今回のブログは「ある日わたしは」11話から

あらすじ
城山ゆり子(松原智恵子)は、大学の学友(太田雅子・橘和子)のスキー代の協力の為、11PMのカバーガールのアルバイトをした。

チャンネルNECOで好評放送中のドラマ「ある日わたしは」
14日の放送は、1968年元旦に放送されたお正月特番で「11PM」とのコラボ企画でした。
ここで主人公の松原智恵子さんがイレブンガールやいろんなキャラに挑戦しました。

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冒頭で新年の挨拶をする松原智恵子さん

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「11PM」の司会者、大橋巨泉さんと朝丘雪路さん

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11PMは当時白黒なので、当時の映し方も入れています。
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カラーの松原智恵子さん

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イレブンガールに挑戦した三人娘
太田雅子(梶芽衣子) 松原智恵子 橘和子
橘和子さんは大映女優・姿美千子さんの妹です。

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ポージングする三人娘
橘和子さんの脚がなんか凄い・・・

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11PMの名物コーナーのイレブンダービー
松原智恵子さんと太田雅子さん
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カラーではこんな感じです
松原智恵子さんの網タイツ姿、かなりセクシーです
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イレブンダービーの優勝者に優勝カップを手渡す松原さん
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天気予報のコーナー
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カラーでアップ
太田雅子さん
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橘和子さん
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そして、松原智恵子さん

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控室で11PMを観ていた放送作家役の三遊亭圓楽さんと番組プロデューサー役の太宰久雄さんが、松原智恵子さんに目を付け、いろんなドラマに松原さんをヒロインに見立てる妄想をします。

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早世するアイルランドのお姫様

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桂小五郎の恋人の芸妓 幾松

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宇宙人役も

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女スパイ・ゼロゼロイレブン(0011)
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太宰さんと松原さん
松原さんのスリットが開いてセクシーです。
太宰さんの役は、ナポレオン・ソロならぬナポレオン・ソロル
当時、日テレで放送されていた海外ドラマのパロディです。

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ハイカラさん役
これは松原さんの適役ですね。

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最後はアラブの女性役
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松原さんは王の女で、奴隷(和田浩治)と恋に落ちた為、王の怒りを買い火やぶりにされます。

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ジュディさんは、11PMに城山ゆり子の妹かおり役ではなく、本物のジュディ・オングとして出演し、当時ヒットしていた「たそがれの赤い月」を歌いました。

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ドラマの最後は、松原さんとジュディさんが、いつも通り城山姉妹で登場しました。

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そして、これが現在の松原さんとジュディさん
チャンネルNECOで放送された「ある日わたしは」スペシャルで、当時の撮影の様子等を語ってくれました。


動画はジュディ・オングさんの「たそがれの赤い月」です。


今回の正月特番は、いつものさわやかな番組とは打って変わりちょっとエッチな内容でした。
松原智恵子さんはイレブンガール以外に6つのキャラを演じ、色っぽい姿も見せてくれましたね。
松原さんがこれだけ多彩に演じた事は大変貴重で、今回はふんだんに写真を載せました。
録画は永久保存版にします(笑)





今回紹介する作品は
1961年(昭和36年)新東宝
「セクシー地帯」
石井輝男監督
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あらすじ
東洋貿易のサラリーマン・吉岡(吉田輝雄)は、夜の銀座で女スリ(三原葉子)に部長から預かった書類を奪われた上にスリ一味と間違われ、警察に連行されてしまう。

石井監督の地帯シリーズ第四弾は、いつものように主人公と秘密買春組織の対決なんですが、
平岡精二さん演奏のヴィブラホンの効果で凄くお洒落な雰囲気の作品に仕上がっています。

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吉岡博司(吉田輝雄)
女スリに部長の大事な書類を奪われた罰で大阪に転勤を命じられた上、恋人を殺害した罪で追われる羽目に。
二枚目だが頼りないキャラで、三人の女性に翻弄されます。
こういうキャラは他の俳優が演じたらわざとらしく感じる事が多いですが、吉田さんは地だからか?、本当に天下一品の上手さですね。

そして吉田さんを翻弄した三人の女性を紹介
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滝川玲子(三条魔子)
吉田さんの彼女で同じ会社のタイピストですが、実は会社が「接待用」で秘密買春組織から派遣された特殊な女性でした。
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三条さんはお昼休みを利用して、大阪のパトロン(近衛敏明)と密会していた。
スケベキャラの大御所・近衛さんを軽くあしらい。

