リーガエスパニョーラ第9節
レアル・マドリード3-1バルセロナ
先発
FW:ネイマール、メッシ、ルイス・スアレス
MF:イニエスタ、ブスケツ、シャビ
DF:マテュー、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ブラボ
交代
後半15分、シャビ→ラキティッチ
後半24分、スアレス→ペドロ
後半26分、イニエスタ→セルジ・ロベルト
リーガ第9節は伝統の一戦クラシコ。バルセロナは幸先よく先制しながらも、逆転を許してしまいました。日程では不利なレアル・マドリードに対してあっさりと負けてしまいました。
スアレス先発!
ついに今回のクラシコで噛みつき男、ルイス・スアレスが先発を果たしました。この男が出るのかどうなのか、当日まで話題になっていましたね。図ったようにクラシコ前日に出場停止処分がとけ、舞台は揃い過ぎな感じでした。
気になるプレーですが、なかなかいい感じだったと思います。先制点のアシストと、メッシへの完璧なクロスなど、結果を出したと思います。連携面では違和感なかったです。まだまだコンディションは上がっていきそうだなと思いつつ、気迫のあるプレーも見れて、頼もしい感じがしました。
交代して出場したペドロは今シーズンは正念場ですね。相手がネイマール、スアレスでは荷が重いとは思いますが、調子の良いときのペドロであればレギュラーを取れるはずです。
好調ネイマールが先制。
前半3分、開始早々にネイマールが先制しました。スアレスから早めのタイミングでクロスが入りましたね。レアルはまだ眠っていました。この、最初のチャンスをものに出来たのはよかったですね。熱くなりました。
先制点後はレアルペース。左に入ったハメス・ロドリゲスから、質の高いボールがゴール前へと供給されていました。ベンゼマに決定機があり、ポスト2連発でひやひやさせられた反面、今日も運があるなあと思いましたね。
追加点が取れなかった。
レアル攻勢をしのぐと、試合はまったりモード。前半34分のロナウドのPKまでのこの時間帯は、試合を決めるべきところでした。レアルは少し重い感じで(まあバルサもですが)動きが少なく、退屈な試合でした。スアレスからメッシへの完璧なクロスが実っていれば、よりレアルに精神的ダメージを与えることができたはずです。結果的にはここで追加点を取れなかったことが敗戦に繋がったと思います。
後半何も出来ず。
後半には5分、16分と早い時間帯に逆転されていまいました。特に16分の失点は本当に酷かったです。目を覆いたくなる様な。
シャビに代わって入ったラキティッチのファーストタッチがコーナーキック。これはミスキックだったと思われます。ここからレアルのカウンター。一度はボールを保持出来たと思いきやイニエスタとアウベスが重なり、ボールをかっさらわれてしまいました。自滅に近い失点でした。クラシコでこんなミスは辛いですね
あの時点でシャビが交代してしまうことに不満を感じました。代わったラキティッチは自分が入ってすぐ、自分のプレーで招いたピンチから失点となったので、その後うまく試合に入れなかったのではないかと思います。あまり印象に残るプレーはなかったです。
悪い流れは続き、イニエスタが故障で交代。戦術的な一手ではなく、止む終えずの交代となってしまいました。やはり、攻撃のリズムは好転せず、引いたレアルを崩すには至りませんでした。
まあ本当にこれは結果論なんですが、調子の悪かったイニエスタをラキティッチと交代でよかったんじゃないかなと思ってしまいます。
あっさり敗戦。
なんだかあっさり負けてしまったという感じですね。クラシコに対する特別な情熱みたいなものは感じられませんでした。色んな事が裏目に出てしまって、いいところが出せませんでしたね。
スアレス先発は予想された所でしたが、マテューのサイドバック起用が意外でした。高さの不安へらす為でしょうが、この日のピケを見てしまうと、マテュー&マスチェラーノでよかったなあと思いますね。マスチェラーノはブラジルW杯のアルゼンチン代表状態で、1人守備で戦っていた印象でした。
これで無敗無失点記録はストップしてしまったわけですが、これはこれで良かったと思います。そこまで守備が良かったわけでもないですし、これまでが地力以上の結果だったと思いますし。
ルイス・エンリケ体制がどのようにてこ入れしてくれるのか、とりあえずは見守りたいです。