今日は酷い眠気に襲われたが、好きなギターを手にとると眠気も吹き飛ぶ。

体験レッスンの時、田部井先生はこう仰っていた。

「一日1分でも2分でもいいからアルペジオや半音階の練習をやってね」

最初はこんな話信じられなかった。そんな短い時間やって意味あるかいと。

でも今ははっきりとわかる。その1分の積み重ねこそが大事だと。皆そうやってきたんだと。

実際に、短い時間の中での新たな発見は明日に繋がる。迷いが無い。

最近、基礎力の向上がはっきり実感出来る。これこそ1分や2分の地道な積み重ね以外の何でもない。

また、何事もそうであるように、はっきりとイメージを持つ事が大切と考える。

自分が今取り組むべき課題をしっかり意識し、そしてそれをクリアし、自分の弾きたい曲を軽々と弾いている姿をイメージしながらトレーニングしている。


そして、昨日から今日、今日から明日へと、身に付けた事を繋げていきたい。




【練習記録】

今日はある感覚を初めて掴んだ。

指先とギターだけの状態。
体と指先が分離していて、指にギターを弾いてもらっている感覚というか。

そしてこの感覚のまま和音を鳴らしてみると、過去最高に綺麗な音が出た。

もちろん弾く時は腕や手首の力を使って弾くけれど、そこに意識は無く、弦を軽くつまんで指先をひょいと捻る感じだ。

とにかく和音が均等に出るし音を外す事もない。

フォーム的には今までより指を寝かせ気味になる。(手首と弦の距離を近付ける)

今までは弦に対して指を立て過ぎである事がわかった。

明日は反復練習でこの感覚をインプットしてしまおう。


◆バッハ

リュート組曲ホ短調より

「ブーレ」
「アルマンド」

今日はチューニングを今までの443からバロックピッチの415まで一気に下げて弾いてみた。

当時のままのピッチで弾いてみたくなったので。

弦が緩むので多少弾き易くなる。音はそんなに違和感無く、むしろ落ち着いた感じになった。

明日もこれでやってみよう。


クラシックギターを始めたばかりの頃は左手の押さえの甘さ・筋力不足から、出す音の半分はビリつく程の酷さだった。


練習後には必ず左親指付け根が痛くなった。


押さえよう押さえようという意識ばかりが働いて気持ちが全然入っていなかった。


心と左手が直結していなかったという事だろう。


ところが今は左手が痛くなる事は全く無いし、音のビリつきに悩む事や、左手自体で悩む事がほとんど無い。


左手に関しては無意識のうちにそうなっていたという感じで、特別なトレーニングは何もやらなかった。


ただ何となく今は、力が抜けて、フワっと包み込む様に優しく左手を動かしているなという感触があるだけである。


だからバッハの曲でも左手にはあまり苦労しないで済んでいる。


だから右手に関してもあまり理屈で考えるのは良くないのかもしれない。


歌心のままに、流れゆくままに、指を弦に預ける感覚も大切なのかもしれない、と感じる今日この頃です。


◆リュート組曲 ホ短調より「ブーレ」

一通り弾ける様になったが、課題は最後の3小節。

まだ音がバラバラ。
また、いきなり流れが変わるのでつかえる事あり。
ここだけを取り出して練習しよう。


◆同 「アルマンド」

暗譜が終わり、運指が決まる。

この曲はゆったりめにテンポ設定し、丁寧に弾く事にしよう。


◆禁じられた遊び 

手首を返すタッチで弾くと音が豊かになるばかりでなく、ミスもしなくなった。
やはり小手先でギターを弾いてはいけないという事がわかった。

長調部分左手セーハの確実性を高めれば完成は近い。

◆CAVATINA/マイヤーズ

左手セーハの連続、素早い移動にはガイドフィンガーを無理にでも作る事で対応。一番苦手だった部分もこれで克服した。

これだけでミスはかなり減らせる。メロディが途切れる事もない。

この曲の1弦メロディにも手首を返すタッチを使用。
メロディがポーンと遠くまで鳴っているのが実感出来る。

アルペジオの伴奏は爪を用いて軽くはじく。表面板にプッシュせず。

禁じられた~もCAVATINAもメロディと伴奏のバランスが大切。

アルペジオの中に旋律を浮かび上がらせる為にメロディは全てアポヤンドし、腕と手首を使って弦を十分にたわませて弾いている。


ラスゲアードによる、伸筋(指を手の甲側に返す筋肉)を鍛えるトレーニングを今までもしてきたが、日常で使わない筋肉は鍛える他無いので、今はギターを持っていなくても膝の上などで気がつけばやっている。

果たして指の筋力トレーニングなどが有効かどうか。でも表現に少しでも役に立つのならと思って続けている。
私が前々から取り組んでいて度々ブログにも書いているタッチの方法です。


「指の力で弾くのではなく腕の重みで弦をたわませ、素早く手首を返して離弦する。そして、弾弦の瞬間は指の関節を固定する。」


この方法が一番、指に負担をかけずにコシがあり遠達性のある柔らかな音を出す方法と確信しています。


今日、私の師である田部井先生のブログを見たら、何と全く同じ事が書かれているではありませんか。


嬉しくなってしまいました(笑)


田部井先生によると、これはほとんどのギタリストにとって未開発の技術だそうです。


意外でした。皆当たり前にやっている事だと思っていたので。