アルゼンチン 1-1 ドイツ
PK (2-4)
これまで大会№1の活躍をしてきたアルゼンチン。
PK戦の末、地元ドイツに負けました。
散々、書かれているのですが、
アルゼンチンはドイツ戦向けに
明らかに当たりに強いメンバーに変えてきた。
全体的には、これが良かったように見えるかもしれない。
それはあくまでも、個々の選手のレベルが高かったから。
実際には、監督が精神的に負けていて、
いつもの自分たちのサッカーより、
相手に合わせたサッカーを選んでいたんだと思う。
最終的には、ペケルマンの精神的な弱さが結果を左右した。
アジャラの先制ヘッドは、人に対する強さと空中のバランスの良さで。
あとはゴール前を空けないディフェンスで押し切るかと思った。
しかし、GKのアボンダンシエリの負傷、交代を機に、
一気にペケルマンが弱気になる。
リケルメ、クレスポを引っ込め、
カンビアッソ、クルスのインテルの2人を投入、守りを固めに入る。
しかし、残りは15分もあった。
クルス投入の1分後にクローゼのヘッドで同点。
アルヘンは攻め手を失ってしまった。
交代枠を使い切り、ドイツが本当に怖がっていたのは、
メッシ、サビオラを使った速いパス交換で、
2人のCBを揺さぶられること。ペケルマンは自分で放棄してしまった。
ドイツもバラックが足をつってしまって、得点できずPK戦。
PK戦はブーイングの中で蹴るアルヘンより、
地元のドイツに有利に終わった。
ペケルマンは何度もユースで優勝した実績があると言われる。
しかし、ユース世代であれだけのメンバーがそろえば、
監督の能力に関係なく優勝できる。
最後にボロが出てしまった。辞任するらしいが当然だろう。
ただ、選手は若いので、次が楽しみかな。
最も残念なのは、メッシの最初のW杯が、
試合に出れずに終わってしまったことだろう。