[1日1カクテル158杯目] ブランデーカクテル | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[1日1カクテル158杯目] 
日頃よりBar彩月庵をご贔屓にしてくださり誠にありがとうございます。

昨日は「シカゴ」というカクテルをご紹介させていただきました。
今日ご紹介するのは「シカゴ」のもとになったカクテルで、とても古典的なカクテルです。


~ブランデーカクテル~
●スタンダードレシピ
・ブランデー 1グラス
・ホワイトキュラソー 2dahes
・アンゴスチュラビターズ 1dash
→ステア(好みでレモンピールをふる)

ブランデーベースのブランデーカクテル。
名前がそのまま過ぎて分かりづらい。


歴史がとても古いカクテルです。
誰が考案したかもわかりません。
昔は今ほどブランデーが洗練されていないものが多く、いかに美味しく飲むかと考えて少量のキュラソーやビターズを加えて飲んでいました。
「カクテル」の原型に近い形ですね。

ですので、偶発的に生まれたカクテルだと思われます。
誕生した当時は名前などなくブランデーに何かを加えて楽しんでいた程度かと。


さて、このカクテル。
NBA新オフィシャルカクテルブックによると、1855年に出版されたサッカレーの小説「ニューカムズ」にはすでにブランデーカクテルが話題になる描写があり、この時代にはイギリスの社交界だ飲まれていたようです。

1855年当時は製氷機が発明されていないので、今のようにステアではなく常温で飲んでいたのでと思います。

たまには歴史を感じさせる古典的なカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか?

それでは今晩も良いお酒を。
Bar彩月庵は18:00よりお待ちしております。