【225】新しい推しを発見(桟橋戦記Ⅲ) | 吟遊舞踏苦労狂 Bard Ball Chronicle~競技ダンス冒険譚~

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理想を語るだけのヘタッピ中高年による
競技ダンス冒険譚、幻想譚もとい妄想譚
『ファンタジーとダンスが交錯する世界』
のつもりで書き始めましたが
気づいたら普通の(変な)ダンスブログになっていました

今後、応援していきたい選手を発見しました。

プロなのでフツーにお名前を出させていただきますが、

 

宮内隼輔選手です!

 

神奈川選手権プロラテン決勝Jive。

僕は左前にいる別の選手を見ていました。

 

すると声が聴こえるんです。

本当にね、声が聴こえるんですよ

 

「どこ見てんの?

 そっちじゃないよ。こっちだよ。

 見て! 見てってば!

 俺たちを見・る・ん・だ・よ♪♪♪」

 

え? と思って右前を見ると、宮内選手が僕を、

物凄い目力で見ているんです。

勿論、僕だけを見ていた訳ではないでしょう。

でも「僕を見ていた」と思わせられたのですよ。

 

僕の視線は強引に(そして楽しく)持っていかれました。

 

こういうことが、それなりに出来る人は割といますが、

日本人でここまで出来る人は初めて見ました。

僕とは体型が全然違うので、

元々お手本にはしていなかった選手ですが、

(僕と体型が似ているプロがおるかいっ!)

見習いたい!

 

競技あるあるですが、

ジャッジや観客の視線が自分を素通りして別の選手を見ている。

それが分かってしまう感覚。

嫌ですよね。仕方ないんですけどね。

 

自分を見ていない観客を見つめ続けるって、

すごく勇気が必要ですよ。

だって、たいがいは、それでも観客は振り向いてくれませんから。

 

でも負けずに見る。

「コイツにこっちを向かせる!」

と決めたら見る!

10回中9回失敗しても、やる!

 

かくありたい。

 

ま、上手になることが必須なんですけどね…

 

Jiveシビレたー!