この前のNHK「バタフライエフェクト 映像の世紀」は安保闘争。
私が学生だった80年代はもはや学生運動は下火でした。それでも細々と闘いを続けていた人々は存在していて、だけど何のために戦っているのかわからなくなっていたのではないかと思います。
試験のたびに拡声器で大演説して邪魔をするヘルメットの連中を鬱陶しく思っていたものです(腹が立ったので蹴飛ばしに行ったことも)。
それと比べると60年代70年代の闘いはまさに闘い。死者まで出ています。
しかしあの闘いが何をもたらしたのかは私にはわかりません。卒業とともにうまくやって就職したり、あるいはそのまま運動を続けたり。
ひとつ言えることは暴力で抗っても勝ち目はなく、知性と知識で武装して言葉と行動で戦うしかないということです。
天安門事件だって後になって多くの写真や動画が拡散されています。赤い共産党がいくら隠してもイタチごっこ。何世紀が経っても消えることはないでしょう。
賢く戦う術を見つけるしかありません。