2024年度も多くのお客様に御来店頂きました。
心より感謝申し上げます。
年末は特にオーダー抜けや間違いなど、至らぬ事ばかりでご迷惑をお掛けしました。
今後もお客様の優しさに甘えず、より一層精進する所存ですので、宜しくお願い致します。
では、良いお年を!
ありったけの感謝を込めて、鈴木です。
何度か申し上げておりますが、当店は元旦を除き正月期間は営業致しますので、皆様のお越しをお待ちしております。
では2025年最初のサービスボトルをご紹介!
一月のサービスボトルは、新年らしく王道のジャパニーズモルトウイスキーの限定品を2種類+変わり種カルヴァドスを御用意致しました!
いずれも一本ずつのストックなので売り切れの際はご容赦下さい。
先ずはウイスキーから
山崎 Story of Distillery 2024 ¥2200/shot
白州 Story of Distillery 2024 ¥2200/shot
サントリーが世界に誇る二大蒸溜所の限定品。
以前は「リミテッドエディション」の名でリリースされていましたが、昨年から「ストーリー・オブ・ディスティラリー」にタイトルを変更。
『サントリーのシングルモルトウイスキーのシリーズで、蒸溜所の歴史やものづくりを紐解く』がコンセプトだとか。
分かるようなサッパリ分からんような...。
ともあれ今後様々な角度から再解釈された山崎と白州が年に一度限定販売されます。
この2本は、その第一弾!
昨年一本ずつ入手した物です。
先ずは山崎。
言わずと知れた国内最古かつ最初のシングルモルトウイスキー蒸溜所、山崎。
1923年、サントリー創業者・鳥井信治郎が後のニッカウイスキー創業者・竹鶴政孝を蒸溜所長に迎え、京都と大阪の県境(でも大阪)に創立。
千利休が茶を立てる際に選んだ名水が湧いている事、桂川・宇治川・木津川の合流点に近く湿潤な気候が熟成に適していた事、大阪に近く輸送が簡易な事などからこの地が選ばれたそうな。
現在はサイズ、加熱・冷却方式、形状、が異なる8対16基の蒸留器を用い多種多様なウイスキーが造られています。これは非常に珍しい方式で恐らく唯一。
水楢(みずなら)樽やシェリー樽を巧みに使い甘くオリエンタルなウイスキーを造り出し、今や世界中で爆発的人気を。12年以上の物や限定品は常に入手困難です。
そんな山崎から水楢樽原酒をベースにスパニッシュオーク樽(シェリー樽)+ホワイトオーク樽原酒をブレンドしたのがこの一本。山崎蒸溜所着工100周年を記念してリリースされました。
山崎らしい濃厚な甘味と様々なスパイスが入り混じるスイート&ビターなテイストに水楢由来の香木のフレーバーが隠されている、『山崎』らしい山崎!
お次は白州!
山梨県北杜市・南アルプスの山々の麓、標高700mに位置し約82万平方メートルの広大な自然に囲まれた森の蒸留所「白州」。
豊かな自然に磨かれた天然水と素晴らしい熟成環境に魅せられ、1973年山崎蒸留所に次ぐ第二蒸溜所としてサントリー・白州ディスティラリーは設立されました。
適度に焚き込まれたピート麦芽から原酒を造り、熟成は主にバーボン樽を使用。
日本のハイランドモルトと呼べる白州のシングルモルトウイスキーは、多くの愛飲家の心を掴みました。
そしてこの一本。
白州のハウススタイルである若干のスモーキーフレーバーを持つ原酒のみをバーボンバレルで熟成させた王道のテイスト。
個人的にこのウイスキー、好きです。
爽やかな甘味と心地よいピート香のバランスが何とも良く出来ている。
ジャパニーズモルトの本道、2本の限定サントリーウイスキーをお楽しみ下さい‼︎
では、カルヴァドスです。
マルキ・ド・サンループ 2009
バニュルスワインカスクフィニッシュ
¥1600/shot
限定150本!
2009年蒸留、2024年ボトリング。
今や日本のトップクオリティインポーター「スリーリバース」の為に選ばれた一樽です。
フランス・ノルマンディ地方で厳格な規定のもと造られるリンゴ原料ブランデーのみが『カルヴァドス』を名乗る事が許される。
そんなカルヴァドスを代表する造り手がクリスチャン・ドルーアンです。
ノルマンディ中心部のリンゴ優良産地ペイ・ドージュ地区の中でも最高地区の呼び声高い北部の区画に自社農園を所有し、原料栽培から蒸留、熟成、瓶詰めの全工程を自ら手掛ける。
数多くの素晴らしいカルヴァドスを生み出し、G8のオフィシャルギフトに選ばれ、世界中の品評会で得たメダルの総数は何と300を超える等、クオリティはお墨付き。
ヴィンテージカルヴァドス(出来の良い年の原酒のみを使用したカルヴァドス )の保有数もフランス最大規模で、近年は特に其れ等を「マルキドサンループ(ノルマンディ地方を舞台とした小説の主人公名)」のブランドで精力的にリリースしています。
更にはカルヴァドス業界の中で異色の拘りを持ち、シェリー・ラム・ポート酒などの熟成に用いた樽でカルヴァドスを寝かせる。
原酒は樽由来の様々なな香味を得て、複雑で芳醇な仕上がりとなる。
シングルモルトウイスキーでよく用いられる技法です。
良い物は垣根無く取り込む。
そして、徹底して磨き上げる。
この一本も然り。
フランス最南部、スペインとの国境近くランドックルーション地区特産の甘口酒精強化ワイン「バニュルスワイン」の樽で21ヶ月の追加熟成(カスクフィニッシュ)を施した新しいカルヴァドス!
バニュルスワインとはブドウ果汁の発酵途中にブランデーを添加し発酵を止める事でブドウの糖を残した酒精強化ワインの一つ。スペインのシェリー、ポルトガルのポルト・マデイラと同じですね。
バニュルスは天然甘口ワイン(ヴァン・ド・ナチュレル)に特化しオーク樽で数ヶ月〜数年熟成されます。
主要品種はグルナッシュやマカブー。
そんな極上甘口ワインの熟成樽でカルヴァドスを育てたら...?
エレガントな甘味とリンゴの酸味が調和した新しく素晴らしいカルヴァドスが出来上がった!
長期熟成の圧倒的なフレーバーも良いけど、上品にバランスのとれたカルヴァドスも好き。
焼きリンゴとバニラの香り、砂糖漬けのリンゴの甘味、微かにビターな余韻。
革新的かつトラディショナル、マルキ・ド・サンループの新作を御堪能あれ‼︎