お久しぶりです。

「アルハンブラの思い出」
形だけは何とか通して弾ける様になりましたが、音楽的な完成を目指すのはまだまだ先の話と考え、今は「トレモロの精度を上げる」事だけに目標を絞って毎日練習しています。

以前よりかなり指の制御が効く様になり、音の粒も揃って来ました。

しかし更にクリアな音色で、力強く、尚かつ哀愁を帯びたトレモロを奏でる為にはどうすれば良いか?

練習の中で気付いた事を記録します。


・爪→両縁をカットし、真ん中のやや小指寄りを尖らせる。
長さは1mm~1.5mmがベスト。


・タッチの改善

今までは爪の先端だけを軽く引っ掛ける様な浅いタッチで弾いていたが、タッチを深めにする事で力を抜いて弾いても音にコシが生まれる。

また、指がバタバタと暴れる事もなくなり、指頭が弦に最初に当たるので爪による雑音を減らせる。


・弾弦

弦へのアタックは如何なる場合でも瞬間的に行う。
トレモロの場合弾弦スピードが遅いと雑音が顕著になる。


・アクセント

アルハンブラのトレモロはamiの何処にアクセントを置くかで全く印象が違ってしまう。

強弱のバランスとしては、極端に言えば、

m > a >> i

位がベスト。

mを強調してやるだけで不思議な事に粒が揃って聴こえ、リズムも整う事がわかった。

音楽的に一番歌になり、哀愁を帯びた美しいトレモロになる。

ただし、技術的にはmを強調して弾くのが一番難しい。

aも最初の音なので弱くは弾けないが、強過ぎると耳障りで汚くなる。
mよりは若干弱めといった所。

iについて

感じ方は人それぞれだが、自分は、iはmの弾みでオマケ程度のニュアンスで弾けば良いと感じている。

あくまでニュアンスであり、勿論音はしっかりと出す。

iにアクセントを置くと哀愁も何もなく、音楽的に魅力が感じられない。
アルハンブラ宮殿の噴水・アラベスクの装飾とは程遠い。

それなら

a > m > i

の尻すぼみの方がまだ良いと感じる。

アルハンブラのトレモロに限らず、最後の音を強調する弾き方は好きになれない。
直前の音が強調され、最後はフワっと終わるのが一番心地好い。

なので、曲の最後に登場する2つのAコードの和音も、最初の(12フレットを含む高音の)方をブリッジ寄りの倍音を強調した輝かしい音色で弾き、次の低音はフレットポジションのややこもった音で弾く様にしています。


以上、近況報告です。

寒くなりますので皆様も風邪など召されぬ様ご自愛下さいませ。


imaと全く同じ動きをcにもさせる事で右手が最もスムーズに回転する。

また、手の構造上理にかなった動作となる。

小指をピンと立てたり離したりせずにimacを綺麗に揃えた状態でスタートし、pの後、c→a→m→iの順に力を抜いて自然に内側に動く。

この時右手の指は綺麗に波打ち、ムカデの様に動いている。

「親指を制する者はギターを制する」

と言いますが、今まで根本的に右手の使い方を間違えていた様です。

具体的には、pに力を入れ過ぎて弾いていた為、pがimaと分離されていなかった様なのです。

そこで徹底的にpを脱力して弾く練習をした所、ようやくpの理想的な動きが掴めて来ました。

pが力んでいる人は腱鞘炎になりやすいとも言いますし、演奏にも支障をきたすので、しばらくはこの悪い癖の矯正、pの動きを徹底的に意識する事に集中します。
左手でトレモロを弾いています。
爪がないので音にはなりませんが。




もちろん一切練習していません。
しかし右手以上に思い通りに軽やかに動いています。

次はaで次はmでpをこうしてとか一切考えないで無心で指にギターを弾いてもらっている感じです。

これこそ音楽表現に大切なものではないかと。

ギターにおいて、左手は職人、右手は芸術家といいます。

しかし、右手には色んな雑念が入り込んでしまい、表現者としての右手に限界が見えて来てしまいました。


今までやってきた事をゼロに戻してでも本気で左右逆にしようかと思っている今日この頃です。


imaはここを支点に握る動作をする。

クラシックギター奮闘記-200910292015000.jpg


MP関節は指の根元ではなくやや手の甲の上部にあり、人間が物を握る時をはじめ、様々な動作に使っている最も筋力が強い部分。

よってここを動かせば指の負担を減らせ、タッチのスピードも上がるので良い音(クリアな音)が出る。


pについても、ナックルと言われる掌との境目辺りを力まず動かす。


末端の関節ほど筋力は弱くなり、筋力の弱い部分を無理やり酷使すれば故障の原因となる。