代表を務めるのは、菊の司酒造の創業家で、１６代目だった平井佑樹氏です。
菊の司酒造さんは、６代目平井六右衛門氏によって、安永年間（１７２２年）に始められた、岩手県内最古の酒造蔵元さんです。
経営難から、創業家である平井家は、令和３年（２０２１年）３月に事業を譲渡し、翌年１月に平井佑樹氏も退職することとなり、完全に創業家は菊の司酒造の経営から離れることとなりました。
その後、平井家の創業の地である紫波町に移り、平六醸造を立ち上げました。
醸造場となる平詰平井邸は、大正１０年（１９２１年）に完成された近代和風建築で、国重要文化財に平成２８年（２０１６年）に指定されています。
盛岡に蔵を移転するまでは、この地で日本酒が醸されていました。
菊の司酒造での創業家退任に伴い、創業の地でクラフトサケとして醸造復活して誕生したのが平六醸造です。
醸造に使われる米は岩手県産のもの１００％です。
伝統製法生酛をはじめとする原点の技術を踏襲しており、精製乳酸や酵素剤などの醸造用添加物は一切不使用の方針です。
また、醸造所工事が開始する直前の令和５年（２０２３年）の春、蔵付き酵母の捜索により奇跡的に発見された酵母「アカツキ」を使用した醸造に挑戦しています。
「平六醸造 無涯 Re:vive」
使用米 岩手県産米１００％、発芽玄米
精米歩合
アルコール度数 １４
醸造用乳酸・酵素剤無添加
無濾過原酒
「平六醸造 layer ブドウ」
使用米 岩手県産米１００％、発芽玄米
精米歩合 麹米５０％、掛米８０％
アルコール度数 １４
無濾過無加水
その他原材料 ブドウ果汁
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