[ウイスキーの作り方85]ウイスキーの分類13
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今日はスコットランドのグレーンウイスキーについてのお話
グレーンウイスキーは柔らかく飲みやすいのが特徴のウイスキー
逆にいうと個性が少ないウイスキーでもあります
そこから静かなウイスキーということで「サイレントスピリッツ」と呼ばれたりもします
逆にモルトウイスキーは個性がうるさいということで「ラウドスピリッツ」とよ栄えたりもします
前にお書きましたがスコッチウイスキーは重税との戦いでもありました
そのままウイスキーを作ると重税がかけられるので原材料を抑えるためにモルト以外を使うようになりました
トウモロコシが多いですがライ麦や大麦、小麦などを使って作っています
モルトは大麦を発芽させたり乾燥させたりするので原価がかかってしまします
その点他の穀物を使えばその手間がかからないので結果的に原価が抑えられます
そして1826年にスコットランド人のロバートスタインによって連続式蒸留機が発明され、1831年にアイルランドの元収税官のイーニアスコフィが改良して実用化されました
これが現在の連続式蒸留機の原型になっています
ちなみにニッカのカフェグレーンはこのコフィスチルが使われています
スコットランドのグレーン蒸溜所はこの蒸留機に目をつけより安価で効率的にそしてよりクリーンなウイスキーが作られるようになりました
以前は沢山のグレーンウイスキーの蒸溜所がありましたが統合が繰り返されて現在は
・キャメロンブリッジ
・ストラスクライド
・ガーヴァン
・ノースブリティッシュ
・インバーゴードン
・ロッホローモンド
・スターロー
の7ヶ所になっています
シングルグレーンというのはなかなか出回らないですが、それぞれに違いがあり長熟のグレーンウイスキーはモルトウイスキーとは違った美味しさがあります
ぜひお楽しみくださいね
それでは今晩も良いお酒を
今日も18:00より和服姿でお待ちしております
Bar彩月庵
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