その後、吉田さんに左遷命令を出した森川部長(九重京司※秘密買春組織の上客で三条さんと関係)と会い「吉岡さんの転勤を取り消さないと、二人の関係をバラすわよ。」と脅して、転勤命令を取り消させてしまいます。
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ボートに乗ってデートする三条さんと吉田さん

三条さんと吉田さんの実年齢は7歳年の差がありますが、完全に三条さん主導です。
まぁ凡庸なサラリーマンと海千山千の組織の女ですから当然でしょうか。
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しかし何を思ったか、三条さんは組織を辞めようと考えボスに話しますが、当然ながらボスは承知しません。
すると三条さん「「警視庁保安課へ無記名で当初一本出せば解決がつくでしょ。一流商社へ特殊な接待婦を提供する秘密組織、ビザール・クロッキークラブ。電話一本で、いつでも、何人でも素晴らしい美女がお相手します……なんて書いてね」と言ってボスを脅しました。

いくらなんでも会社の部長と犯罪組織のボスとでは同じ脅しは通用しませんよ。
三条さんはあっさり殺されてしまいました。

三条さんの出番は最初の17分だけでしたが、17歳とは思えないトッポイキャラ全開の演技で、三条さんは橋幸夫さんと共演の「江梨子」よりもこちらの方が代表作だと思っています。

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真弓(三原葉子)
二人目は女スリで今回のヒロインです。
いつも通りの三原さんのキャラですが。
「あたしのね、一番好きなのはスリル。それからハンサムな男の子」と公言し。
「バスト99、ウエスト64、ヒップ99よ」「国際的水準よ」とボディを自慢します。

踊りのシーンはありませんでしたが、あっけらかんとした可愛いキャラは「黄線地帯」と並んで三原さんの代表作の一つですね。

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東京の夜の街を歩く吉田さんと三原さん。
吉田さんは三原さんにスラれた為に大変な目にあったのに、再び出会うと三原さんに主導権を握られてしまいました。
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三原さんがスッた中に秘密買春組織の会員証があり、偶然に入った組織の取次店で指名すると、指定したホテルにコールガール(吉田昌代)がやって来た。
吉田昌代さんは三原さんよりも多く石井監督作品に出演していましたが、これが最後になりました。

三原さんは吉田昌代さんを脅して組織の実態を聞き出します。
この時吉田輝雄さんは、すっかり手下扱いでした(笑)
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吉田昌代さんの次の相手だった客に会いに東京駅丸ノ内改札口へ
目印はダッコちゃんですが、劇中では何故かウインキーちゃんと言ってます。

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吉田さんは秘密買春組織の取次店を洗って、組織の喫茶店にいる女・秋子(池内淳子)に目を付けます。
三人目の女の池内淳子さんですが、石井監督初期作品以来久しぶりの出演で、吉田さんとも初共演ですね。
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夜の浅草六区を歩く池内さんと吉田さん
新東宝作品なのに、日活と第二東映の映画館が堂々と映っています。
日活の映画館では「渡り鳥」シリーズが上映されている様です。

吉田さんは虚勢を張って「猟奇的」な物が観たいと言いますが、浅草が古巣の池内さんが、実演の強姦ショーを見せると、吉田さんはタジタジになりました。

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瀬川(沖竜次)
秘密買春組織ビザール・クロッキークラブのボスです。
ビザール・クロッキークラブとは、客に裸女のクロッキーをさせて、客が気に入った女を買う仕組みになっていて、上物の女は三条さんの様に会社接待用に派遣されるのです。

これまでの地帯シリーズの悪役のボスは、大友純さんをはじめ年配者でしたが、ここで沖さんを使いましたので、石井監督が沖さんに期待していたかが分かります。

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須藤刑事(細川俊夫)
三原さんと顔なじみの凄く人のいい刑事さんです。
細川さんが人のいい役を演じるのは非常に珍しいです。

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三原さんは悪い癖が出て、新橋駅前で沖さんの財布をスルのがバレて捕まり、組織の女にされてしまいますが、吉田昌代さんの通報でバレているとも知らずに、能天気にクラブのカードで潜入した吉田さんと共に縛られて殺される運命に・・・

