今回は私がよくやる右手の反則的弾弦方についてです。

ギターを教える立場の人から見たら、とんでもないと思われるかも知れません。

3度音程・6度音程などを弾く際、通常はim或いはma
iaを下から上に(1弦から6弦方向に)動かしますね。

私は2本の指で挟む様に構えてから弾弦する方法をとっています。


言葉で表すより、図を見てもらった方が早いと思います。

打弦前
クラシックギター奮闘記-200905071509000.jpg
1弦と3弦をimで挟む様に構え、

打弦後
クラシックギター奮闘記-200905071511000.jpg
そこからmのみをアポヤンド。imは丁度2弦上で一直線に並びます。


さすがに1弦と6弦の同時弾きなどでは使いませんが、比較的近い弦同士の場合この弾き方を常用しています。

やり始めたきっかけは、右手の動きを小さくしてスピードアップをはかりたいのと、親指の負担を減らしたいからでした。


結果的に音量・スピード・コントロールのしやすさなどが以前よりよりupし、

何よりも、打弦後にお互いの指が仲良くニュートラルに並ぶので、次の動作にスムーズに入れるというメリットがある事がわかりました。


私は、弾きやすさと、メロディが最大限に美しく繋がるかどうかを第一に運指を決めますので、知らない内に変な指癖がついてしまっているかも知れません。


でもレガートに弾けるならまさに何でもありといった感じです。(笑)


◆「ノクターン9-2」/ショパン

◆「アルハンブラの思い出」

◆「禁じられた遊び」

◆「別れのプレリュード」/モンテス

◆「白鳥の湖~情景」/チャイコフスキー

今日はこれらの曲を、ダイナミズムをつけて弾く練習をした。

単に音の強弱をつけるだけでなく、一つ一つのフレーズを人の会話の様に、一つ一つの音をもっと生き生きと。単調にならない様にコントラストをつける。

呼吸もしっかり意識しながら。フレーズの始まりなど緊張感ある場面ではゆっくり息を吸いながら。

この前はスランプに陥ったが、こういう事を考えながら練習をしてると音楽をやるのが楽しくて仕方なくなる。


◆「ノクターン9-2」/ショパン

技術的に難しい箇所は、曲の最後のカデンツァの部分のみ。

通常のギターには有り得ない指の動きの連続スラー。しかもクレッシェンドしなければならない。

ここはスラーでクレッシェンドを表現するのは至難の技なので、実音で弾く事にする。

最近、研究の為に色んなピアニストのノクターンを聴いている。それぞれにその人の味があり、どれもすばらしいが、中でもフジ子・ヘミングさんとホロビッツ氏の演奏がお気に入り。

ゆったりとした堂々たる演奏。


◆「別れのプレリュード」/モンテス

既にレパートリーとして完成させている中で十八番の曲。

今日の演奏は、実にメリハリの聴いたもので、自分で80点あげたい。

今ショパンのノクターンを練習しているせいか、歌い回しが無意識にそうなったようだ。

これは大きなプラスになるかもしれない。


トレモロの基礎トレーニング

アルハンブラの思い出を、右手の力を徹底的に抜く事を意識しながら全編弾く。
これを一日一回やるだけでも効果があると思った。

むしろやりすぎて変な癖がついてしまう方が習得に時間がかかる。

自分の場合、弱点はimaではなくpである事がずっと前からわかっているので、pのアポヤンドを積極的に取り入れ強化。

とにかくpのコントロール力を高めるのが右手の課題。i→pの連結をスムースに行い、伴奏音をもっとリズミカルに。


◆「ノクターン9-2」/ショパン

この曲のメロディはほとんどアポヤンドで歌いたいので、アポヤンドがスムースに行える指使いを決める。

ギターアレンジ曲というのは、和音の難しさからか、あるいは初心者でも簡単に弾ける様にとの配慮からか、かなりの音が省かれる事が多い。

いくら弾き易くても、音を減らした挙げ句に薄っぺらいスカスカの曲になってしまっては元も子もない。

この曲の譜面も、一部の装飾音や、同主転調の和音の3度の音(一瞬転調した事を聴き手に示す大事な音)がどこを探しても書かれていないのだ。

ベートーベンならともかく、ショパンですよ。こういった細かい音が生命線であり、あの独特の雰囲気を作っているのです。

ショパンほど不協和音をここぞという場面で効果的に使う人はいません。全ての音に意味があるのです。

よって、勝手な都合で一音でも抜いてはいけません。

仕方なく、ピアノの楽譜とにらめっこしながら省略された音、本来あるべき音を足していく作業を行っているがまだまだ不完全かも知れない。
今日は五月病気味でイマイチ集中力に欠ける。

アルペジオとスケールの基礎トレーニングをメインにやる。

やっぱりいつもに比べてキレが悪い。

ギターを構えてサッと弾けない日は気分が乗っていない証拠。