作品的には優れていたと思うのですが
丁度裏番組がウルトラマンタロウだったのも辛かったのでしょうね。

かく言う私も当時はウルトラマンタロウ組でした[みんな:02]


でも今ならGO!GOスカイヤーを観ますね(笑)
今回は今年3月に亡くなった坂口良子の初主演作品の紹介です。


1972年(昭和47年)
大映テレビ フジテレビ
「アイちゃんが行く!」
第1話「旅に出ちゃったのでーす」


ゆあさのりあき監督

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あらすじ
両親のいない18歳の会田愛子(坂口良子)は阿蘇の斧隠で牧場経営のお祖父ちゃん(進藤英太郎)と二人で過ごしていた。

しかし、ある事がきっかけで父親が生きている事を知り、父親を捜しに旅に出た。


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これが当時17歳の坂口良子[みんな:01]

「さぼてんとマシュマロ」でハプニング?出演がありましたが、実質初出演&初主演です。



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アイちゃんと一緒に旅をする事になる鈴鹿杉夫(本郷直樹)
ドラマ主題歌の「二人のフィーリング」も歌っています。


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もう一人の仲間 佐久間俊(吉田次昭)

アイちゃんと喧嘩友達の役柄でしたが、5話で突然降板します。


このドラマは江崎グリコ一社提供でしたが、吉田がなんとライバル会社のロッテのCMに出演したので、グリコのクレームで辞めさせれてしまいました[みんな:02]


彼の後釜として鈴木ヒロミツが登場します。





1話のゲスト紹介
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アイちゃんのお祖父ちゃん(進藤英太郎)

頑固者でアイちゃんの両親の交際を認めませんでした。

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牧場の従業員(高橋悦史)

アイちゃんに父親が生きている事を教えます。

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由布院に住むアイちゃんの亡き母親の友人(野際陽子)

病弱の役柄です。
アイちゃんに父親の今の生活があるのだから、父親捜しは辞めたらと進言します。


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由布院神楽の会場でアイちゃんは
「意地悪ババァをやっつけろ」と突然叫びます[みんな:03]

なんとも大映テレビらしい強引な台詞です(笑)


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しかし、野際陽子はアイちゃんの母親の友達の手紙と自分の紹介状をアイちゃんに手渡し、アイちゃんは別府港から四国に渡ります。



あとがき
大映テレビらしい強引なドラマ展開なんですが、台本が無茶苦茶荒いですね。

アイちゃん役の坂口良子も決して上手くはありませんが、天然の魅力がそれを打ち消して視聴者もアイちゃんに感情移入出来たと思います。


ドラマは父親(北村和夫)が見つかって終わりではなく、アイちゃんは父親宅で暮らす事になるのてすが、
そこで姉(志摩みずえ)やお手伝い(十勝花子・山田圭子)からイジメにあう「イジメ編」が始まります。


個人的には父親を捜す旅で終了して欲しかったですね。



ビックリマーク坂口良子の特集をすると予告してはや12月になっていました。


今年中に紹介出来てホッとしました(笑)



iPhoneからの投稿
今回紹介する作品は

1971年(昭和46年)日活・SMP制作 ダイニチ映配配給
「喜劇・いじわる大障害」


藤浦敦監督


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これが日活と大映の作品を配給する「ダイニチ映配」のマーク


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この作品は日活本体が制作したのではなく、「SMP」という会社が制作しています。

聞いたことがない会社名ですが、あのマークなのでフジテレビ系の会社だったのでしょうか。



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あらすじ
長野の田舎に住む猪狩次郎(岡崎二朗)は家出して東京に出てきたが何をしても失敗続き、しかし拾った一個のパチンコ玉から運命が一転する。



関東落語協会が協力していたようで、沢山の落語家さんが登場します。


ビックリマーク尚、出演者の氏名は当時のものです。


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主人公・猪狩次郎役の岡崎次朗

日活やくざ映画のチンピラ役に多数出演してようやく映画初主演したかと思いきや、1965年に東映で主演していたそうです。


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ヒロイン・春子役の夏純子

岡崎次朗とはダイニチ映配時代によく共演していました。

とっても素敵な方で私も大好きですが、前作迄は「女子学園」シリーズに主演してなんと中学生を演じていました[みんな:01]


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ウーマンリブ化粧品主任役の八代万智子

万智子姐さんが日活に出演とは珍しいと思いましたが、これが日活作品初出演だったそうです。


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夏純子と八代万智子の貴重なツーショット[みんな:02]


