リーガ三つどもえ。/リーガ第19節:アトレティコ・マドリード対バルセロナ | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

リーガエスパニョーラ2013/14シーズンの前半戦最後のカードにして天王山、アトレティコ・マドリード対バルセロナが行われました
リーガのトップを走り、勝ち点でも並ぶ2チームの激突です。年明け早々にこのビッグカードは興奮しました!
結果はスコアレスドローで勝ち点1を分け合い、順位の変動はなし。緊張感のある好ゲームでした。

バルセロナの先発は、
FW:ペドロ、セスク、アレクシス
MF:イニエスタ、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:バルデス
でした。
交代は、後半からイニエスタに代えてメッシ。
後半21分、アレクシスに代えてネイマール。
後半36分、ペドロに代えてセルジ・ロベルトでした。

メッシかネイマールのどちらかは先発かと思っていましたが、現時点で最高のコンディションの選手を使っていました。なんでも、マルティーノ監督が就任してから、同じ先発メンバーであったことは一度も無いそうです。この辺りの考え方がマルティーノ監督の色なんでしょう。選手をローテーションし、コンディションをうまく保っていますね。


アトレティコの守備。
予想どおり、アトレティコのディフェンスが良かったです。囲い込むスピードが速かった。捕まえどころを選手達が共通認識していました。バルサのビルドアップの部分、特にブスケツのあたりは厳しくいっていました。ピケなどディフェンスラインのところまで、きっちりパスコースを限定する守備で連動していて、バルサに楽に攻めさせませんでした。高い位置で取れなければ、フォワードまでも全員自陣に下がってブロックをしくという、メリハリの効いた守備でした。バルサ対策の守備を徹底していました。

イニエスタは打撲。
バルサはこのアトレティコのディフェンスに手こずっていましたね。徐々にかいくぐり始めたのは前半も30分を過ぎたあたりでした。ダイレクトパスで外したり、イニエスタがファールを貰ったり、技術の部分で抜け出していました。この中盤の攻防は見応えがありました。
とはいえイニエスタがかなりハードなディフェンスを受けていて、冷や汗のシーンがありました。手を上げてアピールしながら倒れ込んでしまいました。イニエスタにしては珍しい痛がり方でしたね。その後、自分の足で歩いて出て行ったのでそこまで心配する事はないのかなとも思いましたが、直後にネイマールがアップを始めました。メッシの次はイニエスタかよ、と一抹の不安もよぎりましたが、今現在分かっているところでは打撲ということで、次の一試合は欠場するのではという状況の様です。大きな怪我ではなかったようで安心しました。>>バルサ、イニエスタの負傷は左ひざ打撲

後半から出て来たメッシは運動量が少なかったですね。コパのヘタフェ戦は出来過ぎだったきらいもあります。まだ本調子ではないのは当たり前といった感じでしょうか。あんまりボールに絡んでないなあという時間帯は多かったように思います。

一方で、ピケとマスチェラーノのディフェンスは素晴らしかったと思います。今、リーガで一番の注目を浴びるストライカー、ジエゴ・コスタをうまく抑えていました。この人は今シーズンずっと好調を維持していて、本当に怖いストライカーなので、好きにやらせなかったのは大きかったですね。特にマスチェラーノは出足の速いディフェンスで、何度もチームを救っていました。意外と言っちゃああれですが、バルサにしては安定した守備だったと思います。


この試合は首位攻防戦にふさわしい、最後まで集中が切れない素晴らしい試合でした。バルサは今後、メッシがどのように調子を上げてくるのかは注目ですね。ネイマールも、他の選手よりは長めのウィンターブレイクを経てから、体調不良などもあり出場時間はごくわずかしかありません。こちらもまだまだ本調子ではないでしょう。バルサ、アトレティコともに勝ち点を分け合い、3位レアルマドリードとの勝ち点差は縮まる事になりました。リーガは三つどもえの争いになりそうな様相。この2人が活躍が必要なのは言うまでもありません。