当店のバックバーの最上段最右翼に鎮座しているボトル。
普段は高級そうな袋に包まれていますが美しい陶器製のボトルが目を惹く「ローヤルサルート 21年」です。
先日、初めて注文がありボトルを開けました。
このボトル、20数年前に入手したもので当店では古酒の部類に入ります。
(20数年前なのでその原酒は50年近く経過していることになります、入手当時は国内で4万円以上の値段がついておりました。当時は酒税法で特級の酒税がバカ高い時期
でもありました。)
このお酒はシーバス・ブラザーズ社によって、女王に敬意を表すために特別にブレンドされたウイスキー、その名前は、英国海軍が王室のメンバーの戴冠式や結婚式などの特別な行事の時に撃ち鳴らす皇礼砲「ローヤルサルート」に由来します。
エリザベス2世の戴冠式の際に撃ち鳴らされた空砲の数は21回。それゆえ、21年以上の原酒を使用してブレンドする21年熟成のブレンデッドウイスキーとなっています。
ローヤルサルートが使用している陶製のボトルはウェイド・セラミック社製、ボトルのカラーは色違いで3色展開。
エリザベス2世の戴冠式の時に使われた王冠を彩る宝石の色(赤:ルビー、青:サファイア、緑:エメラルド)に習っています。
シーバス・ブラザーズ社がボトリングしているため、シーバスリーガルの21年物と言われることも多いのですが、そんなことはなく、このためにブレンドされた特別なウイスキーなのです。
ロイヤルの名に相応しい気品・ブレンデッドウイスキーらしいスムースで飲みやすい印象・満足度の高い余韻。
当店のボトルは長い間保存していたのですが、残念なことにコルクが劣化してぼろぼろになっていました。
味の方には問題は無いようでしたので安心しました。
1Shot 1,600円と高価なお酒ですが1度王室気分を味わってみてください。