リーガ第10節:バルセロナvsレアル・マドリード | FCバルセロナファン

FCバルセロナファン

にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

来ましたクラシコ!バルセロナもレアル・マドリードもビッグネームが加入し、監督も変わってからの初クラシコです。
バルセロナのスタメンは
GK:バルデス
DF:アドリアーノ、ピケ、マスチェラーノ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、イニエスタ
FW:ネイマール、セスク、メッシ
となりました。
前線が面白そうなフォーメーションですね。
監督が変わったとはいえ、基本的には変わらないサッカースタイル。フォーメションもずっと変化していないですが、特異な存在感のメッシの位置が変わるだけで見た事の無いものを期待させますね。

対するレアルは思い切ったメンバーで、驚きました。ベイルがワントップで始まり、ここにはロナウドやディマリアも入る時間がある流動的な前線。中盤の底にはセルヒオ・ラモスが入り、センターバックはペペとヴァラン。キーパーはやはりディエゴ・ロペスでした。
レアルはここまではのシーズンの印象は、ロナウド、ベンゼマの2トップを試したりするなど、アンチェロッティ監督が未だ試行錯誤しているという段階。新加入のビッグネーム、ベイルはまだ嵌っていない感じです。イスコなんかはいい感じですが。シャビ・アロンソが長期離脱しているという影響も大きそうですね。

やはり緊張感漂う立ち上がりになりました。慎重に繋ぎながら糸口を探すバルセロナ。バルサはディフェンス意識が高いなあと思いましたね。左や中央に入るロナウドを十分に警戒している様でした。ただ、ロナウドが中央にいてくれると、スペースはないしあまり怖くなかったですね。

全体的に荒い感じは全くなかったですが、前半15分と経たずに両チームアンカーのブスケツとラモスにイエローが出る展開。

先制はバルセロナ。イニエスタのドリブルに価値がありましたね。イニエスタが引き付けてネイマールへ。ネイマールの角度の少ないところからのシュートはディフェンダーに当たってスピードが増した様な感じになりゴールへ。この前のシーンでも自らのドリブルからシュートを放ったネイマール。のびのびと自分を表現していました。

先制後はレアルのプレッシャーが厳しくなりましたが、それをうまくいなしながらボールを繋ぐバルセロナ。徐々にシャビやイニエスタにはプレッシャーがかからなくなってきました。立ち上がりの緊張感も解けて、余裕とまではいかなくても、まずまずの展開。レアルは連動した攻撃の手がない感じでした。
しかしながら、ロナウドのクロスからケディラが飛び込む大きなチャンスが一度あり、やはり1人で打開する能力のある選手がいると、チーム状況関係なくゴールチャンスを作ってしまう怖さがありましたね。

後半立ち上がりはなんだかわからないけど、イニエスタがキレキレでした。落ち着いて相手をいなす、視野の広いプレー。ネイマールへのロングボールは決定的なチャンスを作り出し、本当に見事でした。

レアルは後半10分にラモスが下がりイジャラメンディ、続く15分にベイルに代わりベンゼマという選手交代。イマイチフィットしていなかった2人を交代すると、チームの動きがよくなりました。バルサは押し込まれる時間が増えてしまいましたね。

嫌な時間が続いたバルセロナは後半24分にセスクに代えてアレクシス。メッシがいつものポジションに入りました。

後半25分の、ロナウドが抜け出したところをマスチェラーノが倒したシーンは物議をかもすでしょう。wowow解説の宮本さんは取られてもおかしくないと言っていました。まあ普通にPKでしたね。ロナウドはわざとらしく倒れた感じではありませんでした。
直後の興奮冷めやらぬ間にベンゼマのものすごい球速のミドルシュートがありました。これはバーに助けられましが、後半20~30分あたりはレアルの怒濤の攻めに肝を冷やした時間帯でしたね。

30分にイニエスタに代えてソングというディフェンシブな印象の交代。うーんどうなのかなーと思ったんですが、その3分後。

アレクシスがネイマールのパスに反応。オープンスペースへは抜け出せなかったところ、アレクシスは落ち着いて切り返し、ループシュート。これがゴールへと吸い込まれました。
今シーズンの彼の充実ぶりが感じられるスーパーゴールでしたね。アレクシスは交代してから初めてのチャンスでしたが、本当に落ち着いていました。そして、こんな事もできるんだと驚かされました!
このクラシコの一番熱い瞬間でした。やられていた時間が長かったの反面、胸に迫るものがありましたね。

後半38分にネイマールに変わってペドロ。この時間帯に、前線からのプレッシングが期待されます。

アディショナルタイム3分と表示される中、バルセロナはカウンターから失点してしまいます。やはり一筋縄ではいかない相手。嫌なイメージがよぎりました。
しかし、さすがの落ち着きを見せたメッシとシャビ。コーナーキックでうまく時間を使い、失点後にはヒヤヒヤすることなく逃げ切りました。


今日の勝利によって、バルサとレアルの勝ち点差は6に広がりました。まだ10節ですが、これから続くハードスケジュールを見据えると、申し分の無いアドバンテージとなる気がします。