[1日1カクテル634杯目 前編]Bartender sir51
いつもご購読、ご来店ありがとうございます😊
漫画Bartenderに出てくるお酒シリーズ。
今回からvol7へと入っていきます。
この巻では「マティーニ」と「カクテルコンペティション」がテーマとなっています。
Glass48、49の「マティーニの顔 前後編」ではマティーニの解説や考え方が出てきます。
そして、Glass50ではこちらのカクテルが登場です。
《バックアイマティーニ Buckeye martini》
Bartender vol7 Glass50「レモンとオリーブ」より
recipe
・ジン
・ドライベルモット
(オレンジビターズ、オレンジピール)
・ブラックオリーブ
ジンとベルモットをスタアしカクテルグラスに注ぎ、ブラックオリーブを飾ったら完成です。
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いつも通り「マティーニ」を作り、カクテルピンに刺したオリーブをブラックオリーブに代えて作るマティーニ。
カクテルの王様とも呼ばれる「マティーニ」。
ですので、マティーニには数知れないくらいのアレンジがあります。
ベルモットをグラスに少量入れて濡らす、「リンスマティーニ」
オリーブの漬け汁を加える「ダーティーマティーニ」
ベルモットをスイートベルモットに代えた「スイートマティーニ」。
ベルモットではなくチョコレートリキュールに代えた「チョコレートマティーニ」
フルーツに代えた「フルーツマティーニ」
007でジェームスボンドが愛した「ボンドマティーニ」
もっと言うとふた昔くらいのアメリカではマティーニグラス(カクテルグラス)に注いだカクテルを全て「〜マティーニ」と呼んでいた事もありました。
ギムレットも「ギムレットマティーニ」と呼んでいたようです。
今ではスタンダードになった「コスモポリタンマティーニ」は、もはや原型がないですね。
今回ご紹介している「バックアイマティーニ」は添えるオリーブをブラックオリーブに代えた「マティーニ」
「バックアイ」とは「鹿の瞳」の意味です。
沈んだ黒いオリーブが「鹿の瞳」に見える事から名前が着けられました。
どんなマティーニ、どんなカクテルにも隠れた意味合いがあります。
鹿のように潤んで澄んだ瞳で何が見えますでしょうか?
Bartenderで、
「すべてのサービス業に必要なのは・・・
目が良いこと!
普通の人は見過ごす、小さな事に気づく事だ」
と、綴っています。
まだ続きがありますが、長くなってしまったのでまた明日。
それでは今晩も良いお酒を。
今週もよろしくお願いします。
Bar彩月庵
埼玉県さいたま市大宮区大門町2-25-2
野原ビル3階
Tel 048-782-8558
〈営業時間〉18:00〜26:00
日曜日定休(連休の時は最終日)