空想の喫茶店「四日目の月」 | BAR14Nの憂鬱なラテアート

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エスプレッソやラテアート、コーヒーの話

こんな喫茶店をやってみたいなという空想の話。やろうとも思っていない喫茶店の話。

晴れてる夜、いつも旧暦四日くらいに、細く光る月に気付く。そして、「あっ、美しいな」と思う。三日月は、だいたい見逃していて、細過ぎたり、夜外を眺めるような時間には既に沈みきってる。ぼくの場合の話だけど。
四日目の、あって思う瞬間の気持ちで、コーヒー飲んでもらえると嬉しいなと思って、喫茶店を始めたい。どこにでもあるようなコーヒーなんだけど、「あっ、おいしい」って思ってもらえるコーヒーをお出ししたい。
月の満ち欠けに合わせて、営業は月一回程度。商売としてはあり得ない営業日設定だから、とことんあり得ないと思われるようなことも挑戦していきたい。
きっと実家に帰って、土地買って、小さな小屋を作ってそこで喫茶店をやる。夜の始まりに月が見える方角に窓を作って、晴れた夜には月を見られるようにしたい。
きっとお客さんは世間と隔離されたかのようなところと思うだろう。雪の夜だったら、外の世界の音は、雪が吸収し、時々コーヒーを淹れる時の音が聞こえるくらい。あとは、お客さんの話し声くらいかな。
正月気分の時は、餅つきしても良いよね。店内ぼく一人でも餅つき。店に入った瞬間暖かい空気とともに、餅の良い香りが漂ってくる。
実際にお店出すとしたら、店名はもっとポップな印象にしちゃうだろうな。英語とか使っちゃって。