「推進」とか「強化」という言葉。
一見、力強くやる気を感じますが、具体性がなく困った時の逃げ口上みたいなもの。
「企画書とか社内文書には使うな」と、若かりし頃上司から厳しく指導されたものです。
しかし残念なことに我が国の政治家や役人はこういう言葉が大好き。
一応マーケティングやプロモーションをやってた人間から見れば、この資料はツッコミどころ満載。お話になりません。
骨太って何が骨太なんですかね。
ネットでは「骨太じゃなくて、もう骨粗鬆症だ」とか言われてますが。
加速する新しい資本主義って、何が加速するんですか。新しい資本主義って？？？
未来への投資って、未来以外に投資するところないだろ。できるもんなら過去に投資してもらいたいよ。そうしたらこんな国にはなってなかった。
「これ以上分解できないレベルの言葉を使わなければ正しく伝わらない（誤解を招くからミスのもとになる）」と若い頃から叩き込まれたけど、そういう仕事の基本を無視して曖昧模糊とした言葉ばかりを使いたがる。
骨太、抜本、早期、構造的、強化、包摂、活性化・・・
弊社でこんな言葉を事業計画に書いたら「バカ」と罵られますが、政治家やお役人というのは楽なお仕事ですね。
いずれも具体性がない言葉ばかり。
つまりやる気も覚悟もないってことです。