バラのよもやま話②挿木と接木 | まめっちのバラ日記

まめっちのバラ日記

バラを主にしたガーデニング記録です。
バラ育てのあれこれや、バラが紡ぎだすひと時を楽しんでいます。

今日は朝から曇り空ギザギザ
そして時々雨がパラつきます。

庭仕事はお休みです。

昨日の作業ですが、
例の紫式部というバラを
芽接木と挿木にしました。


接木

今回は

前回紹介した

貼り芽接木という方法ではなく、

T字芽接木という方法でしてみました。

ノイバラ台木に

ナイフでTの字に傷をつけ、

観音開きのように表皮をめくって

そこに穂木の芽を差し込む方法です。

残念ながら画像を撮ってないので

言葉だけの説明で

お許しをお願い


今の時期にT字芽接ぎを

しても良いものか

少々不安もあります。

9月〜11月までと書かれた本も

ありましたから。

(また失敗するかも…笑い泣き)


そして

挿木


挿穂が3本取れました。

右側の挿穂ね、

曲がってるでしょ。



⭕️のところは

枝別れした部分を

挿しています。


こういう場所、

けっこう

芽が吹き出てくる場所ですよね。

なんか、

芽のもとになるものが

密に潜んでるんじゃないかと

勝手に思い込んでいます。


これ、確かではないのですが、

私の挿木経験からの

実感です。

ニコールもローズうららも

この場所を挿して

成功しています照れ


この時期の挿木は

発根までに時間がかかりますね。


12月中旬に挿した

ルイーズオディエ




すでに40日以上経っています。

芽は展開し始めているし、

そろそろ…

発根してんじゃないの〜ニヤリ

と思って、

そーっと持ち上げてみましたが

スポッと抜けそうでした。

まだ根が張っていない証拠です。


接木も挿木も

焦らず待つことにします。


バラの苗はやっぱり、

プロの育種家が育てた

しっかりとした苗を購入するのが

一番だと思います。


なのにどうして自分で

挿木や接木をして

増やすのか…?

という疑問を持たれる方も

おられるかもわかりませんね。


その理由の一つは、

お気に入りバラが枯れた時のための

バックアップ用です。



今年度は、アーチの

ピエールドゥロンサールを

テッポウムシにやられました。

挿木苗を育てていたので

何とかアーチの片側だけに

ならずに済みました。


もう一つの理由は、

挿木はともかく

接木で新たに生み出すこと自体に

なんかもう、

喜びを感じてしまったウインク

というのが本音です。


ばら会では毎年

冬剪定・接木の講習会を実施しますが、

その時に受講生の方々の

実習のお手伝いをしています。

ある程度経験をしていなくては、

それもできないので、

何とか頑張って成功率を上げなければ

と毎年自宅で練習していたのです。

ても、

やってるうちに

この作業自体に

喜びを感じるようになりました。


赤いポチっとした芽から

小さな緑の芽が出てきた時の喜びおねがい

これは

なかなかのものです音符

ちょっとクセになりますよ。


けれども

挿木や接木で増やすことには

注意も必要です。


種苗法という法律があって

特許権のあるバラを無断で

増やすのは禁じられています。

そりゃそうでしょう。

新しい品種を生み出すのに

どれだけ努力されているかということを

考えると当然だと思います。


なので本来は

特許権の期限が切れた品種を

増やすのがいいと思います。

でも…、

ごめんなさい🙏

他人に売ったりせず、

自分の庭だけで楽しむので、

許して…と心で思いながら

特許権が切れていないのも

挿木・接木してます。



この4種は

私が接木したバラです。



そしてこちらの4本は挿木


それでも、

やっぱりバラのカタログを見ると

これ、欲しい〜ラブ

と誘惑されるし、

新しい品種を見ると

それだけで幸福を

感じるというのは、

何と罪な花じゃないですか。


それに

バラって何だかんだいって、

一年通して

やる事があって

ホント

飽きることのない花ですよね。



ではまたバイバイ