結局窮地を脱したのは三原さんのお陰で、吉田さんはちっとも役に立ちませんでした(笑)
それでもいい味を出していましたよ。


あとがき
石井監督作品の中で、作品の完成度では「セクシー地帯」が一番だと思います。
それぐらい出来のいい作品なんですが、石井監督は次回作の制作中に新東宝のスタッフと喧嘩別れしてしまい、新東宝を去ってしまいました。

まぁ、どのみち新東宝倒産避けられなかったと思いますが、最後まで運命を共にして欲しかったです。






今回紹介する作品は
1961年(昭和36年)新東宝
「契約結婚」
渡辺祐介監督
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あらすじ
友人の結婚式に参列した三浦エリ子(大空真弓)は、羨ましがる友人たちを尻目に、結婚して相手に一生縛られるのは嫌だと言い出す。
彼女の理想は、1年ごとに相手と結婚の契約更新する「契約結婚」だった。
渡辺祐介さんの監督昇進2作目は、彼らしい凝ったコメディ映画です。

ビックリマーク尚、作品の画質が悪いので、写真写りが悪い事をご了承下さい。

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冒頭に映る結婚式の二人
渡辺監督のデビュー作「少女妻 恐るべき十六才」のユキ(星輝美)と五郎(鳴門洋二)です。
渡辺監督は「契約結婚」の冒頭で「少女妻 恐るべき十六才」を完結させたのです。

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ワンシーンだけで台詞もありませんでしたが、最初で最後の輝美さんのウエディング姿です。

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三浦エリ子(大空真弓)
プロ野球からスカウトされている大学の同級生・岡村純平が好きなので、あの手この手で彼にアタックします。
しかし契約結婚で自分の自由は確保する究極の理想主義者というか、とんでもないツンデレ娘です。

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岡村純平(寺島達夫)
プロ野球のスカウトから4000万円の契約金(現在の4億円?)を提示されている、超有望なスラッガーです。
しかし、本人はお金や女には無頓着な性格でした。
ハンサムタワーズの寺島さんは、実は元東映フライヤーズの投手でした。
新東宝俳優だった兄が急逝したので、兄に代わって新東宝に入社しました。
劇中ノックのシーンがありますが、流石に元プロ野球らしい動きでした。

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清沢浩治(沼田曜一)
岡村純平の2年先輩で大阪ブルドッグスの投手。
かつては岡村純平同様に騒がれたが、現在はブルペン投手に落ちぶれてしまう。
「先輩」を利用して岡村純平のスカウトを、大阪ブルドッグスオーナーに命じられます。
悪役が多い沼田さんですが、新東宝最終年はこういう哀愁のある役が多いですね。

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加世子(小畑絹子)
バーのママで沼田さんの妻だが、この夫婦も契約結婚だった。
しかし、小畑さんが打算的な人間でもない(普通にいい人)ので、なんで契約結婚なのかよく分かりません。

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村瀬佳子(松浦浪路)
大空さんの友人だが、こちらは普通の結婚願望が強い人です。

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山口(国方伝)
寺島さんの友人だが、お金にがめつく寺島さんのマネージャーを買って出て球団スカウトと交渉をします。
国方さんのキャラにピッタリですね。

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大空さんは沼田さんと利害が一致したので、協力して寺島さんの大阪ブルドッグス入りを画策します。
接待攻勢で酔いつぶれて泥酔した寺島さんを見て、どさくさに紛れて、起きた寺島さんに、昨夜に二人は「関係した」と嘘を言う大空さん。

関係したのを盾に、寺島さんと契約結婚に合意し、大阪ブルドッグス入りも確実と思いきや、国方さんが強引にパイレーツ入りを決めてしまいます。

パイレーツ入りの事で二人は口論になり、大空さんは「関係したのは嘘だった」と口を滑らせてしまいました。
これで二人の関係は破談になると思われたのですが・・・

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大空さんは我に返り、今まで打算的過ぎた自分を恥じて、契約結婚を破棄して本心から寺島さんが好きだと訴え二人は結ばれました。

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寺島さんは、パイレーツ入り記者会見で契約書を破ってしまい、その足で大阪ブルドッグスへ。
入団会見する寺島さんと大阪ブルドッグスのオーナーの並木一路さん

