面接、採用、研修(普通に飲みに来て頂くだけ。勿論無料)を経て初出勤日。
「祖母が危篤なので本日お休み頂きます」との事。
その後二週間連絡無し。
そういや研修帰りに少しそんな話もしてたな。
「『おじいちゃん』が危ないんです」って。
多様化な世の中に付いていけない、鈴木です。
8月18日(月)〜20日(水)は店休日。
少し遅い夏休みを頂きます。
三連休、私は恒例の淡路島へ。
毎年同じ宿の同じプールとビーチを堪能し、同じ浜鍋と温泉を頂く。
未知こそ旅の醍醐味ですが、その先に見つける「ルーティン」も良いもんです。
そろそろそんな、お年頃。
21日(水)〜の週のオススメをご紹介致します。
謎深いシングルモルトウイスキーを御用意致しました。
シェリー樽熟成としてはコスパ最強の一本です!
ワームタブ10年 バッチ5 56.1%
¥1500→¥1200/shot
ブティックウイスキー等を手掛けるアトムブランズ社からリリースされたシークレットスペイサイドモルトの第5段!
スコットランド・スペイサイド地方のとある蒸溜所の原酒をファーストフィルのシェリー樽でフィニッシュした特濃のシングルモルトウイスキーです。
蒸溜所のヒントは「ワームタブ」。
ワームタブとは蒸留によって気化したアルコールを液体に戻す凝縮器の名称。
現在多くのメーカーは電気的に管理し易いシェル&チューブコンデンサーを使用しますが、未だ旧式のワームタブを使う蒸溜所も僅かながら存在する。
冷水を満たした大きな桶の中に螺旋状の銅管を張り巡らせ、管内を蒸気が通る事で急速に冷却され液体に戻す原始的な装置。
より厚みのある原酒が得られると言われます。
現在スペイサイド地方でワームタブを使用するのは
グレンエルギン
クラガンモア
クレイゲラヒ
モートラック
ベンリネス
バルメナック
スパイバーン
の7蒸溜所。
とは言え着色無しでこの色出るレベルのシェリー樽ですから、元の原酒を特定するのは至難の業です。
それでも飲みながらあーだこーだ想像を巡らすのが楽しい。
因みに「ワームタブ」以上の情報は一切無いので、答え合わせは出来ません( ̄▽ ̄)
飲み手の数だけ正解があれば、それで良いじゃありませんか。
少しオイリーな酒質にレーズンとマーマーレード、複数のドライフルーツに塩キャラメルが重なり合った見事な食後酒。
56.1%のアルコールと10年熟成の良い意味の「荒さ」が、ウイスキーならではの魅力を余す事なく伝えてくれる。
昨今、このクオリティでこの価格は奇跡に近い一本です。
是非ご賞味下さい!