リーガ第13節:ベティスvsバルセロナ | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

さて、リーガエスパニョーラ第13節、ベティス対バルセロナがベティスホームのベニート・ビジャマリンにて行われましたよ。
バルセロナのスタメンは、
GK:バルデス
DF:モントーヤ、プジョル、バルトラ、アウベス
MF:ソング、シャビ、セスク
FW:ネイマール、メッシ、ペドロ
となりました。
本日はブスケツが完全休養。ピケは恥骨炎の為に招集外。ディフェンス面でターンオーバーを意識したメンバーですね。

攻守がめまぐるしく入れ替わる立ち上がりで始まったこの試合。バルサはハードワークのベティスにやられていましたね。バルデスの神セーブが無ければ速い時間帯に2点程失点していたかもしれません。
さらにメッシが怪我の再発で交代。負けなしで来ているバルサとはいえ相性の悪いベニート・ビジャマリン。まあ難しくなるよなって感じはありました。

ピンチの後にチャンスあり。ベティスの怒濤の攻勢を耐え抜くと、セスクがあっさり裏に抜け出しチャンス演出。ネイマールが流し込みました。
ここまで、ベティスよりチャンスの数は少なかったものの、前に前に来るベティスの裏を突いていた攻撃が実りました。

この、ショートカウンターの様な形からの先制点が生まれてすぐ、今度はペドロが1人カウンターで追加点を上げます。オウンパスで大きく抜け出すと、中にセスクがフリーでいましたが、自分でそのまま決めました。ファーサイドにシュートコースをつくれるようにうまくボールをおいて、ビシッとしたシュートを決めました。
イケイケだったベティスの火を一気に消したカウンター2連発でした。


後半もベティス攻勢。しかし、ベティスは後一歩足りませんでした。バルトラの活躍やポストに阻まれるなど、得点には至らず。バルサはとにかく裏へ裏へ。
すると後半19分、セスクが試合を決定づけるゴールを上げました。このシーンではイニエスタのアウトサイドでふわっと裏へ出すパスに5人が飛び出していて、なんだか凄い事になっていました。

ベティスはここで意気消沈。これ以上失点したくないという感じで選手交代をすすめ、引き気味になりました。そこにはポゼッションサッカーで相対するバルサという構図が少し見られました。
その後セスクが今日2点目をとり、アディショナルタイムにはアウベスのいらないファールからPKで失点しましたが、1-4と大差でバルサが勝利しました。

カウンター劇で試合を決定づけたことは見事だったと思います。相手がハードに前から来るならその裏をと、シンプルに攻撃していました。メッシが下がったところにセスクが入ったことも大きかった様な気がします。裏への意識は皆持っていたと思いますが、このあたりのセスクのポジショニングとタイミングは凄いなあと思いました。先制点を演出した裏への飛び出しは、ソングのスルーパスを呼び込む様な動きでしたね。

浸透したマルティーノ体制。
裏をシンプルに突く攻撃が今日ほど如実に見受けられたのは、僕がバルサを見るようになってからは初めてでした。これまではサイドで誰かが突破しても中には誰もいない、ってなシーンが沢山あるサッカーをしていましたよね。
ビラノバ体制になってクロスをすんなり上げるようになってきたなあなんて思っていましたが、マルティーノ体制になって、さらに攻撃を完結させるスピードが上がったように思います。
相手に合わせて合理的なサッカーをするマルティーノといった感じでしょうか。クラシコでメッシをサイドに回したことからも分かる気がしますね。
カウンターサッカーというと耐えに耐えるディフェンシブなサッカーという印象もありますが、数字の上ではゴールチャンスも枠内シュート数も、もちろんポゼッション率も勝っていましたよ。

メッシはの慢性的な怪我は心配ですが、もはやメッシ依存症はマルティーノ采配によって治療されたようです。今後の采配にも期待ですね。