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寺島さんが大阪ブルドッグス入りしたが、貧乏球団の為リストラが必要になり、沼田さんは功労金だけ貰って解雇されてしまいます。
落ち込む沼田さんを慰め、正式な結婚を求める絹子さん。
本当にいい人ですね。

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文太さんがコミカルな交通整理の警官役をワンカットだけ出演

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鉄道シーンは京王帝都電鉄(現:京王電鉄)のデハ2125形です


あとがき
契約結婚というアイデアは渡辺監督らしいです。
沼田さんの哀愁ある役も良かったですが、何といっても大空さんのツンデレぶりが絶品です。
渡辺監督は次回作も大空さん主演で撮り、その後東映の「カレーライス」でも東京映画に移籍した大空さんをわざわざ主役で呼びましたから、よほど気に入ったのでしょうね。







今秋の旅行は、夏のパソコン修理の痛い支出の影響で、和歌山市へ日帰り旅行にしました。


今回使ったのが、南海電鉄が出している「和歌山おでかけきっぷ」です。
南海難波ー和歌山市の往復券と、和歌山バスの一日券、そして観光施設の割引が受けられます。
料金は2060円で、個別に南海の往復券と和歌山バスの一日券を買うよりも800円安いです。
そして、510円を追加すると、往復特急「サザン」の指定席で行く事が出来ます。
「サザン」の指定席は510円しますので、片道代金で往復乗れるこちらのセットをお勧めします。
ただ、購入時に帰りの指定席券も買わないといけないので、時間が制限されるのが難点ですが。

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南海難波駅に到着した特急「サザン9号」
列車は8両編成で、前4両がリクライニングシートの指定席の10000系で、後4両がロングシートの自由席の7000系です。

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10000系の車内
遠目からは豪華に見えますが。

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かなり汚れの目立つオンボロ座席でした。

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それに窓側の座席にしかテーブルがなく、しかも2席に1席はカーテンが邪魔で非常に使いにくいです。
私が乗ったのは4号車でしたが、2・3号車には改良型の座席になっていましたので、もし利用されるならば、窓口で2号車か3号車を指定するのをお勧めします。

1時間で和歌山市駅に着きました。
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和歌山市駅舎
かつては乗降客数5万人で和歌山市の中心駅でしたが、現在は1万7000人を下回り、JR和歌山駅の方に中心駅を譲ってしまいました。
駅舎に入居していた「高島屋」は昨年に撤退し、現在はデイリーカナートと100均が入っています。
そして、この駅舎も取り壊しが決定しており、現在より大幅にこじんまりした建物になるそうです。

久しぶりの和歌山なので名所を観光
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和歌山城

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和歌山城西之丸庭園(通称・紅葉渓庭園)で紅葉の名所です。
ここは入場料無料なので絶対お勧めします。

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中心街の「ぶらくり丁」ですが、寂れてしまいシャッター街になっていました。
和歌山市はJR駅・南海駅を含めても、市街地で賑やかな場所はありませんでした。

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夕日が名物の新和歌浦

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しかし、私が最も行きたかった所は市街地から離れた場所にありました。
和歌山バスで紀ノ川大橋を渡り、狐島宮バス停で降りまして、600メートル程歩くと・・・

ありました
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居酒屋アパッチです
WBS和歌山放送ラジオの「桂文福のあの店この店」というお店紹介のミニ番組で、文福師匠がお店の方と、掛け合い漫才の様な形式でお店を紹介します。
そして文福師匠が「アパッチに来てっち~。僕も行くっち~」で閉めます。
このフレーズが大好きで、ネット上のニックネームは「アパッチ」に決めて、もう10年近く使っています。

しかし、訪れたのは今回が初めてです。
こんな雰囲気だったんだ!居酒屋とホテルを併設していたのは知らなかったな。
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居酒屋アパッチ玄関口は「あぱっち」とひらがなでした。

夜は居酒屋ですが、昼のランチもしています。
今回はそれが目的でした。
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ランチメニューは日替わりですが一品だけでした。これが今回のランチです。
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メインは鮭の野菜あんかけ
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食後にはドリンクサービス。アイスコーヒーを頼みました。
これで税込み500円です。
食後のドリンクサービス込みでこの値段は絶対お得ですね。

