やっと落ち着いたので、昨日のクラブ・ムンディアルを振り返る。
キックオフ直後の試合の入り方はインテルペース。
とはいえ、双方が慎重に立ち上がるが、
ロニーは徹底マークってのがうかがえた。
前半20分ごろからバルサペースになるが、グッディのヘッドが外れる。
ロニーのいる左サイドはマークがきつく、
ザンブロッタの上がり、ジュリのサイド突破、そしてイニ坊あたりが
チャンスをつくるが決定的な場面は少ない。シュートも当たりが悪いし。
結局、前半は0-0。
後半開始からザンブロッタに代えてベレッチ(えっ!なんで?)
ライカーの意図は?って疑ったしまった。
故障したとはその場ではわからず(しかも1ヵ月もかかるとは)
この辺が運のなさか。
ここからバルサのペースが段々逃げていった感じになる。
デコは頑張っていたけど、やはりマークがきつかった。
2人がイライラしつつ、突っかけていくとインテル側もファウル覚悟で潰しにかかる。
きょうもモッタはモタツキ気味だったが(相手も局面局面で巧いし強いし)、
アマリージャをもらった時点でチャビ登場。
出てすぐにチャビが前線に飛び出したシュートを2発。いい感じもあったが…
今日も強くて巧いプレーを続けていたイニエスタが後ろの下がったままに。
このあたりからバルサの選手の運動量がガクッと落ちた。
ジュリは下がって守備に貢献していたが、前線への飛び出しが減る。
デコも中盤あたりで、やや小休憩気味に。ロニーは消えていた。
グッディは孤立。プジョルはラインを上げられずにイライラ。
チャビも動きが少ない。
その間にインテルは選手交代で動きのいい選手が入る。
そして悪夢の失点。相手が一気に攻め上がってきて3対3の場面。
プジョルの当たりも巧く交わされラストパス。
ベレッチはやっぱり転倒。バルデスのセーブも弾かれゴールを決められた。
残りはわずか10分。ここでデコが奮起のミドルもGKに弾き出し、
最後のチャンスとなったロニーのFKは惜しくも左に外れた。万事休す。
ロスタイムは相手がコーナー付近でキープ。時間も潰された。
試合の感想としては、インテルがバルサに勝つには
こうするしかないってという形を集中して忠実に実行したって感じです。
ブラガ監督も言っていたが、今季のチェルシー、そしてマドリーが実行したのと同じ。
中盤にフィジカルの強い選手を配置。ロニー、デコに好きにさせないってこと。
2バック気味だったけど、その分ボランチの位置の人数を増やしてガチガチと守る。
あとはカウンターで一気に攻めあがる。
そして、無名とはいえ決めることのできる選手がいるところがブラジル。
一発勝負への執念の強さが勝敗を分けたなぁ。
でもモッタがケガしたところではチュラムを入れてマルケスを上げる方がって思ったなぁ。
イニエスタが前線にいるとドリブル、パスと攻めのパターンが増えるのに。
サビオラはまだ使える段階まで回復していなかったのかなぁ。
10回やれば7回はバルサが勝てる相手だろうけど、これがサッカーであり一発勝負。
そして、ここで負けてしまうあたりがバルサっぽいところか。
まずは帰国してすぐのアトレチコ戦に集中。
トーレス、アグエロ、マニシェ…。おとなしくしていてくれよ。
チャンピオンズは昨年、やっぱり横浜に見に行って負けたリバポーと対戦。
一つ一つ突破していって、リーガ3連覇、チャンピオンズ2連覇を目指そう。
今年夏にもバルサは来日するようだけど、これは遊びだからなぁ。
この時はドスサントスを見せてくれ。
そしてまた来年に日本に来て、エトー、メッシも全快、全開で。
今度こそ世界一を勝ち取れるように。