[ウイスキーの作り方82]ウイスキーの分類10 アイラ | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

JR大宮東口にあるBar彩月庵のブログ。
~Barの話、酒の話、季節の話、埼玉の話~

[ウイスキーの作り方82]ウイスキーの分類10

いつも読んでいただきありがとうございます

#Bar彩月庵 です

ぜひ、いいね!フォローをお願いします

今までの「ウイスキーの作り方については過去の記事をご覧くださいね



今日ご紹介するのは聖地「アイラ島」

クセの強いウイスキーが多く好きな方の多いウイスキーです


スコットランド西側にある島で広さは600平方メートルほどの島

日本で言うと淡路島くらいの大きさです


この島には3500人ほど住んでいて、多くの人たちがウイスキー産業に関連していると言われます


この島にはボウモア、ラフロイグ、アードベッグなど有名な蒸溜所が多くあります


こう言った有名な蒸溜所があるだけでなく歴史的背景がウイスキーの聖地と呼ばれる要因があります


アイルランドの修道士の人たちはスコットランドにキリスト教を広めようとしました

スコットランド本土に行くためにまずアイラ島に渡りました


キリスト教徒いえばワインです

ですが、アイラ島にはワインを作るためのブドウがありません


ウイスキーはアイルランドで誕生したと言われています

そこでワインの代わりにウイスキーを広めようと考えました

しかし残念ながらウイスキーを作る時に麦芽を乾燥させる薪(大きな木)がありません


そこで島民の方々が使っていた泥炭(ピート)を使って乾燥させるようになりました

こうしてアイラ島のウイスキーは独自の香りを持ったウイスキーとなりました


しかもアイラ島は海に囲まれているのでピートには潮風に吹かれて飛ばされた海藻などが多く含まれています

ですので、ヨードの香りが加わります


ここがピートの効いたハイランドモルトとの違いですね


現在アイラ島には9つの蒸溜所が稼働しています

古い順に

・ボウモア

・アードベッグ

・ラフロイグ

・ラガヴーリン

・カリラ

・ブナハーブン

・ブルックラディ

・キルホーマン

・アードナッホー

があります


アードナッホー蒸溜所は2018年にできたばかりでまだシングルモルトは販売されていません


この中でノンピートのウイスキーはブナハーブンとブルックラディですが、ブナハーブン蒸溜所も昔はしっかりとピートを効かせていたそうですが、他の蒸溜所との差別化をはかるためにノンピートにしたそうです


ブルックラディはポートシャーロットやオクトモアなどピートがしっかりと効いたウイスキーを作っていますね


ちなみに現在ポートエレン蒸溜所が復興しようとしています

先日アイラ島に訪れたときにはすでにポットスチルが搬入されていましたのでもうすぐ稼働が始まりそうです


クセがあるアイラモルト

ハマったらなかなか抜け出せないウイスキーでもあります

ぜひお楽しみくださいね


それでは今晩も良いお酒を

今日も18:00より和服姿でお待ちしております


Bar彩月庵

埼玉県さいたま市大宮区大門町2-25-2

野原ビル3階

〈営業時間〉18:00〜26:00

(25:00時点でノーゲストの場合は早仕舞いの事もあります)

日曜日定休(連休の時は最終日)