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帰りは南海12000系特急「サザンプレミアム」でした。
アパッチ訪問と共に、この列車に乗るのも今回の目的でした。
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側面にはSOUTHERNPremiumの文字が
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車内の様子
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座席の綺麗さは10000系とは雲泥の差ですね
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フットレストにコンセントも付いています
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10000系と違って大型テーブル装備
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和歌山市駅舎にあるデイリーカナートで買った、鶏そぼろ弁当とチューハイで優雅に1時間を過ごしました音譜

同じ指定席料金ですので絶対に「サザンプレミアム」がいいですね。


延長モードになっている当ブログですが、今回で旅行ブログは終了させていただきます。
後は星輝美さん出演の映画残り6本と他の映画を少し混ぜて、ブログを閉じたいと思います。








今回紹介する作品は
1961年(昭和36年)新東宝
「恋愛ズバリ講座 第三話 好色」
石井輝男監督
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あらすじ
結婚詐欺師のミツオ(沖竜次)は、資産家の女と結婚後、事故と見せかける殺しで相手の遺産を奪っていた。
そして次のターゲットは、母親の遺産を持つ幼稚園の先生のケイコと決まった。

恋愛ズバリ講座の最後は、石井監督によるブラックコメディです。

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悪辣な結婚詐欺師のミツオ(沖竜次)
オムニバス映画の一作ですが、遂に沖竜次さんが事実上の主役に抜擢されました。
東映から移籍後、一脇役に過ぎなかった沖さんは、昨年頃から目覚ましい活躍で、このまま新東宝が潰れなければ、かなりの地位まで登りつめたことでしょう。

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顔面神経痛の女(万里昌代)と結婚式を挙げる沖さん。
この後のハネムーンで、自動車事故に見せかけて殺害します。
自分も腕を骨折するリアルな芝居で、かなりの知能犯です。

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神父役には嵐寛寿郎さん。
この作品には石井組の俳優が多数出演していました。
アラカンさんは「女王蜂と大学の竜」に続き未だ二作目の石井監督作品ですが、すっかり石井組の一員になってますね。

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沖さんの妹役を演じますが、実は内縁の夫婦だった魚住純子さん。
魚住さんが殺害相手の情報収集をします。

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母親の遺産を相続したケイコ(三原葉子)
都内で幼稚園の先生をしていますが、東北弁丸出しの引っ込み思案な女性で、沖さんと満足にダンスすることも出来ませんでしたが。
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お酒が入ると性格が一変し、下着姿でダンスを披露します。
三原さんにはこういうシーンがなけりゃね。

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会場には吉田輝雄さんが本人役で出演。
酒に酔った三原さんに絡まれ、「あなた、昨年新人賞取った吉田輝雄でしょ」と言われます。

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三原さんにはネリカン帰りの弟タケシ(浅見比呂志)がいた。
浅見さんも沖さん同様、脇役専門から伸びてきた俳優で、こちらは沖さんよりいち早く主役を経験しています。

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三原さんのグラマーさや性格の良さに参ってしまった沖さんは、本当に三原さんと結婚したいと思い、邪魔な魚住さんを崖に呼び出し殺そうとします。
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恐怖で顔が引きつる魚住さん

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魚住さんを殺害後、三原さんの部屋に行くとベッドに二人が・・・
実は二人は恋人同士で、沖さんの上をいく悪党でした。
悪党とバレたら東北弁は止めて標準語を話す三原さん。全て沖さんを騙す演出でした。
激高する沖さんの頭を、浅見さんが金棒で殴って殺害。
遺体を処理する時に浅見さんは、「女体渦巻島」で歌ったアレを歌います。
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最後は三原さんが明るく解説します。
かなりブラックですねー

あとがき
沖さんの主役ぶりも印象的ですが、やっぱり三原さんが素晴らしい。
東北弁を話す役は初めて?かな。盛岡出身だから東北弁が上手いのは当たり前だけどね。

でも酔っ払って下着姿で踊る場面が一番の見どころですね。


大蔵社長退陣後、1961年に新生新東宝としてスタートしたわけですが、興業収入は惨憺たるもので、早くも経営危機に見舞われます。
輝美さんのインタビューでは、もうこの頃から東映移籍の話があったそうです。



最後に「恋愛ズバリ講座」予告編動画を貼っておきます
冒頭で並んで歩く11人は、「恋愛ズバリ講座」に出演した俳優たち
右から、星輝美、松原緑郎、小畑絹子、天知茂、池内淳子、宇津井健、大空真弓、菅原文太
三原葉子、沖竜次、魚住純子です。