耳下腺腫瘍の再発が分かったビラノバ監督が、20日に手術を受けました。この手術は成功し、22日には退院したようです。この後も継続して治療は受けていくとのことです。とにかく今は休んで欲しいですね。手術が成功して本当によかった。
この日、バルセロナの選手達はビラノバ監督への励ましのメッセージをプリントしたTシャツを着て入場しました。種類は違いますが、ホームのバジャドリードもメッセージTシャツを着ていたのに感動しました。リーガの素晴らしい一面ですね。

バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、チアゴ
FW:アレクシス、メッシ、ペドロ
となりました。
アドリアーノとソングは怪我でベンチ外。イニエスタはふとももに不安を抱えているようで、ベンチスタートとなりました。
ビラノバ監督の代役はアシスタントコーチのジョルディ・ロウラが務めます。
今日のピッチは少し緩いようで、序盤には足を取られる選手が何人が見受けられました。それに加えて単純なショートパスが浮いてしまったり、ボールコントロールが少しおぼつかないようなシーンも見られました。
バルサはいつも通りボールを保持してチャンスをうかがいますが、バジャドリードの守備もよく、なかなか得点には至りません。しかしアレクシスが良い形で飛び出すシーンや、メッシのフリーキックがポストを叩くなど得点チャンスはありました。
42分、低い位置でボールを受けたメッシはボールの出しどころがなく、ドリブル開始。このドリブルをきっかけとして周りの選手達も動きだします。メッシが一度はたいてまたボールを受けると、左を駆け上がるアルバへ。アルバがダイレクトで上げたクロスにシャビがスライディングで詰めてゴール!見事な崩しでした。
折り返して58分、メッシがドリブルシュートで魅せます。ファーサイドを狙ったシュートはポストを叩いて逆のサイドネットへ。ドリブルで、バジャドリードディフェンスの一枚を股抜きで綺麗にかわしたのが圧巻でした。
76分にアレクシスに代わってビジャ、その後チアゴに代わってイニエスタが入ります。
88分バジャドリード、一瞬の隙をついてクロスからハビ・ゲラがヘディングシュート。これをバルデスがセーブしますが、こぼれ球を押し込んで1点差に縮めます。
終了間際の得点に勢いづくスタジアム。バルサにとっては一瞬嫌な空気が流れますが、そんな空気をテージョが切り裂きます。
アディショナルタイムにペドロに代わって入ったテージョは、1人で中央を突破し試合を決定づける得点を上げます。バジャドリードディフェンダーのまずい対応もありましたが、代わって入ったばかり、終了間際という状況でも非常に落ち着いていました。
1-3でバルセロナが勝利しました!
いまだリーグで負けなしでリーガ独走態勢とはいえ、ビラノバ監督抜きで休暇前の試合ということで、負けられなかったバルセロナ。きっちりと勝ったという印象でした。
バジャドリードのディフェンスはなかなかよかったように思いますが、攻め手がなく、怖さがありませんでしたね。緩いピッチからくる予想外のミスを心配するくらいでした。バルサの守備の切り替えもよかったので、バジャドリードはボールを奪っても落ち着いてプレー出来ていませんでした。
先制点の起点となったメッシはやはり違いを生み出していましたね。今日は右足での珍しく大きくはずしたシュートもありましたが、この決定力はなんなんでしょうか。17試合26ゴールです。変態です。。。
ペドロ、ビジャ、アレクシスも得点が欲しいところですが、代わりにといっては何ですが、メッシが1人で取っているという印象ですね。これは昨シーズンもそうだった様な。うーん。