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次郎の父親役の上田吉二郎
上田吉二郎の二号マサ役の応蘭芳

奇しくもプレイガールメンバー2人が出演

しかし、ランファンが二号役とは[みんな:03]


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次郎の従兄立山談次役の立川談志

とんでもない従兄です。

彼はこの作品の監修もしています。


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クラブ タッチャブルのマスター役の三遊亭円楽

次郎を昼夜こき使います。

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スリの女親分シゲ役の宮城千賀子
子分役の林家喜久蔵

次郎を散々利用します。


そして特撮でお馴染みの俳優も
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レストランのボーイ役の団次郎

コミカルなボーイですが帰ってきたウルトラマン出演直前ですね。

この作品公開日が1971年3月20日
帰ってきたウルトラマン初回放送が同年4月2日です。




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千葉治郎がロン毛の患者役で出演していました。












鉄道シーン電車

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165系急行「アルプス」
ヘッドマーク付きです。


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キハ58急行
おそらくアルプスだと思います


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181系特急「あずさ」







作品の内容は以前当ブログで紹介した「喜劇東京の田舎っぺ」のダイニチ映配版で、エッチなシーンも満載です。

そして、1時間20分弱の短い作品の上テンボ良く進行しますので東京の田舎っぺよりは数段面白いですよ。


私はダラダラと間延びした上映時間の長い作品よりもこういう作品の方が好みですので。





今回紹介する作品は

1956年(昭和31年)新東宝
「波止場の王者」


内川清一郎監督



あらすじ
中小造船会社の島造船が開発したガスタービンAZを狙う国際ギャング団と、船舶局の技官から島造船に転身した水野三郎との対決を描く



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今回はギャング役の丹波哲郎から見た新東宝俳優の紹介です。



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いきなりの鉄道シーン音譜
70系電車
横須賀線を走っています。



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70系電車の座席に座っている丹波哲郎
彼は国際ギャング団の一員・志水重吉




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同じく70系電車の座席に座っている宇津井健

今回の主役水野三郎です。

丹波さんは彼を本当にいい人だねと絶賛しています。

丹波さんにとって都合のいい理由ですが(笑)




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久保菜穂子
ガスタービン設計者の娘・山本和子

本作のヒロインです。

丹波さんは彼女の事をスタイルが抜群な女優と絶賛しています。

おそらく彼女に気があったのでしょうが、丹波さんは新東宝の別のスター女優を愛人にしました[みんな:01]




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和田孝
島造船の不良工員・佐藤銀次役

生真面目な役柄が多い彼にしては珍しい役です。

丹波さんは彼の事をいかにも人形みたいな感じの男だから合わないんだ。
歳をとって味が出るタイプではない。と言っています。

実際彼は新東宝倒産後しばらくして俳優業を引退しました。




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小倉繁
島造船の寮の舎監役

彼こそ丹波哲郎が霊界に走るきっかけになった人

小倉さんは癌で亡くなるのですが、亡くなるまでに「死にたくない」と周りの人に何度も泣き叫んだそうで、それを見た丹波さんは「あんな死に方はしたくない」と霊界伝道師になったそうです。




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三ツ矢歌子
小倉繁の娘・由美役
和田孝の恋人役でもあります。


丹波さんは彼女についてのコメントはありませんが、私の判断で掲載しました^ ^

歌子さんが殺されるのは意外でしたね[みんな:02]





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大友純
国際ギャング団のボス役

丹波さんは彼についてもコメントはありませんでしたが、新東宝を代表する悪役俳優で私も大好きです。




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前田道子
バーの女給サリー役
丹波哲郎の情婦でしかも和田孝とも関係しています。

前田道子さんは新東宝の初代セクシー女優でしたが、丹波さんは新東宝の志村敏夫監督と何時もベタベタでちょっと生意気だったと言っています。


そしてこのシーン
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丹波哲郎が前田道子を叩くシーン

前田道子さんは丹波さんに本気で殴られたと語っています。

よく見ると、素手で叩いたのではなく丸めた紙で叩いていますね。

丹波さんは内川清一郎監督に頼まれたと言っていますが、前田道子は後に加戸野五郎監督の作品で、着物の裾をまくる監督の注文を拒否して結果新東宝を辞める事になる「着物の裾事件」を起こしていますので、志村監督以外の監督には相当生意気にしていたのでしょうね。