さて、リーガエスーパニョーラ第14節、バルセロナ対グラナダが行われましたよ。
代表ウィーク明けで、バルセロナはアウベス、シャビ、テージョなど怪我人が増えてしまいました。
そして、バルデスの怪我も年内は絶望です。今シーズン何度となくバルサを助けた守護神がいないのはメッシに続いて大きな痛手ですね。パフォーマンスは今までに無いくらい充実していました。その分ショックが大きいです。
主力に怪我人が重なる中、アタッカーにカンテラーノのドングウ、トラオレが招集されました。
バルセロナのスタメンは、
GK:ピント
DF:アドリアーノ、ピケ、バルトラ、モントーヤ
MF:ブスケツ、セスク、イニエスタ
FW:ペドロ、ネイマール、アレクシス
となりました。
バルセロナにとってグラナダはデータ的には相性の良い相手のようです。本日も危なげなく4得点し完封勝利。最後にはカンテラーノ、アダマ・トラオレが出場機会を得て見せ場をつくるなど、余裕の感じられる試合でした。
前線の中央に入ったネイマールがのっていましたよ。中盤に下がって来て攻撃のリズムを作り出していました。相手をカモにするような独特のトリッキーさで相手の焦燥を生んでいました。イライラした相手はカードを貰い、踏んだり蹴ったり。審判は少しカードを出し過ぎのきらいもありましたが。
このネイマールとともに攻撃のリズムを生んでいたのはイニエスタ。キレキレでした。ひょろひょろドリブルでチャンスを数多く演出していましたよ。先制点となったPKは、少し間が空いて嫌な感じだなあなんて思ったんですが、きっちり決めました。今日はキャプテンマークを巻き、いつもより頼れる感じがしましたね。
4-0という結果からも、内容からも盤石なバルサの試合という感じでした。しかしながら、意外にも最終的なポゼッション率は54%。以前の様な全体的に押し込むサッカーではないですね。相手も攻める分、スペースが多くあり縦への鋭さは格段に増したように思います。
以前のサッカーとは違うとはいえ、今日はネイマールとイニエスタの絡みがグラルディオラ時代のバルサを見ているようでしたよ。軽やかにショートパスで繋ぐ感じ、テクニカルに相手の裏を突くドリブルとワンツーは、やはり見ていて心踊りますね。
もう完全にバルサの一員となったネイマール。自国でのW杯を控えモチベーションも高まっている事と思われます。ネイマールの「楽しい」プレイに今後も期待ですね。