長所が短所になってしまった試合/リーガ第22節:バルセロナ対バレンシア | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

リーガエスパニョーラ第22節
バルセロナ2-3バレンシア

先発
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
MF:セスク、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:バルデス

交代
後半20分、シャビ→イニエスタ
後半31分、セスク→テージョ

得点者
アレクシス、メッシ


バルサは今シーズン2敗目を喫しました。カンプノウでの初黒星。3失点と、数字では守備崩壊ともとれるんですが、どう悪かったのか考え込んでしまう様な試合でした。


前半7分という早い時間に幸先よく先制。アレクシスの凄いゴールでした。アレクシスはこの日もキレキレでフル出場。ペドロとの両翼はやはり今シーズン頼りになります。

その後、アレクシスのヘディングやメッシのドリブルシュートが何本かあるなど、得点チャンスが多かったです。バレンシアはボールの捕まえどころがしぼれていないようで、バルサがイケイケの展開でした。
メッシがいつ点をとるか?という試合に見えました。決めきれなくてストレスが溜まってしまうという感じでもなかったです。そのうち取れるだろうという風に見えました。

結果的にこの前半の押し込んでいた時間帯に追加点を奪えなかったことが敗因になりました。


カンプノウで3失点。
3失点。最初の失点はしょうがない気もします。バルサ自陣でのボールロストから。一度はスライディングでのチャレンジが成功して、そのセカンドボールが運悪くバレンシアに渡ってしまったシーンでした。
2失点目はバレンシアのピアッティが頑張ったなという感じでした。泥臭いゴール。アウベスよりもピアッティが気持ちで競り勝ったという得点でした。ふわっとしたあの軌道のヘディングシュートはバルデスはノーチャンスでした。もどかしかったですね。そこに落ちるか!という。
決勝点となった3失点目。これがいただけなかったですね。人数はいるけれど、守備意識のある選手がいませんでした。集中が切れてエアーポケットのようになってしまいました。これは本当に悔やまれる失点です。


長所が短所になってしまった試合。
メッシという現役にして伝説的な記録を残すプレイヤー。明らかにバルセロナの長所です。もはや出場試合数よりも得点数が多いほうがあたりまえになってしまう程の選手です。
この選手が復帰して来て、未だリーガではノーゴール。自身が得点したいという思いはもちろんあるでしょうし、周りも取らせたいという思いがあるでしょう。ここにこだわり過ぎたことに問題があったように思います。
マルティーノ監督は試合後、
「開始から30分で試合が終わったような感覚があり、そのツケを払わされた。ちゃんと勝負を決めなければならなかった」と語ったようです。>>マルティーノ:「これまでと違うリーグ戦が始まる」

メッシは復帰してきてからのスペイン国王杯などでは、イニエスタが不在という事もあってゲームメイクも担当していました。テージョのハットトリックを全てアシストしたのは記憶にあたらしいところです。そんな中でもちょいちょい自分でも点が欲しいんだな、と見受けられるプレーはありました。

そこへ来て、今日の様な早い時間帯で先制できた展開。幾度となくチャンスがあり、フィニッシャーを選べる様な余裕すらあったということだと思います。自分で点を取りたいという気持ちが強くなるのは致し方ないですね。

そして、「やっぱり決めるんだ」という場面を何度も見てきました。しかし、今回はそうではなかった。
それだけのことではあります。後半アディショナルタイムに魅せた、アウベスとワンツー2回を挟んでイニエスタともワンツーで抜け出て突破する、非常に美しい崩しからのシュートがありました。惜しくもバレンシアのGK、ジエゴ・アウベスに阻まれてしまいました。これが決まっていれば、やっぱりメッシは凄いよねという事になる。ほんの少しの差ですよね。


結果的には残念なところです。現時点ではまだわかりませんが、首位陥落は避けられないと思います。しかし、まだまだリーガも後半戦が始まったばかり。長いシーズンこんな試合もあるでしょう。ネイマールも練習には復帰していると聞きます。マルティーノ監督がチームをどう立て直すのか、注目です。