そもそもジーグとは何か?

イギリスやアイルランドの8分の6拍子の速い舞曲で、バロック組曲の最終曲に置かれ、急速に弾かれる事が多い。

このBWV996はリュート組曲中最も難易度が高く、ブーレやアルマンドの比ではない。

「急速に」というのが最大のネックである。
ブーレ・アルマンドに比べて運指もややこしい上に、テンポも上げなければならない。

まずは曲を完璧に覚える事が第一と考える。
譜面が完璧に頭に入っていれば迷いがなくなる。
つまりミスをかなり減らせる。

うろ覚えのままこの曲をやると悲惨な事になるのは目に見えている。

曲中、絶えず次の小節次の小節と頭に浮かべながら演奏するのが良さそうだ。

今弾いているフレーズの事だけしか頭に無ければ必ずトチるだろう。

という事で、まずはスロープラクティスにより暗譜を完璧にしたいと思う。

以前から何度かトライした事はあるが、指が届かない、或いは押さえられない箇所というのは出て来ない。

速度の問題で挫折してきた。
とにかく演奏以前に右手にも左手にも迷いが生じ、途中で止まってしまう事がよくある。

その反省点から、まずは暗譜を完璧にやろうと思った。
◆マリエータ

曲を通じて深い悲しみに満ちている。
重い。闇だ。

中盤の一見明るい長調のパートが余計悲しみを増幅させている様に思う。

闇の中一瞬だけ小さなロウソクの光が揺らめいたかと思うと虚しく消える。

そして再び闇に戻る。

そんなイメージで音色から作っていきたい。

そして、マズルカである事を忘れない様にしなければならない。

・冒頭のポルタメントはゆったり目に滑らせる。

・前半5小節目のナポリ和音はアポヤンドし、ビブラートで思い切り強調。

・装飾音の後の伸ばす音はスラーではなく実音で装飾音よりやや弱めに弾く。
プロの模範演奏でも実音で弾いていた。

・低音部は間延びして緊張感がなくなりがちになるのでリズムをしっかりと。

・転調後はテンポが速くなりがちになるのであせらずに1つ1つの音をしっかりと。


◆アルハンブラの思い出


指先だけを細かく動かす方法が音量・音色・スピードなどあらゆる点でベストでであり、自分に合っていると今日はっきりわかった。

その為には指の関節をしっかりと固定する必要がある事がわかった。
弾弦時に指先が反り返ってしまっては音は小さくなるしスピードも出ない。

左手の装飾音は何とか全てクリアに出せる様になり、間を置かずに繋げられる様になった。

絶妙なタイミングで挟まれるスラーによる装飾音が、この曲の魅力をより高めている事は間違いない。


◆トリーハ~スペインの城~

昨日の修正点をチェック。
ピウモッソの部分のみを練習。運指を変えた部分問題なく弾けた。ほぼ完成。

◆BWV996 ブーレ

後半を中心に。
やはり最後の部分がネック。
ここの速い連続和音を綺麗に繋げて弾ければ完成。

◆BWV996 アルマンド

通して弾いてみて、ミスをする箇所は決まっている。

その部分のみを集中的に練習。

◆BWV1009 クーラント

あせらず確実に音を出していく事。
簡単な様で難しい。
バッハは高音と低音の掛け合いなので尚更。
◆トリーハ~スペインの城~

非常に音楽性を発揮しやすい名曲。

録音→問題点の修正

前半largo部分は楽譜の強弱に従ってゆったりと歌わせる。

中盤のピウモッソからは気持ちを盛り上げ、テンポ・音量を上げていく。
ダイナミックに。

このピウモッソの2小節目に他の曲では見られない運指が登場する。

人指し指で素早く全セーハした直後に1弦を弾き、直後にそのセーハを保ったまま3フレット離れた6弦上を小指で弾く。
そして小指を6弦上に置いたまま、セーハした4弦から1弦に向かって弾く。

この曲で技術的に唯一難しく感じる箇所。

この時の小指が中々ヒットしなくて困った。
ヒットしてもセーハがきつくなり、1弦の音が中々出ない。
成功率3割といった所。

そこでこの6弦を薬指に変え、直後に人指し指の全セーハを外してしまい、4弦までのセーハに変える事でクリアした。

元々セーハを出来るだけ避けたいタイプ。
指の移動は多くなるが断然綺麗に弾ける。


◆サラバンド(ヘンデル)

何と言っても中盤の第2変奏の左手が難しい。

高音の「ジャーッジャー」は一定の音量・リズムで続けたい。
低音はややスタッカート気味に且つ流れる様に、しかも音量を変化させなければならない。

出来るだけ開放弦を絡ませる運指を採用し、この部分を集中的に練習。


◆主よ、人の望みの喜びよ

右手。連続和音に対応する為には、指が内側に巻き込んで来ない事が重要だとわかる。

imでの和音を弾く際にacが内側に入って来てしまう傾向があり、この曲のミスの原因の9割がこの問題によるものだと結論。

acが内側に入ってくる為にimの始動が遅れ、連続和音がきつくなる事がある。

そこでimの和音を弾く際、acを意識的に反対側、即ち手の甲側に逃がす様にしたら連続和音が楽に弾ける事がわかった。

とにかくギターを弾く上で右手小指は厄介である。
いっそ小指の神経を切ってしまいたい、と何度思った事だろう。


◆アルハンブラの思い出

右手に集中出来る様に、左手を完璧にしていく。


今日は練習疲れで気が付いたら寝ていました。
しかも金縛りにあいました(笑)

毎日は来ませんがたまに疲れが襲ってくる事があります。
◆BWV996 ブーレ

今日は早速この曲を録音しました。

バッハの中では私にとっては一番弾き易いと感じる曲です。

しかし、実際に録音したものを聴くとそう甘くはない現実を思い知らされる事になります。

<問題点>

・速い曲の為、暗譜が出来ているつもりでも後半忘れてつまづく箇所がある。



テンポを落とし、指が覚えるまで完全に曲を覚える。

・開放弦の処理がお粗末な結果、音の重なり、濁りが生じる。



テンポを落として練習し、消音のタイミングを見直していく。
左手の運指も見直し、開放弦を避けるべき箇所があるかどうか、そのまま開放弦で弾くべきかをチェック。

・最大の難所は曲の最後の和音が連続する部分

メロディ全然つながっていない。あせってしまい音が出ない時もある。



スロープラクティスにより細かく観察 
そして脱力&リラックス


やはり録音作業をするだけで問題点が一目瞭然ですね。

浮き彫りになった問題点を1つ1つ修正していくのですから、ただやみくもに弾いているだけの練習とは効率が全然違います。


ちなみに今日、弦交換しました。
そのおかげで全然鳴らなかった低音が見違える程クリアに出る様になりました。

バッハをやるからには低音が鳴らなければ話しになりません。

やはりマメに弦交換をしないと駄目だと思いました。